09年の広告費初の2ケタ減、年間実績でネットが新聞上回る
電通は22日、2009年の国内広告費が前年比11.5%減の5兆9222億円になったと発表した。
減少率が2ケタ台になるのは1955年の調査開始以来初。2年連続のマイナスとなる。
調査開始以来初めてインターネット広告(96年分から集計開始)が新聞広告を上回った。
新聞、雑誌、テレビ、ラジオの「マスコミ4媒体」は軒並み減り、全体では5年連続で前年実績を下回った。
インターネット広告はプラスとなったものの、伸び率は大幅に縮小した。
マスコミ4媒体の全体は14.3%減の2兆8282億円。
広告費全体に占める割合も47.8%と1.5ポイント縮小した。
個別に見ると新聞は18.6%減の6739億円、雑誌は25.6%減の3034億円。
テレビは10.2%減の1兆7139億円、ラジオは11.6%減の1370億円だった。
新聞と雑誌のマイナス幅は08年に続き過去最大を更新した。
インターネット広告は7069億円で1.2%増えたものの、
伸び率は08年の16.3%から15.1ポイント縮小した。
広告費全体に占める割合は11.9%と1.5ポイント拡大した。 (17:30)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20100222ATFK2200T22022010.html 2009年(平成21年)日本の広告費
(※PDF注意)
http://www.dentsu.co.jp/news/release/2010/pdf/2010020-0222.pdf