367 :
可愛い奥様:
ドバイショックの次は、南ヨーロッパを中心としたPIGS問題がEUを襲う。。。
PIGSとは、ポルトガル(Portugal)・イタリア(Italy)・ギリシア(Greece)・スペイン(Spain)
の頭文字を取った呼び名です。
経済面で優秀なドイツとフランスを除いたユーロ圏内における出来の悪い子達をちょっとバカにした呼び方です。
たまにイタリアの代わりにアイルランド(Ireland)が入ったり、両方入ることもありますね。
今週の為替相場でも、反発した通貨が多い中、ユーロは低調でした。
こうなってくるといつまでユーロの下落が続くかです。
ヨーロッパ旅行に都合が良いかどうかは、いま別問題として。
そもそもユーロの下落は本物か?ということです。
ギリシャの財政赤字が問題視されていますが、
GDPに対する割合は合衆国とそれほど変わりません。
ポルトガルやスペインは合衆国以下です。
その割には売られすぎな気がしますね。
売られすぎだとすると、必ず反発します。
それも一つの買い材料をきっかけに反発することもあります。
なので、希望的観測でそれを待ちたいと思いますw
368 :
可愛い奥様:2010/04/24(土) 21:46:33 ID:DsVlqvfu0
2010年は南欧の没落のはじまり
PIGSとは、もともとポルトガル、イタリア、ギリシャ、スペインなどの南ヨーロッパ4ヶ国語の
頭文字をつないだ造語です(豚じゃないですよ)。アイルランドを加えて「PIIGS」と呼ばれることもあります。
ちなみにこの4国は全てユーロに属しているので、当然通貨はユーロです。
最近、ユーロの対ドル相場が下落(ドル高ユーロ安)しています。
これは財政赤字に加え、通貨下落などの経済混乱に見舞われた中東欧向けの融資が
多いヨーロッパの金融機関の経営不振もユーロ売りの材料となっています。
それに加え、先日のドバイショックでドバイに一番融資をしていたのはイギリスを初めとする
ユーロ圏ということで今後の取り付け騒ぎになる可能性もあり、ユーロの下落に拍車がかかっています。
特に深刻なのが、上記のPIGSで、発端はギリシャです。
ギリシャは10月に発足した中道左派政権(国家共同体による富の再分配や
福祉・社会保障を積極肯定する勢力が前政権より引継ぎをした際、財政赤字を情報修正したため
一部格付け会社がギリシャ国債を格下げしました。
*国債の格下げ→国の信用力の低下
実はギリシャの国債の格付けは、もう一段階下げるとデフォルト(債務不履行)のランクとなります。
その後不動産バブルが崩壊し、失業率が20%に迫るスペインも国債格下げが取りざたされました。
これらPIGS諸国は、慢性的な経済低成長のため現在のGDPはマイナス2〜8%と相当な落ち込みとなっています
(参考までに日本は▲3.2%、合衆国は2.3%)
ヨーロッパの不死鳥といわれ経済の優等生であるドイツ、フランスを除いたイタリア、ポルトガル、アイルランドなども
ギリシャ同様に失業率も高く財政赤字が多いため、いま危ない国として取り上げられています。