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可愛い奥様:
ギリシャ神話なんて兄妹・姉弟間でくっつくの普通なのになんでだろーと不思議だった。
前スレ968 >彼女が許せないのは娘の幸せ
ふと思い出した(フィクション作品ではないが)話。
語り手さんは幼い頃ある村で育った。同級生に結構出来のいい子がいた。
でもその子の家は貧しく母子家庭で、進学は難しかった。
村の有力者が援助をしようと申し出たけど、母親は他人様の世話になることを
拒否、娘は働きにでて、語り手さんは通学途中で時々すれ違ったりしたという。
その後その娘は地元で結婚してそのまま、って感じだったと思う。
この話を初めて読んだ時は、当時の母親(明治世代?)はたとえ善意の援助
だろうと他人の厄介になることをすごく気にするんだな、程度だった。
今ならふと思う、その母親はもしかして娘が進学し青春を謳歌しいいところへ
嫁ぐor職に就くのが許せない気持ちがあったのかも、と。
自分は貧しい、苦労している、なのに娘=一番身近な存在が幸せになるのが
許せない、って心理が働いたのかも、と