皇室ウィークリーより。理系学部に進学なさった常陸宮さまのエピ。
本当の理系ってこういうものですよねw
--------------
常陸宮さまは22日、東京都墨田区の江戸東京博物館で、この日に開会した「大昆虫博」の
会場を訪問された。常陸宮さまは虫好きとして知られる解剖学者の養老孟司さん、仏文学者
の奥本大三郎さんらの案内を受けながら、一般客とともにチョウ、クワガタの標本や、日本人
と虫とのかかわりをまとめた展示などを見て回られた。
「疳(かん)の虫」(夜泣き)の薬に丸焼きの赤トンボが使われていたという展示のところでは、
「効き目があるの?」と尋ねられた。また、「驚異の3D映像コーナー」では、常陸宮さまが眼鏡を
外し、立体映像を見るための特別な眼鏡をかけ、飛び出してくる虫の姿をご覧になった。
奥本さんによると、常陸宮さまはチョウやガを研究対象とする学術団体「日本鱗翅(りんし)学会」
の名誉会員で、昆虫全般について、非常にお詳しいそうだ。
学習院大化学科に進学が決定した際の昭和28年6月14日の産経新聞朝刊は、「学習院大には
いちばんお好きな生物科が設置されていないので、化学科を選ばれた」「最近陛下(注・昭和天皇
のこと)は『理科がよいだろう』とおゆるしになった」などと報じている。他紙の報道によると、当時
皇居の中にあったお住まい(義宮御殿)には、化学実験室が作られていたという。
奥本さんは常陸宮さまと虫に関して数年前から時々やり取りしていたことを明かし、「(会場では)
うっかりしたことを申し上げると指摘されるし、素人が喜びそうなところは素通りされる。実にやり
にくい。緊張しますね」とユーモア交じりに話していた。
常陸宮さまはご夫妻で7月に訪問するモナコについても、「(訪問時に)セミは鳴いているだろうか」
という難問を奥本さんに投げかけられたという。
ttp://sankei.jp.msn.com/culture/imperial/100626/imp1006260701001-n3.htm ttp://sankei.jp.msn.com/culture/imperial/100626/imp1006260701001-n4.htm