日航機墜落:「慰霊行事縮小せず」 日航が財団支援継続を表明 /群馬
25年前に起きた日航ジャンボ機墜落事故の慰霊式典などを執り行っている上野村の財団法人
「慰霊の園」(理事長・神田強平村長)が28日、同村役場で理事会を開いた。
出席した日航の山口順一事務統括部長は「慰霊行事の規模縮小などは考えていない」と表明。
会社更生手続き中だが、これまで通り同財団を財政面などで支援する方針を示した。
同財団のメンバーは同村、遺族、日航の代表者の3者で構成され、理事会は09年度の収支報告や
10年度の事業計画を話し合うために開催した。日航が財団運営のため今年度支払う寄付金は
500万円程度であることが報告され、山口部長は「支援は打ち切らない」と述べた。墜落現場に向かう
土砂が流出し、復旧費用1200万円が日航からまだ支払われていない問題について、山口部長は
「管財人と裁判所の許可が必要で、時期や返済方法は即答できない」と理解を求めた。遺族らでつくる
「8・12連絡会」の美谷島邦子事務局長は理事会後、「経営状態がよくない中で事業の継続を明言してもらい、安心した」
と話し、神田村長は「ご遺族の気持ちを最優先に判断してもらいたい」と注文をつけた。
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100429-00000126-mailo-l10