ttp://sankei.jp.msn.com/life/news/110416/imp11041607010002-n1.htm 【皇室ウイークリー】
(175)両陛下、膝をつき、手を握ってお見舞い 愛子さまもご黙祷
2011.4.16 07:00 (1/5ページ)
東日本大震災から1カ月が過ぎ、休載していた皇室ウイークリーが、今回から復活することになった。
天皇、皇后両陛下や皇族方による避難所ご訪問、自主停電といった震災以降の取り組みは随時、一般のニュース記事で伝えてきたが、
今回は通常通りの「今週のご動静」とともに、3月以降のご動静をまとめて振り返ってみたい。まずは今週から。
14日、両陛下は東日本大震災の津波で13人が死亡した千葉県旭市を訪問し、被災地をバスで視察するとともに、
避難所2カ所を回って被災者を励まされた。避難所ご訪問は3月30日の東京武道館(東京都足立区)、
4月8日の旧騎西高校(埼玉県加須市)に続き3回目。被災地に直接入られるのは初めてとなった。
秋篠宮ご夫妻も同日、新潟県を日帰りで訪問し、長岡市と小千谷市の避難所で被災者を見舞われた。
長岡市では仮設住宅の部品の組み立て作業を手伝われる場面もあったという。
避難所の居住スペースで両陛下は、側近からスリッパを勧められてもはかずに、床に膝をついたり、正座したりしながら、
一人一人に声をかけて回られた。被災者の手を優しく握って励まされることも多く、涙を浮かべる人も少なくなかった。
過去の訪問では、皇太子ご夫妻、秋篠宮ご夫妻も両陛下と同様、被災者と同じ目線になって、声をかけられた。
携帯電話のカメラで記念撮影に応じられる場面もたびたび見られた。
今週までに、両陛下と皇族方が避難所訪問に費やされた日数は、両陛下3日(東京、埼玉、千葉)、皇太子ご夫妻1日(東京)、
秋篠宮ご夫妻2日(東京、新潟)の計6日を数えている。
皇太子ご夫妻の長女、敬宮愛子さまは小学4年生に進学し、9日、学習院初等科(東京都新宿区)の始業式を迎え、式典にも出席された。
ほかのクラスの児童も集まる始業式、終業式などの学校行事に出席されたのは、
登校の不安が明らかになった昨年3月以降初めてとみられると報じたが、宮内庁の野村一成東宮大夫の15日の定例会見によると、
愛子さまは、3月に行われた「6年生を送る会」には出席されていた。