【 昭和】 昔の少女漫画 を語る【 レトロ 】20冊目

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755663
>>664>>668
しばらく来れなくて返事が遅くなってごめんなさい。
まだ見てくれてるかな?

山岸涼子のクリスマスの話のあらすじです。
幼い頃兄が友達と遊ぶ時には小さな妹がついてきた。
その日は妹を鬼にして木にくくりつけ、かくれんぼをしていたら夕立が降ってきた。
兄は友達と走って家にたどり着いたが、木にくくりつけた妹のことを忘れていた。
慌てて木に戻ると妹はずぶぬれで高熱を出し、それが原因で難聴になった。

妹は聾唖の子供を訓練する養護施設のようなところへ入れられ
数年経った。
学業を終えて美しく成長した妹が実家に帰ってきたが
兄は幼い頃の罪の意識から、妹に打ち解けられない。
妹は訓練の成果があって、読唇術で相手の意思を読み取り、
たどたどしいが発音もできるようになっていた。

その頃兄は町の不良グループに目を付けられていて、
兄を良く思わない不良のボスが聾唖の妹の事を聞き出し
妹を利用して兄を懲らしめようとたくらみ、妹に近づいた。
何も知らない妹は恋に落ちクリスマスにデートの約束をした。
最初から妹を傷つけるつもりだった不良のボスは妹に無理やりキスしようとした。
純真な妹は激しく抵抗してつきとばしたか相手の舌を噛んだのかな?ちょっと記憶があいまい。
とにかくボスはそれで激昂した。
そこで「お前みたいな○○○を誰が本気に好きになるものか、
発音だってめちゃくちゃの癖に!」みたいな障害者差別用語をわめいた。
妹はその唇の動きですべてを悟り、泣いて家に駆け戻った。
事情を知った兄は妹の復讐に向かい、相手を殴りつけて少年院か刑務所に送られた。

かいつまんで言えばこんな話でした。