上野小児童が慰霊登山 6年ぶり「昇魂之碑」に千羽鶴
上野村立上野小学校は27日、同村の日航ジャンボ機墜落事故現場「御巣鷹の尾根」で
慰霊登山を行った。児童に命の大切さを学んでもらおうと続けてきたが、
2004年以来6年ぶり。今年8月12日に事故発生から25年を迎えるにあたり、
約60人の全校児童が参加した。 子どもたちは、急峻(きゅうしゅん)な坂道を背中を支え合ったり、
励まし合ったりしながら登り、山頂の「昇魂之碑」を目指した。休憩の間に行われた御巣鷹の尾根の
管理人の黒沢完一さん(67)による事故の説明に真剣なまなざしで聞き入っていた。
「昇魂之碑」の前に着くと、高学年の児童が折り紙で作った約200羽の千羽鶴と菊の花を供えて手を合わせ、
犠牲者520人の冥福を祈った。2年生の黒沢賢輔君(7)は「山道を登るのは大変だった。
事故の説明を聞いてとても悲しくなった。もう二度と起こってほしくない」と話していた。
(2010年5月28日 読売新聞)
ttp://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20100528-OYT8T00055.htm