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可愛い奥様:
ところが近年、中東研究の拠点が同研究所に付属する新設の
「サバン中東学研究センター」に移管されてより後、
研究・政策提言の方向性は親イスラエル色に染まる
ユダヤ系シンクタンクのそれと変わらぬ立場になってしまった。
その訳は同センターのスポンサー、ハイム・サバンが
米・イスラエル二重国籍の大富豪であり、
熱烈なシオニストでもあるからだ。
サバンのもとで同センター所長に登用されたのが
最強のユダヤ・ロビー「AIPAC」の調査部元副部長にして、
クリントン政権の駐イスラエル大使をつとめたマーチン・インダイクであった。
サバンによる大口の資金提供とAIPAC人脈の導入により、
ブルッキングズ研究所の中東研究の方向性は
親イスラエルへと大きく方向転換を遂げたといえよう。