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可愛い奥様:
続きます。
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・前述した4人はいずれも職を辞して去った人々だが、一方で人事異動によって東宮をあとにする職員もいる。
その中には不可解な事例も。
・東宮職に「事務主管補佐」という、課長職の下に位置し、かつ行啓や医務などの係を束ねるポストがある。
数人の補佐で各係を分担、うち2004年からそのポストに就いていた50代のベテラン職員がおり、昨年4月、
補佐の中でも上席である「総括職」という地位に昇格した。(東宮関係者)
・しかし、その男性がわずか3ヶ月で任を解かれ、7月初めには東宮から宮内庁本庁へと異動になった。
・東宮内の予算を取り扱う要職に就いたばかりの職員にとって、きわめてイレギュラーな異動。さらに異動先は
本庁主計課の課長補佐。8月末の概算要求の提出期限を控えて大忙しのセクションで、この時期に人を入れ替えるなど
通常では考えられない。東宮で何かあったのでは、ともっぱら職員の間で囁かれていた。(同関係者)
・ちょうどこの時期、皇太子ご一家は須崎の御用邸を静養で訪れていた。それにさきがけて、雅子さま周辺から
滞在中に生じる経費についての要望があり、この補佐が首を縦に振らなかったのでは、という生々しい話も。
彼は昭和天皇の時代から東宮職に籍を置き、皇太子殿下との付き合いも長く、殿下からの信頼も厚い。
そのことから、雅子さま周辺との間に「何か」があったとの推測が飛び交った。(同関係者)
・こうした人事がまかり通っているのだとすれば、東宮職はもはや機能不全に陥っている。「物言えば唇寒し」の
風潮が東宮にあるとしたら、大問題。現在、雅子さまと良好な関係にある東宮職は、野村東宮大夫、野本勲侍従の二人。
しかし、二人とも今年71歳で、退任まで長くない。心安いスタッフで固めたつもりでも、前述した特別職の「不文律」に
倣えば、体制刷新へのカウントダウンは始まっているのかもしれない。