<秋篠宮殿下と私の料理にまつわるエピソード>
ttp://www.kaitekiteian.com/hhrc/kaihou_pdf/no285.pdf (略)平成5年5月のお献立で私は広島名物・小イワシを加えてみたところ、
青魚より白身魚に、とのこと。ビックリしました。(略)
殿下はお帰りになられますと、最初にお食事をされ、次にお湯に入られます。
その後、浴衣になられます。そのときにはピリ辛の酒肴料理をいただきながら
メコン酒を楽しまれます。
ギターを弾きながら午後2時ごろまで(関係者の皆さんも)飲まれた後、仕上げに
ウオッカをお飲みになられ、お休みされます。
前もって、殿下は朝食を食べられませんとのことでした。
ところが、関係者(15名ほど)が広間にて朝食をされている所に殿下がおいでになり、
「美味しそうだから、私(殿下)も朝食をいただきます」と言われ、私もビックリしましたが
2〜3人分は余分に作っており、すぐに朝食のご用意ができて良かったとホッとしました
(一つひとつが緊張の連続でした)。
平成8年6月18日のときには、アユを野立てして焼きました(殿下は鵜飼にも行かれた
ようでした)。今回はぜひ殿下の前で料理を、と思って献立を考えてみました。
酔っ払った海老を目の前で茹で、タレをつけていただく料理にしましたが、はたして
その海老の殻を剥いて殿下に差し上げるのか、そのままで良いのか、頭が真っ白になり、
とりあえずそのままお出ししましたところ、殿下から 「殻を取ってください」 と言われ、
ホッとしました。
まだまだいろいろとお話がありますが、殿下は気さくでお話上手な方であられ、
いろんな方々にお声をかけておられました。私の心に残る料理であったと感謝いたしております。
言葉では表せない、殿下のお人柄でした。
本日はありがとうございました。(後略