536 :
可愛い奥様:
猫を使った呪術でもやってんのかなと思ってググッた。
猫鬼(ビョウキ)呪詛に使われる猫の事。対象となる相手を呪殺す上、金運も同時に運んでくるという妖怪。
隋の時代では大流行していたようで、あまりの流行ぶりに大撲滅運動を行ったほどである。
当時、猫鬼の呪詛を行ったとして一族皆殺しになった家は数千にもおよぶとの事。
数匹の猫を一つの甕に閉じ込めておき、エサを与えずに共食いさせ、生き残った一匹を首だけ残して地面に埋めて顔のすぐ前にエサを置く。
ありつけないエサを求めてもがく猫の首を切り落とし、その首を呪いたい相手の家の地面に埋める。
…これが一通りの方法だが、非常に犬神と似ているところが興味深い。
作成方法はもう一つある。猫を飼いならしておき、1歳前後で死亡した赤子がいたら、深夜に猫を抱いて赤子の墓へ赴く。
死体を掘り起こして、中国独自の呪術的歩行を行い、呪文を唱えながら赤子の死体の首を切り落とす。
切り落とした首を、猫の腹に埋め込み呪文を唱える事で、その猫は人面猫となり蘇る。
そして蘇った猫は呪術者の命令に絶対服従するのだ。