672 :
可愛い奥様:
保守の怒り
皇室の危機J
平田 残念なのは皇室批判が起こってくると、妙に急いで手当をされる。反応が早い。
不要な人気取りだと思う。天皇には天皇の分があると思います。それを超えられると危ういです。
西尾 戦後左翼の激しい60年安保の嵐の中で恐怖があったでしょう。皇后陛下にはあんまりないと思うけれど、今上陛下には心の奥にあって
そういうお気の毒な立場で威厳のある立場とは遠いところで自分を生かそうとするご努力をせざるを得なかった。
私は気の毒で涙が出ますよ。
平田 だからこそ平成の時代にはそういう必要はないし、このままでは反転して悪い方向に行ってしまう。意見を全部封殺してしまっては
「隠れたる人の声」を陛下に届けることができません。
非常に衝撃的だったのは、皇后陛下が雅子様のことについて渡井たちの家族にとって大事な人云々と。
西尾 あれは私の周辺でも怒っていた人が多いですね。そんなことを言われたら何だという話でね、がっかりしたと。
平田 この一言は決定的で、ご覧になっている視線が家族なんですよ。皇后陛下が公の立場、国家の立場で皇太子妃という公の存在を語られたものでなかったのが残念なんです。
西尾 皇族というのは頭のてっぺんからつま先までパブリックなんですよ。
平田 誰だって家族は大事なんですから。結局皇室ってどういうものであって、何をなさるのかというのが、いつしか抜けてしまっていたのです。
皇后陛下の雅子様への対処が、普通の家族意識からするものになっていたことが明らかになってしまいました。
問題はなぜそうなってしまったかなんです。