嬉野温泉に「シーボルトの湯」オープン
大浴場に貸切湯も
佐賀県嬉野市が嬉野町下宿に再建した公衆浴場「シーボルトの湯」が1日、オープンした。
男女の大浴場と貸切湯5室を備え、「美肌の湯」を気軽に楽しめる施設としてアピールする。
初年度の利用者は11万人を見込んでいる。
総工費は3億円。
施設は大正時代に建築された「トンガリ屋根」のゴシック調建築をそのまま再現。
木造2階建てで総床面積は750平方メートルで、全館バリアフリー対応している。
1階に大浴場(男湯・女湯)、1、2階に貸切湯5室を備える。
2階には休憩室や展示ギャラリーなどのくつろげるスペースもあり、近隣の飲食店から食事も出前できる。
公衆浴場はかつて「古湯」の名で市民や観光客に親しまれた温泉街のシンボル的存在。
1996年に利用者減や老朽化などで閉鎖されたが、市民の要望もあって市が再建に乗り出した。
「シーボルトの湯」の愛称については、かつて嬉野温泉の泉質の調査のためここを訪れた記録がある
ドイツ人医師・シーボルトにちなんで公募で決めた。
大浴場の入場料は中学生以上400円、小学生は200円。
貸切湯(5人まで)は50分2千円など。
営業時間は午前6時〜午後11時。休館日は毎月第3水曜日。
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