ニュース“皇帝”ベッケンバウアー氏が語る「ドイツは決勝に進出できる」
6月9日 12時14分
2010年W杯開幕を前に負傷者が続出しているドイツ代表。 そんななか同国サッカー界の重鎮、
フランツ・ベッケンバウアー氏は現地時間8日、ドイツにはW杯で決勝に進出する 力があると主張している。
ロイター通信が報じた。キャプテンを務めていたMFミヒャエル・バラックを筆頭に、計5選手をケガで失ったドイツ代表。
ヨアヒム・レーヴ監督はこれを受け、中盤の再構成を余儀なくされている。
そんななか、選手としても監督としてもW杯優勝経験があり、“皇帝”と称される
ベッケンバウアー氏は、「最近のハンガリー 戦とボスニア・ヘルツェゴビナ戦(国際親善試合)を見たが、とても感心した。
ドイツ人のスピリットはご存じだろう。常に最後の1分まで戦うんだ……。 ドイツは決して諦めないから、
対戦相手にリスペクトされるのだ」とコメント。 ドイツの精神面での強さを強調している。
さらに、ベッケンバウアー氏は「バラックはドイツで最も重要な選手だ。
W杯は偉大な選手のための偉大な舞台と言える。彼らがいないと、その不在を感じるだろう」とコメント。
バラック不在を嘆きながらも、「ほかの選手たちがさらに5%から10%の力を出せれば、バランスをとることができる。
チームは決勝へ進むことができるだろう」と、代役を務める選手たちの奮起を促した。
また、ベッケンバウアー氏は「シュヴァインシュタイガーとケディラはうまくフィットしているし、私はこのふたりが
決定的な役割を果たすと思う」と、バラックに代わる中盤のつなぎ役としてMFバスティアン・シュヴァインシュタイガーと
MFサミ・ケディラのコンビに期待を寄せている。一方で、ベッケンバウアー氏は「その能力とクオリティー、スキルを考えれば、
ブラジルは常に重要視しなければならない。スペインは現時点で最もスペクタクルなチームでヨーロッパで最も組織された
サッカーをしている」と、ブラジルとスペインがW杯の優勝候補だと予想した。
http://southafrica2010.yahoo.co.jp/news/ndetail/20100609-00000016-ism-socc http://www1.odn.ne.jp/haru/data-result/soccer-wc_02.html