<日航>早期退職、一部を延期 夏の運航への影響回避
会社更生手続き中の日本航空は、3月に募集していた早期退職の応募者の一部について、
5月末の退職時期を延期する方針を決めた。応募者が計画を上回り、夏の繁忙期の運航に
支障が生じる懸念があるため。定期運航に必要な人員は退職時期を数カ月遅らせる。
リストラによる経営再建を進める日航は3月、約2700人の早期退職を募集。パイロット約160人、
客室乗務員約1370人など計約3610人が応募した。全員が予定通り5月末に退職すれば、
業績を左右する夏の繁忙期の運航に影響を及ぼしかねない。ジャンボ機の退役前倒しで、別の機種に乗り換える
パイロットは訓練に入る可能性もあり、運航に必要な人員の退職時期を遅らせる必要があると判断した。
一方、グループ従業員の3分の1にあたる1万6000人超を年度内に削減する方針は維持。大幅なリストラで収益改善を急ぎ、
8月中の策定を見込む更生計画に銀行団などの理解を得る考えだ。
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100513-00000106-mai-bus_all