>>118 ○黒柳明君 大臣の時間が短いので、次長のほうもなるべく短く御答弁される、けっこうだと思うのですが、
わかっている事実はどんどんしゃべっていただきたい、こう注文をつけておきます。
説明が不十分ですから、私のほうで説明を補足したいと思います。けれども、もし不正確な点があったら、
誤りがあったら、ひとつ訂正もしていただきたいと、こう思います。
砂田勝次郎氏と陳杏村氏との関係は、陳杏村氏は、台湾バナナ輸出業者がつくっている連合組織である、
ただいま申しました輸出同業公会の理事長もやったことがある。すなわち、台湾バナナ輸出業界の大物なんです、
この人は。このことは決して知らないということはないと思いますが、いまの説明には知って言わなかったか
知らないで言わなかったかわかりませんが、それが一点。
二点は、この公会は、かつて日本が台湾バナナ輸入を自由化した当時から、国民政府によって輸出総量の
五〇%の割り当てを与えられて、わが国の国内バナナ輸入業者に対して絶大な支配力を持っておる、こういう人が陳杏村。
三つ目、陳杏村氏の令息に当たる人で謝哲義と謝哲信、こういう人がおります。今度はむすこさんのことですが、
それぞれ砂田という日本人商社名をつけた多数のバナナ輸入会社を実質的に支配し、まかされております。
この陳杏村氏のむすこさん二人が。たとえば、これは例として、謝哲信さんが取り締まっている会社は三興商事とか、
いま言いました砂田産業その他です。謝哲義さんが取締役のポストにある会社としては福光貿易その他です。まだまだ
数多くあります。それが三番目の関係です。
四番目、この駐日弁事処は、日本の業者がかつて輸入バナナ一かごに何百円というリベートを持参しなければ
台湾バナナを輸入しない、そういうようなことでリベートを取って、外為法違反容疑で警察から取り調べを受けた
事件がある、こういうような点もはっきりしております。
52 - 参 - 農林水産委員会 - 閉4号 昭和41年11月01日
謝哲信が父親、陳杏村が祖母。
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