秋篠宮様・紀子様と親王様・内親王様大好きスレ28章-2
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可愛い奥様:
宮崎 そうですね。年配の人たちは、仕えろといわれてもなかなか仕えにくいんです。
四郎は十二歳ですから、その点はよかったと思います。それでも当時、会津藩の侍は、
いちばん下っ端じゃないと仕えられない時代ですから、四郎は警視庁の一巡査からス
タートするんです。
頭も良し、性癖も良いということから、東京下谷、麹町の警察署長になる。さらに富山
県、千葉県の警察部長へ。そして最後に、大阪府の警察部長になるわけですね。
そのころ、大阪市政が非常に低迷していて、誰か決断力のある、市政にあまり馴染ん
でいない人が欲しい、ということになった。当時は議会で選挙するわけですから、与党の
多くの人から、その人物を見込んでぜひ市長になってくれと誘われまして、それで市長
になる。
合計、三期つとめるんですけど、初めの一期は財政悪化のためにじっと我慢する。節
約ばかりさせて何もしない。二期目あたりから、第一次世界大戦の戦勝で景気が良くな
ってきて、こんどは反対にどんどん事業をやるんですね。いままで株式会社でやっていた
電力会社、あるいは電車、バス、そういったものを市営化していく。あるいは上水道を建
設したり、都市計画をやり、美術館だとかそういう芸術関係をあわせてやっていく。
さきほどの綱淵さんのお話でもそうですが、関東大震災の折には救援物資を船に満載
してまっさきに送った。やはり大阪市長は、東京の次の市長だということで、たいへん感
謝されたそうですね。相当スケールの大きい考え方の人で、これも戊辰戦争の体験があ
ったからすぐに気がついたんじゃないか、そんな感じがいたしますね。
津村 なるほど、そうでしょうね