【民主党の政策に不安を感じる奥様の雑談室】その90

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5「二階氏続投」認めた自民党執行部の苦境
>>3 からのつづき)
二階ルートでは、二階さんの派閥「新しい波」のパーティ券購入と、今回の起訴事実
となった偽装献金が主な疑惑として挙げられます。市民団体・政治資金オンブズマンは、
お金を贈った側の国澤さんと、パーティ券を買ってもらった「新しい波」の会計責任者
で運輸官僚出身の参院議員・泉信也被疑者らを告発。

パーティ券事件については、東京地検特捜部は全員を不起訴処分としましたが、検察
審査会にオンブズマン側が不服申し立てをし、国澤さんが起訴相当、泉被疑者らは
「不起訴不当」となりました。そして特捜部は国澤さんのみを追起訴、泉被疑者らは
不起訴としました。

しかし「違法献金事件」は選挙にも配慮してか、捜査は延び延びになっていました。
ただ、このまま「不起訴」にしたら、検察審査会から今度は2回連続「起訴相当」議
決が出かねませんでした。春先のマスコミ報道を見る限り、誰がどうみても言い逃れ
が出来ない状況なのですから。

現実に「二階さんのおかげで道路が出来た」と喜んでいる県民も多いわけで、二階さ
んが過去の選挙で衆院和歌山三区において連続当選してきたゆえんです。

ある意味、二階さんが、「受託収賄になりかねない事」をしていたのは選挙民も認識
しており、それを「よし」として二階さんに投票してきたのですから・・・。まあ、
自民党の大物議員ならよくあるパターンですが。

それだけに、検察が不起訴にしたはいいが、2回連続起訴相当議決となれば、5月21日
からスタートした「起訴議決」制度により、弁護士が強制的に起訴します。

そうなれば、検察の面子は丸つぶれです。さらに、「やっぱり自民党を検察がかばっ
ていた」と非難ごうごうでしょう。また、二階さんにとっては、法廷で不都合なこと
が暴かれることになりかねません。(つづく)

さとうしゅういち (2009/12/12) http://www.news.janjan.jp/government/0912/0912114300/1.php