トキ:カラスが卵盗む 4歳ペア留守のすき−−新潟・佐渡
http://mainichi.jp/life/ecology/news/20100520dde041040072000c.html 環境省は20日、新潟県佐渡市で放鳥され、ひなの誕生が期待されていた
トキのペアの巣をカラスが襲い、卵2個を持ち去ったと発表した。
巣には他に卵が残っていないとみられ、同省は「このペアからのひな誕生は難しい」としている。
ただし、同市では27日以降にひなの誕生が見込まれているペア
(雄4歳、雌2歳、ともに09年放鳥)が1組おり、今季の繁殖の可能性は残っているという。
同省によると、巣を襲われたペアはともに4歳で08年放鳥の雄と09年放鳥の雌。
20日午前7時35分ごろ、カラスが3回にわたって親鳥のいない巣を襲い、最初の2回で
卵を1個ずつ持ち去ったという。
雌が巣に座り込んで卵を温める「抱卵」が観察されていたが、同5時25分から同8時ごろまで
巣を離れており、この間に襲われた。
放鳥トキを巡っては、これまでも2組の巣がカラスに襲われている。
* 放鳥トキ:カラス卵2個持ち去る ふ化の期待あと1組に
* トキ:卵がまたカラスに奪われる 残りの卵がまだ存在か
* 放鳥トキ:巣にカラス侵入、卵捨てる ふ化厳しく
* トキ:放鳥ペアの巣をカラスまた襲撃 卵1個奪う
* トキ:カラス襲撃、ふ化絶望か 2ペアはまだ期待