43 :
可愛い奥様:
公明“未曾有”危機…民主攻勢で“鉄板”に異変
小選挙区苦戦30議席割れも
♠ 民主党旋風が吹き荒れる8.30総選挙。「結党以来の逆風だ」と自民党の小泉純一郎元首相が厳しい
見立てを披露したが、連立政権の一翼を担う公明党も結党以来、最大の危機となっている。夕刊フ
ジの中盤情勢では公明党は今回、小選挙区で4勝4敗、比例は24議席の計28議席。これまで保ち続け
てきた30議席台を割る雲行きなのだ。
♠ 夕刊フジが各種世論調査や独自取材で分析した公明党の中盤情勢は表の通り。
♠ 過去3回の衆院選を振り返ると、公明党は31、34、31議席と常に30議席以上をキープしてきた。先の
都議選でも全員当選を果たすなど、「鉄板選挙」を行うとのイメージが強い。
♠ しかし、8.30総選挙では神奈川、大阪など4選挙区で苦戦するなど30議席割れが現実味を帯びてき
ており、その看板が揺らぎかねない情勢なのだ。
♠ 例えば、民主、公明両党の直接対決の象徴が、太田昭宏代表のおひざ元である東京12区。ここに民
主党の小沢一郎代表代行は自らの国替えを見送り、“秘蔵っ子”の青木愛参院議員を刺客として送
り込んだ。小沢氏は「太田さんがそんなに強い候補だと思わない」と牽制すれば、太田陣営も「今
までに増して厳しい選挙だが、なんとしても勝ち抜かなくてはいけない」と危機感をあらわにする。
♠ 中盤情勢では太田氏がやや優勢だが、小沢氏は秘書3人を投入するなど「最も嫌な」(太田氏周辺)
地上戦を開始。公明関係者は野球に例えてこう解説する。
♠ 「試合序盤に公明側が3点を先制し、3-0のまま中盤戦に突入する感じだ。『3点』は太田氏の地の
利の分だが、民主党は今後、総力戦を仕掛けてくるはず。失策や継投が失敗すれば逆転される可能
性もある」 (つづく)
ZAKZAK (2009/08/13)
http://www.zakzak.co.jp/top/200908/t2009081331_all.html
44 :
可愛い奥様:2009/08/14(金) 01:25:38 ID:cpEbVsts0
>>43 ♠ 不安はまだある。先の都議選で投票率アップに比例して他党が得票数を増やす中、公明だけが約4万
3000票も票を減らした。さらに、同選挙区では中傷ビラなどの紙爆弾も大量に飛び交っているのだ。
♠ それだけに永田町有力筋は「太田氏への刺客は女性だけに、批判をすればいじめている印象を有権
者に与えてしまう。太田氏としては、全国知事会が一番高い評価を出した公明党のマニフェストを
ひたすら訴えるしかない。ただ、不人気の麻生自民の影響で、選挙協力を行っている自民票が目減
りする懸念もある。投票率70%台なら番狂わせもあるだろう」とみる。
♠ 公明の危機感は強固な地盤を誇る「常勝関西」でも広がっている。別表のとおり完全な優勢マーク
が付く候補者はいないうえ、大阪では3区と5区が、兵庫でも2区が苦戦している情勢なのだ。
♠ 公明党関西筋は「これまでにない、かなり厳しい戦いだ。やや優勢となっている北側一雄幹事長
(大阪16区)にしても、次期代表候補のエースなだけに、完勝しないと傷がつく。先の都議選で公
明票が減ったことが心配だ」と打ち明ける。
♠ 一方、民主党が推薦する新党日本の田中康夫代表が刺客として乗り込んだ兵庫8区では、公明党の
冬柴鉄三氏がやや優勢を保っている。
♠ 選挙情勢に精通する自民党筋も「田中氏は阪神大震災のボランティア活動で活躍したが、連合が推
薦を見送るなど、民主党との連携がうまくいっていない。尼崎は阪神ファンが圧倒的に多い土地柄。
甲子園球場の阪神・巨人戦に例えれば、阪神ファンで埋め尽くされたライトスタンドの中、一人で
巨人を応援するようなもの。最後は『六甲おろし』に吹き飛ばされるのでは」と分析する。
♠ ただ、冬柴陣営内では「これまでの選挙と違い、田中氏の票の出方はまるで読めない」と懸念する声
も出ており、今後の風次第では情勢が大きく動く可能性も指摘される。 (つづく)
ZAKZAK (2009/08/13)
http://www.zakzak.co.jp/top/200908/t2009081331_all.html
45 :
可愛い奥様:2009/08/14(金) 01:26:40 ID:cpEbVsts0
>>44 ♠ 危機感を強める中、浮上しているのが公明党幹部の「比例重複」問題だ。すでに、北側氏は小選挙区
で落選しても復活当選の道が残る比例代表と重複立候補しない考えを表明した。一方、太田代表は
「選対などでよく考えることだ」と明確に否定はしていない。
♠ 党内には「代表が議席を失えば衝撃は計り知れない」と重複積極容認の声がある一方、「背水の陣
の選挙なのに、比例重複の『保険』をかければ組織が緩む」との声もある。
♠ 前出の永田町有力筋は「先の都議選で公明が票を減らしたのは、衆院選と接近していたため、支持
母体である創価学会などの支持者らが、本来の運動が出来なかったためだ。公明にはいくら苦しく
とも最後になって帳尻を合わせてくる力がある」と分析するが、果たして終盤で盛り返すことがで
きるのか。
ZAKZAK (2009/08/13)
http://www.zakzak.co.jp/top/200908/t2009081331_all.html