秋篠宮様・紀子様と親王様・内親王様大好きスレ27章

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210可愛い奥様
 紀子さまにとっても忘れることのできない日々だったにちがいない。栄子さんは喜び
と寂しさの複雑な心境の中でこう続けた。
「夏でしたから、近くの大浜プールへよく連れていきました。プールでかぶる帽子は上
手になるほど白線がふえ、次は黒線になるんです。紀子はたちまち黒線になって、得
意そうに私に見せにきました」
 紀子さまは小さいころから運動神経がよく、わずか2日で自転車を乗りこなしたという。
その後、川嶋家は東京へ。祖父の嘉助さん(75歳)が高血圧で病院通いをしていたとき
、紀子さまは何度か電話をかけてきてくれた。
「“おじいちゃまのお身体は大丈夫ですか”って心配してくれましてね。本当に心の温か
い子で、その声もなかなか聞けなくなると思うと、寂しいですね」
 栄子さんも、礼宮さまと紀子さまに心のこもった素敵な贈り物をした。
 それは、紀子さまがよく弾いていた、アップライト型のピアノ。
「この家に和代が弾いていた古いピアノが置いてありまして、紀子ちゃんたちが遊びに
来たときに、よくピアノを弾いて聴かせてくれました。だからピアノを弾いたときに、私た
ちのことを思い出してくれるのではないかと……」