【民主党の政策に不安を感じる奥様の雑談室】その90

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3「二階氏続投」認めた自民党執行部の苦境
■西松疑獄で秘書立件

自民党の二階経済産業大臣(当時)サイドに西松建設からお金が流れていたとされる
西松疑獄・二階ルートで東京地検特捜部は、12月9日、二階さんの政策秘書・長田武
敏被告人を東京簡裁に略式起訴しました。長田被告人は即日、簡裁から罰金100万円
の略式命令を受け、直ちに納付しました。

また、お金を贈った西松元社長の国澤幹雄さん(7月31日有罪確定・執行猶予中)は
不起訴処分(嫌疑はあるが、小沢事件やパーティ券事件で起訴された事を考慮し、
起訴猶予)となりました。これにより、西松疑獄は事実上捜査が終結しました。

長田被告は、西松との窓口になっていました。二階さんの政治団体「新風会」が西松
側から大阪市内に貸してもらっている事務所の家賃(3年間×300万円/年)を、二階
さんの政党支部(自民党衆院和歌山第三選挙区支部)への社員による個人献金を偽装
して補填してもらったわけです。

■ヤメ検弁護士介し露骨な手打ち

小沢さんや鳩山さんの疑惑を捜査している以上、バランスを取らざるを得なかった。
西松と二階さんサイドの癒着ぶりは公判では明らかにされることはありませんでした。
東京新聞によると、東京地検特捜部OB(いわゆるヤメ検)が、二階さんサイドの弁護
士になってから、長田被告人が容疑を認めるようになったそうです。

早い話が「地検と二階さんが手打ち」をしたという按配です。(つづく)

さとうしゅういち (2009/12/12) http://www.news.janjan.jp/government/0912/0912114300/1.php