::::読書好きの奥様　34冊目::::

このスレは読書好きの奥様が本について語り合うスレです。
次スレは>>980が立ててください。

※本のランク付けや読んでいる人を勝手に分析したりバカにするような
楽しい読書からは遠いレスはしないようにしましょう

※作品や作者への意見は賛否いくらでも正直に書きましょう
意見交換も存分にやりましょう
ただし、どんなものでも他の人が抱いた感想を非難するようなことはやめましょう

前スレ
::::読書好きの奥様　33冊目::::
http://hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/ms/1246460769/

いちおつ

>>1乙です
落ちないように

友達が読書ブログやってるんだけど、「読書感想文　重松清」
「感想文　きみの友だち」という検索ワードで来る人が
いきなり増えたらしい。最近の学生ってば！

しかし重松清とか読む子供って個人的にはなんか、イヤかも。。。
なんか「ほれ、これで感動しとけ」っていう餌投げてるみたいな
陳腐なものを若くて感性の柔らかい時期に読まなくても、と思う。
大人が「またやってるよー」と重松や浅田次郎を分かってて読むのは
いいんだけどさ。

前スレで上橋さんがＰＴＡぽい外見っていうレスがあったけど
私は、あさのあつこを見たときにそう思った。

こういう不細工だけど押し出しの強い自信家のおばちゃんって
ＰＴＡ役員とかマンションの理事会とか仕切る人にいる顔だわーみたいな。
しかし「バッテリー」は気持ち悪い。自分の書いた少年を
ストイックで素敵って思ってるみたいな萌えっぷりが。
自分の描いたキャラを愛するのは作家として当然だけど、
描くときはちょっと冷静になったほうが読む側は楽しい気がする。

『きみの友だち』は面白いと思うけどなぁ。
あれは出版された当初から、小学生にも人気あったよ。
「あるある」ってことがしごくよく書かれているから。
どこで取材したんだろう、って思った。

しかしWuEMvW6R0はちょっと思い込み強そうだね。
連投内容を見て思ったよ。

>>4
ああ、わかる
重松清よりは浅田次郎がまだうまいけど、ここで泣けよってあからさまだよね
（浅田次郎の誘惑には負けるが、重松清にはケッとなる）

橋本紡の「猫泥棒と木曜日のキッチン」を読んだ
今日のチラ裏と若干かぶるグロもあるけど、この人の話はいいな
苦しい事、悲しい事はたくさんあるけれど、それを含めて生きていかなきゃなって、
感想は平凡なんだけど、そう思わせる力に感心する
出てくる子達も好きだ
薄いから買うのやめようと思ったけど買ってよかった
巻末のもう出てる文庫の案内、橋本紡の1冊の他は重松清だけど、
ジャンルは違うから、新潮文庫さん
そしてああならないでほしいよ、橋本紡

>>7
猫とグロというキーワードしかかぶらないけど
昔教科書で読んだ「猫の話」（だったかな）を思い出した。
しかしこんな話、よく教科書に載せてたな。

>>6
健康なときには見向きもしなかった子に、足をけがしてから
友情を感じるヒロインが身勝手で好きになれなかったんですよねー。
そして最後のあのオチ（語り手の正体）にげんなり。

重松清・あさのあつこ・辻ｼﾞﾝｾｲ・江國香織・森絵都あたりは中学受験国語の定番で
テキストや模試、入試にばんばん出るんだよねぇ。子どもの受験期にさんざん読んだわw

重松清、嫌いだったんだけど、この前西原理恵子のブログで酔っ払い重松話読んで少し好きになったw
夜中2時に酔っ払って西原邸に乱入→自分の作品が載ってる西原小6息子の教科書に
「どーも重松清だよーん！」
「担任の先生へ：文章なんて好きに読めばいいんです」
などなど油性マジックで落書きしまくり、
酔いが覚めた後日、「息子さん、先生に叱られていませんか…」と
しょんぼり真新しい教科書二冊(一冊はきちんとしたサイン入り)を送ってきたんだけど
息子のクラスでは落書きしまくり教科書が大人気で、息子もまだそっちを使ってるってw

>>9
いや、好きになれないとかそういうのは別に一つの感想だからｱﾚなんだけど
子供の時に読むのはどーたらこーたらとか、バッテリー浅野は不細工で押し出しの強い
自信家のおばちゃんみたいだ、とかとにかく思い込み激しそうだな、つうこと。

しかし小説の人物に「身勝手で嫌い」つうのも。
というかあの小説の登場人物は全員が「未熟」であることがカギなんで
そこを「身勝手で嫌い」と言うのは「私、卵嫌いだからゆで卵なんてまずい」
というようなものだと。

>>10
テストにそんなお安い作家の文章が出るんだ……知らなかった。
出題者の読書傾向が反映されてるんだろうけど、もっと作家選べよー。

自分が高校・大学受験したときはお堅い感じの文章が多かった気がするんだけど。

中学受験だからねー。12歳が解くんですから。
いくらゆとり世代だからって、高校入試や大学入試にはでないでしょ。

大学受験の模試で江国香織が出てビックリしたｗ
いくらなんでもナシだと思った

>12
うん、最初は驚いたよw
だけど、中学受験国語だと「子どもが」「トラブルや試練にあい」「乗り越えて成長」
しないと問題作れないんだろうね。
角田光代、宮本輝、梨木香保、椎名誠なんかも出る出る。
驚いたのは吉行淳之介と井上ひさしかなw星新一も出る。
ま、知らない作家との出会いの場にはなってるかもね。
大学受験でもセンター模試だか本番だかによしもとばななの「TSUGUMI」が出たんだよね。
なんだかなあ。

>>11
あなたが一番攻撃的だし「つうこと」とか、なんかイタい感じ。

小説のキャラクターを嫌いっていっただけでそんなに
ののしられるとしたら、私なんて、村上春樹ファンと
桐野夏生ファンと宮部みゆきファンから罵倒されないと
いけなくなっちゃうw

自分が高校生のころ、模試によく出る作家といえば向田邦子。
父の詫び状とかそのへんの家族ものエッセイが割と頻出だった。

図書館で最近全巻蔵書されたので、一気読みした佐伯泰英の居眠り磐音シリーズ。
NHKのドラマも全シリーズ見たこともあってか、読みやすいのも気に入って
面白く読んでたんだけど、坂崎磐音が佐々木家の養子にはいるぐらいから
全然面白くなくなった。

道場師弟のトーナメントも将軍息子のお守りも激しくつまらない。
捕物にでても「こちらのお方はどなたと心得る」の黄門様っぷりで激しく興ざめ。

もう一度浪人さんに戻らないかなぁ。無理だろうけど。

最近化粧はもちろん、ボディケアもファッションにも興味ゼロ。
メイクやお洒落命の主婦の小説をご存じの方、教えて下さい。

重松清はどもりだ！

>>18
安野モヨコの「美人画報」シリーズはどうだろう？
小説ではないけどイラスト満載でまさにオシャレ命！な本だよ

安野モヨコがｷﾚｲだったら説得力あるけど。。。

重松よりも、江国よりも、辻よりも、日本でいちばん糞作家は村上春樹でしょ。

大江健三郎だと思う…

前スレで話題になってた羆嵐読んだ
wikiでモデルになった事件のいきさつを読もうとして
斜め読みしかできないぐらい怖かったけど、小説になると
登場人物がすごくおびえてるからかえってこっちは冷静に
なれて意外とすんなりと読了
今は遭難物の「空へ−エヴェレストの悲劇はなぜ起きたか」
に取り掛かっちゃったので終わったらシャトゥーンを読みたい
遭難・動物パニック関連で涼しい夏を過ごせそうだ

しかし「安い」って、これまた随分上から目線だなw
「堅い」文章だと偉いのか。

そしてむしろ中受の問題でこれらの作家（だけじゃないけど）が使われるのは
読書傾向というより「子供の葛藤+精神的成長」という枠組みで使いやすいから
ということがメインなんだと思いますが。
（仕事で絡みがあるので、ある程度実情が分かります）

読書傾向だけでそんなにかぶるわけないって。自分の体験を拡大解釈しすぎ。

ちなみに向田邦子の随筆は中受ではもはや使い古されたﾈﾀなので殆ど使われません。
成り代わってるのが幸田文、青木玉あたり。

しかし「安い」のが嫌いな人は、ブラッドベリが出された数年前の麻布なんかは
「高尚」でいいのかねw

安野モヨ子の「美人画報」は見るたびに、岡崎京子の「女のケモノ道」の
ﾊﾟｸﾘだよなーと思ってしまう。
まぁ弟子だしアシスタントだった人だから、ﾊﾟｸﾘっていう意識はないんだろうし
つまらないわけじゃないからいいんだけど。

安野モヨ子は林真理子とベクトル似てる。なんか嫌いになれない。

>>26
真理子は下品過ぎ
文春のエッセイの権威、権力におもねるさまはまさに俗物
モヨコファンだから、似てるとは思えないよ

真理子の文庫本はどの本よりも断トツで
ブックオフにズラッ〜と並んでた。群ようこはそれに続いてた。

>>23
同意

>>28
赤川次郎と渡辺淳一も棚の両端占めて圧倒されるｗ

>>30
そしてまん中辺りに西村京太郎w

スレチだけど、昨日の地震で、本に埋まって亡くなった４３歳の女性の方、
他人事とは思えませんでした。ご冥福をお祈りします。
どんな本が好きで読まれてたんだろう、とか色々考えちゃう。

>>32
私も、そのニュースには驚きました。
asahi.com（朝日新聞社）：地震で崩れ？本１０００冊に埋もれ女性死亡
http://www.asahi.com/national/update/0812/TKY200908110491.html

佐藤正午の新刊「身の上話」を読んでいます。
会社の昼休みに、先輩に頼まれて買った宝くじが・・・
読んでいたら、私も宝くじ買いたくなった。

>>18
私は「レベッカのお買いもの日記」が好きだけど、
ショッピングがメインになりがちかも。
美人画報も好きだけど、今読むと古い情報が多いかな。

普通のアパート風のマンションだったけど、床は大丈夫だったのかと気になった＞埋もれて死亡

http://d.hatena.ne.jp/kuromaku-shine/

>>33
ポイント7倍DAYに、セブンアンドワイYAHOO店で佐藤正午「身の上話」と
伊藤たかみ「カンランシャ」買ったら、品切れメールが後から来たよ…Orz

仕方がないので、セブンアンドワイ本店にて伊藤たかみの方だけ買った…
そんなわけで
【伊藤たかみ　カンランシャ】

ウゲッ〜〜〜となるような不倫話
買わなきゃ良かった　読まなきゃ良かった
でも最後まで読んでしまったんだから、読ませる筆はあるのだろう＠芥川受賞作家だし

とにかく創作というのは（特に純文学系）、自分が必ず出る。
嫌でも純文学は、書き手そのもの…
伊藤たかみは【フラミンゴの家】でも、あっさり元妻を病死させてる。
死にネタではないけど、誰かを残酷に病気にさせて、話にオチを付ける
伊藤お馴染の展開が、ほんと、嫌だった…

角田光代も、こんなファニーフェイスの冷血旦那を持ち、大変だろーと改めて思う一作だった…

>>37
角田は離婚して、また年下男と再婚しましたよ
たかみとは持つわけがなかったよね

>>38
あら！
全然知りませんでした。教えて下さり本当にどうもありが�d！

へー離婚してたんだ。確かにしっくり来ない夫婦だったが。

>>27
そっかなー。
「メジャーになりたい」ってところ、すごく似てると思うけどなぁ。
「王道」に憧れててそれに近づこうと努力して、でも自分がそういう王道キャラには
なりきれないと知っていて、だけどやっぱり憧れ押さえ切れないという素直な俗物感。
「美人でおしゃれで家事も女性」っていう女性誌が作り上げたある種の虚像に対する
コンプレックスみたいなものがすごく大きい＞二人
世の中の「鋳型」への反発と憧憬を感じる。

あと、誰かが何かを利くって言うと「すごい！！」ってすぐ信じてしまう（というか
信じたくなってしまう）あたりなんかも。

その辺り、岡崎京子と安野モヨ子の決定的な差だよなと思う。
どっちが良い悪いってことではないんだけど。

>41
真理子はマジな上に、自分が女として王道歩めない自覚はないでしょ
モヨコの美人画報は自覚あった上でのお遊び、パロディみたいなものだよ
あとは美意識のありようは全然違う
あなたの見方こそ、二人の人間を鋳型にはめこんだように見える

昨日思い込みどうこう言われてた人かしら

2人とも容姿やおしゃれのコンプレックスが創作のバネになってそうな
ところは共通するかもな。
でもモヨコのほうが繊細で他人からの評価をすごく気にしそう。

モヨコ好きは林と比べられたら怒るよね……

>>43
思い込みどうとからんでたバカの方じゃない？？

そっか
どっちでもいいけどそこまで分析したことないや

図書館で半年待ちして借りた出星前夜、
期限の2週間で半分しか読めず撃沈orz
結局買った。いろんな意味でバカでつらいｗ

これは…ｺﾞｸﾘ
ttp://item.rakuten.co.jp/book/6149833/

>>37
佐藤正午「身の上話」、面白いですよ。
これ読んだら、藤岡陽子「いつまでも白い羽根」、水生大海「少女たちの羅針盤」
を読んでみます。

文庫を買うのでそれまでに読めたらいいかなと思ってた
1Q84（上）の図書館の予約が来て今日あわてて取ってきた！
しかしお盆が目の前過ぎて帰ってくるまで読めない！ガッデム。なんてこったい。

>>47
鬱屈とか無理とか凹ワードが満載だね。
「最悪」が苦手だったので誰かの感想を聞いてから読もう。

>>47
これは…。一瞬勘違いするねww

>>47
えらく無愛想なメッセージwww

>>41
>真理子はマジな上に、自分が女として王道歩めない自覚はないでしょ

大ﾏｼﾞでしかも自覚あるからこその林真理子だと思う。
あの人は「標準になれない自分」でも「標準になりたい自分」の両方を持ってる
強烈さが一部の人のﾙｻﾝﾁﾏﾝを刺激してやまないんだろうなーと感じる。

安野モヨ子はパロディに見せているけれど、やっぱりすごく屈折してるところあるから
その辺りが似てるなと思うんだよね。

奥田さんコメディ書かないのかな

奥田英朗だったら書いてる。
というか元々両方書いてる作家だ。
奥田違いだったらスマソだが。

>>54
ごめん
奥田秀朗で合ってるけど「もう」が抜けてたｗ
「オリンピックの身代金」読んで
次に出る「無理」もシリアスっぽいからまた軽いの読みたいなと思って

元々コメディもミステリーも書く作家だが＞奥田

奥田さん、てモマエの知り合いかと。

レス、かぶった。

もうってほど、コメディからは離れてないんじゃね？＞奥田
家日和だっけ？はコメディだった。

家日和からかなり経った気がしてｗ

林真理子は、女性として規格外なのを、文才と根性で
全部補ってお金手に入れて美貌も手に入れるべくあがいてる、と
いうことで、普通の女性の「きれいになりたい」を異常に
デフォルメした存在だと思う。

モヨコは、平均的な10人並の女が美人に憧れる、という割と
ありふれた感情をけれん味たっぷりにわーわー面白く描きつつ
最後は精神論に行くあたり（きれいなものを見ればきれい、とか
悪口を言うと醜くなるとか）そのへんも表現力はすごくあるけど
普通の女性の範疇って気がする。

林さんに言ったら激怒されて殺されそうだけど、同じ規格外でも
自分で「私は外の人間」と認めてヤジ馬に徹したのがナンシー関で、
「入れてよ入れてよ私も普通の女よ！　おしゃれもしてるし
肌もきれいなのよ」って規格の内側（それもできたら上位のほうで）に
入りたくてあがいてるのが真理子って気もする。

>>44
＞モヨコのほうが繊細で他人からの評価をすごく気にしそう。
いや、監督不行届読むとそうは思わなかったな
結婚してから丸くなったのかもしれないけど

真理子は旦那もお見合いで条件のいい男を捕まえてるし
「他人に羨望の目で見られたい」って怨念だけで生きてるというか。

持てる者に対する妬みと僻みと嫉みと憧憬を、上手く文章に昇華できてた頃は良かったけど
自分が全てを手にしたと思ってからはただの権威に媚びるブランド好きな豚になっちゃった
たまにアンアンのエッセイ立ち読みするけど、単なる自慢話ばかりで嫌になるもん

ただ真理子を見てると彼女の美と品が欠落してる賜物なのか
ブランド物に対するこっちの物欲が削がれるんで、物欲を抑える薬としてはいいかもしれないｗ

モヨコ、いま休筆同然だけど、漫画描けなくなったのはバッシングを気に病んで
メンタル不調になったからだからなー。ものすごい気にしぃだと思うよ。
今出てるクレアにそのあたりのことインタビューで話してる。

>>59
＞普通の女性の「きれいになりたい」を異常にデフォルメした存在

あー、そうだね。
昔、説教ﾊﾞﾊﾞｱになる前の中野翠が「林真理子は普通の女性と同じ種類の欲望を持っている。
ただその全てが10倍くらい濃い」というような内容書いていたことを思い出す。
同じ種類なのにある種の突出から規格外の印象を与えて、同属嫌悪にも似たバッシングを受けるんだろうな、と思う。

でも、もう作家として返り咲くことはないのかな。あの意地悪さ、冷たさ+食い意地が
前面に出てた頃のいくつかの作品は良いんだけどね・・。
アグネス論争とか同時代で見てみたかった。

＞ 最後は精神論に行くあたり（きれいなものを見ればきれい、とか
＞悪口を言うと醜くなるとか）そのへんも表現力はすごくあるけど
＞普通の女性の範疇って気がする

確かに。美人画報で「水の形が変わる」とか書いてたよなー。
そういうとこ割とﾄﾝﾃﾞﾓ系。

なんて言うのかなぁ、真理子もモヨ子も「どこかに青い鳥はいると思いたい。
（いないのは分かってるけど）」ってオーラを感じるんだよな。
欲望をぎらつかせつつも、どこかに幸せになれる万能薬があると信じたい、みたいな。
（二人が幸せでない、と言っているわけではない、念と雨）

>>48さん、佐藤正午さんのお薦めどうもありがとうございます。
今、密林で予約しました。
【花のようなひと】以降、だんだん良い感じになった印象を受けるので、
背中を押して下さった事に感謝します♪

スマソ、sageってなかった・・・。
『米原万里を語る』を読了。

ソビエト学校時代の同級生小森陽一と妹さんの話とか
米原万里が日本になじめなかった結果、ああいう化粧になったんじゃないかっていう
妹さんの分析が興味深かった。

『避暑地の猫』宮本輝
期待外れでした。
軽井沢別荘族と別荘番の家族という格差、
貧しさから生まれる妬みや悪の感情を
描ききってないと感じてしまうのは
最近のリアルでの犯罪が小説を超えるから？
何かグロくなくて心理的にゾッとする
小説ありませんか？

>>65
自分が読んだ限りですが・・・
原田宗典の『あるべき場所』とかどうかなぁと。
短編集なのでバラつきはあるけど、ホラーでもミステリーでもないのに
背筋が寒くなるような、据わりの悪さを感じる話ばかりでした。
面白いことは面白いのだけど、個人的にはもう読みたくないｗ

ほーう、角田さんが離婚していたのは知っていたけれどすでに再婚とは。
また同業者なのかしらｗ

佐藤正午、以前読んだっきりなのでまた読んでみようかなと思いました。
たまたまの同姓つながりで次読む本はさとうさくら（初）なんですが。ドキドキ。

伊藤たかみ「「助手席にて、グルグル・ダンスを踊って」
この人が男の人とは知らなかった、角田光代と結婚してたのも知らなかった
この本読んだ時に「ヴェロニカ・マーズ」（アメリカテレビドラマ）のパクリ？って
思ったけれど、こちらの出版が何年も前だった
同じ高校にセレブ組非セレブ組がいて、高校生が車を乗り回したり
父親の愛人とどうこうとか、セレブの自宅で高校生がパーティ（プール付き）とか
まるでアメリカドラマだった　神戸が舞台のようだけど。

>>66
横ですが、それ面白そうね。
ホラーでも何でも「背筋が寒くなる」ってのに弱いんですよ。


ジョナサン・キャロル「薪の結婚」
キャロルはここまでほぼぜんぶ読んでるけど、初めてちょっとがっかりした。
いつも通りの展開にとうとう飽きたかなぁ。
今回は登場人物に魅力を感じる人がいなかったせいか。
ヒロインがある特殊な存在であるってことにも、あまり説得力なかったし。
それでも気になるシーンはいくつかあり、一気に読んではしまったけども。
「木でできた海」に期待。

>>65
中島らもの「ガダラの豚」
グロ、ホラー耐性20歳そこそこで読んだら、怖くて怖くて、嫌なのに早く終わって欲しくて、
一気に読みきった覚えがあります。
怖くて売っちゃったけど、今読んだら違うのかな？
2ちゃんでグロにかなり慣れたので、自分も読み直したい。

>>70だけど、非グロとありましたね。
ごめんなさい。

>>69
もう読んだかもだけど、宮部みゆきの「おそろし」は
久々に夜読んで後悔した本でしたｗ

「木でできた海」は「薪の結婚」より数倍良かった。
初期の作品には及ばないけど…

獣の奏者新刊一気読みした。
アニメも子供と見てて、思い入れがある分泣けた。
さすがにこれはアニメ化できなそうだ。

上橋さんの小説は淡々とした文章なのにすごく心を揺さ振られる。
今年読んだなかで一番泣いた。

>>18です。安野モヨ子と岡崎京子、レベッカのお買い物日記、図書館で借りてきます。
ありがとうございました。



佐藤正午が気になってきました。

もう閉じちゃったかもですが、怖いといえば浅田次郎の
「あやしうらめしいとかなし」。狐憑きの話とか…
普段とは違う意味で次郎に泣かされたという感じ。

>>74　買わないで図書館で借りることができるなら、君島トワコもオススメ。
何冊も出てるけど、どれでもいいw
いろいろ大変そうなのに、日常生活での美への意識がすごくて、
私もちょっとしたところで何か美を意識してみようかな、という気にはなれると思う。

山本甲士の「かび」も面白かったけど、同じ巻き込まれ系の「とげ」もよかった。
平凡な公務員がありとあらゆるトラブルに巻き込まれていく話。
無能な上司、我侭な市民に振り回される男のキレっぷりが笑える。

>>74
私も今更だけど
ファッション誌、コスメ誌が好きなら
林真理子の「コスメティック」もおすすめ。

化粧品会社のPR職の女性が主人公で、
仕事の話中心の前半はwktkしながら読める。後半はいかにも林真理子なぐだぐだ
恋愛模様であんまり記憶にないけど。

ちょうど就職活動中に手にとったので、
華やかな世界への憧れもあって、わくわく
しながら読んだ覚えがある。

YA向けの「よりみちパンセ」シリーズを読んでいる。
字も大きくて、文章も分かりやすく、私の能力には丁度良い。
1時間位で読めちゃうところも。
今の所一番面白かったのが、
叶恭子兄貴のティーンの悩みに対する回答の部分。
ティーンに対しても美学を譲らず公平に回答する兄貴、素敵だ。
つまらなかったのが、重松清のなやみ相談。
全部制覇したら、その中から興味深かった分野の作者の大人向けの本を読む予定。

「かび」の奥様、過剰防衛気味でちょっとひいた。
「巻き込まれ奥さん」つながりでいうと、
私は奥田の「邪魔」の奥さんの方が好きというか共感できそうな気がした。

65ですがレスありがとう！
一時の霊気(冷気？)を求めて
名前の上がった本を探しにブクオフと
紀伊國屋行ってきます！

北村薫「街の灯」
「私」を始めとして北村作品の女性はあまり好きじゃないんだけど
時代設定と上流社会という舞台のせいかおとぎ話のように読めて楽しかった。
以前のスレで「覆面作家」寄りと書き込んでおられた奥様ありがとう。
続きも早く読みたいなー。

北村薫の「盤上の敵」を購入したんだけど
心が乱れるかもしれないから
読む前に覚悟しろみたいな事書いてあって
躊躇して読めない。
鬱展開になるの?
既読の奥様、ネタバレしない範囲で感想おねがい。

「盤上の敵」
自分は通勤帰りの電車内で読んでて、
自宅の最寄り駅までついたのに、
読むのを中断したくなくてホームのベンチに座って最後まで一気に読んでしまった。

欝展開というものがどういうものを指すのかわからないけど、
明るく楽しい謎解きミステリーではない。暗い、重い、つらい話だとは思う。

でも、何度あの初読の帰り道に戻ったとしても、
私はホームで家に帰るのも忘れ、最後まで読んでしまうと思う。

>>83
欝っていうか心がざらついてひりひりするのは確か。
周り見えなくなる感じにのめり込んで読むことになると思うので、
悪そのものを見据える体力気力があるときに読むべきかなぁ。
体調悪くて家にいる時に買っちゃったので、凄く疲れた覚えが。
読後、夫にうまく感想言えずにぼーっとして長湯して復活に暫くかかったよ。
せめて何か中和剤になる本を用意しておくといいかも。

良い小説であるとは思う。

欝エンドでは無いと思う。

「オリンピックの身代金」今ちょうど半分。
まあまあおもしろいんだけど、秋田弁のところは読みづらく
ついつい遅くなっちゃう。

読むテンポが一定じゃないから、ちょっと疲れるなあ

警察小説のアンソロジーに入ってた乃南アサ「とどろきセブン」が面白かった。
成り行きで警官になった今どきの若者が主人公なんだけど後味がよくていい。
この人の人物描写は過剰でないところが好きだ。

クレア、フラウ、マリクレールで本特集してたので買ってきたんだけど、
雑誌のカラーっていうかあって面白いね。
夫が買うビジネス系雑誌でも本特集ってあるんだけど、
当たり前だけど全くラインナップが違って楽しい。
こういうのから読書の幅広げる人ココでは少ないかな？
結構読み応えあったよ。

雑誌の本特集といえば昔のＦＩＧＡＲＯのが良かったなあ。

私は自分の好きな作家の名前、作品の名前で検索して
相性良さそうな読書ブログを探してそこから読む本探す。
あと昔の作家だと交友関係たどったりとか。

>>84
私は「盤上の敵」で北村薫が嫌いになって、以来全く読んでません
「円紫さんと私」よりも「覆面作家」シリーズが好きだった

日常の謎系ではなく、一般的なミステリだと思って読めば無問題
私の場合、北村薫＝ほのぼの　ってイメージを持ち過ぎていたのが敗因だと思う

「盤上の敵」感想どうもです。
ずしりと読み応えのある作品ってことですね。
病気療養中なのでもう少し心身ともに元気になってからにしようと思います。
面白そうなのでものすごく気になるけど我慢。

月の沙漠をさばさばとの後、盤上の敵読んだので
鬱度倍率ドンさらに倍だった

>>88
「とどろきセブン」面白いですよね。

聖大シリーズの１編なので、
「ボクの町」「駆けこみ交番」の順で読むといいですよー。
「とどろき〜」は「駆けこみ交番」に収録されています。

ご老体が活躍する話が好きです。（渡辺淳一は違う。）
大江戸定年組もお気に入り。

>>94
おお、ありがとう。シリーズなんですね。
それぞれ専門知識を持ったご老体たちが活躍するとこ私も面白いと思いました。

>>56
うぜえババァだなー…

名古屋栄にジュンク堂オープンだよ。

ジュンクって有名みたいだけど、どういうところがいいのかな？
ま、私は本は図書館で借りるんだけど。

大阪難波にもジュンク堂があるけど、立ち読み禁止。 「座って読んで下さい」が売り。椅子とテーブルが備えてあります。書籍も充実してます。

「盤上の敵」読みたくなりました！
このｽﾚ知ってから読書生活が　かなり充実してます
良ｽﾚですね

やっと名古屋に広いジュンク堂ができたか、とかなりうれしい。

>>97
一般書店より、専門書が充実してる。
初めて大阪でジュンク堂に足を踏み入れたときにはかなり感動したし、
名古屋になかなか出店してこないことをうらめしいとも思った。
初めて名古屋にできたジュンクはかなり狭いもんだったし。

「夜は短し歩けよ乙女」ってどうですか？
萌え系は苦手です。
大人が読んでも面白いですか？

1 名前：おまコンニャク(090915)φ ★[] 投稿日：2009/08/14(金) 10:36:12 ID:???
直木賞作家の海老沢泰久さん死去

　プロ野球やＦ１、ゴルフを題材にしたスポーツノンフィクションで知られた
直木賞作家の海老沢泰久（えびさわ・やすひさ）さんが１３日午後４時２０分、
十二指腸がんのため、入院していた東京都内の病院で死去した。５９歳。
通夜は１６日午後５時半、葬儀・告別式は１７日午前１１時半、
東京都大田区石川町２の５の２の雪ケ谷総合式場で。喪主は妻、順子（じゅんこ）さん。

　海老沢さんは国学院大学折口博士記念古代研究所に勤めていた昭和４９年に
「乱」でデビュー。平成６年、Ｆ１のエンジン技術者を描いた「帰郷」で直木賞を受賞した。
代表作にヤクルト監督だった広岡達朗氏をモデルにした小説「監督」、
新田次郎文学賞を受賞した「Ｆ１地上の夢」など、スポーツライターとしても人気を集めた。

海老沢さん
http://sankei.jp.msn.com/photos/culture/academic/090814/acd0908140903001-p1.jpg

ソース
直木賞作家の海老沢泰久さん死去 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/090814/acd0908140903001-n1.htm

>>101
私は全然ダメだったなあ。

アングラ系サブカル、クウネルや暮らしの手帖とか好きな人には、
たまらない設定だと思う。

私は全然世界観にはまれなくて
解説から読みどころを紐解いてみようと思ってみたら
これがまた羽海野ちかの落書きみたいなﾏﾝｶﾞで撃沈。

東野圭吾「パラドックス１３」

感想を書きたいけど、感想が無い。しいていえば
サバイバル状態になったとき、食料や水は本当に
貴重なものだなと再認識させられた。それだけ。
乱発しなくていいから、もっとおもしろいものを
書いてください。

東野は乱歩賞とった頃の作品が好き。
「十字屋敷のピエロ」とか。
あとは「どちらかが彼女を殺した」みたいな
練ってある作品も好き。
本格ミステリー好きだからかもしれないけど。

宮部みゆきの楽園を読んだ
この人が市井の人の人生をたんたんと描写するところが好き

>>103
やっぱ「夜は〜」オタ系なんだね。
絶賛されてる？から、表紙の萌えぽさとは違って中身は意外と硬派なのかなと思ってたんだけど、やっぱ読むの止めます。
ありがとう。

今「京まんだら」読んでる
沢山の女が出て来て　色んな恋模様が（現在・過去と）描かれているから
誰が、どのストーリーだったか、ちょっと混乱しちゃう。
誰が主役だろう？？と感じてしまう（芙佐が主役なんだろうけど）
下巻もこんな感じでオムニバスのように色んな人達の恋模様が続く感じでしょうか？
枝・葉ばかりで木の幹というか話の本筋や流れが読めて来ない気持ちなんですが・・・
まだ半分ほどしか読んでないですが下巻を買うか悩み中です　　

>>107
森見の作品は処女作の「太陽の塔」のほうがおもしろい。
こっちもオタっぽくはあるけど文章も軽快だし。
「夜は〜」はヒロインが不思議ちゃん過ぎるというか…
それもオタが全力で夢見るタイプの不思議少女って感じでどうも生理的に受け付けない。

宮部みゆきの「英雄の書」読んだ。
いや、読みきれなかった。
結構新作楽しみにしてて、一切情報見ないようにしてたからなんだけど。
SF好きな人には好評なのかな？

>>109
そうそう、正にそんな感じ＞不思議ちゃん
そうか、あれってオタが好むようなヒロインか。

>>111
作者が京大出だっけ？
ブンガク系ヲタの理想のエキセントリックな不思議ちゃんって感じがした
アニメやラノベヲタの理想とはまた違うのは面白かったけど

>>112
作者ご本人も見たら「ああ…」って感じの人だよねｗ
ブログとかおもしろいし文章自体は割と好きなんだけどね。
不思議ちゃんキャラがどうにも受け付けないだけで。

「夜は短し〜」私は結構楽しんだなあ
でも「太陽の塔」方がもっと楽しい！には同意
森見は最近の作家では好きな方

宮部はいつもの「ゲーム系」と思って読んだので、「まぁこんなもんだろ」という
感想だった＞英雄の書

あとがきもそうなんだけど、やはり作者の「萌え」が押し出されると
どうにもならんなー。
「アッシュ」って名前付けるのとか、勘弁してくれ。
でも、それで思い出したように「バナナ・フィッシュ」読み返して
後日談にまた泣かされてしまった。

近藤文恵さんの「タルト・タタンの夢」と続編の「ヴァン・ショーをあなたに 」読みました。
ビストロが舞台で、さらっと美味しい短編集で、後味すごく良かった。
ここでおススメしてくれた人、ありがとうございます。

この種の読んでてお腹がすくような美味しいお話、または、
近藤史恵さんの別のおススメ小説あったら、教えて下さい。
子供の頃読んだ、アンやピッピみたいな児童小説は、食べたいモノで満載だったけど
大人向けで日本の小説で美味しいお話って、ありますか？

宮部のファンタジー物は2冊読んでから、読まない事にした。

今「ミレニアム3」読んでいる。
これで終わりだと思うと、
勿体無くてなんだか読み進めたくないような気にもなる。

ここって新書とかビジネス書もありですか？

>>116　軽いミステリ短編集で、甘い物ばっかりだけど、
「ショコラティエの勲章」はどう？
殺人などは出てこない、身近な小さな事件や謎ばかりのほのぼの系です。

>>118
いいんじゃない、自分も新書好きで結構読む。
根っから文系だから、素人にもわかりやすく書いてある理系の新書とかすごい楽しい。
「進化しすぎた脳」(ブルーバックス)と「生物と無生物のあいだ(だったかな？)」(講談社新書)がオススメ

桐野夏生「IN」読み終わった。

桐野さん独特のこれでもかという意地の悪さはやや控えめ。
自分でも付き合っていた編集者の死をどう処理していいのか分からず書いた感じ。

「無垢人」っていう作中小説のモデルは明らかに島尾敏男の「死の棘」だなーと思いつつ読んだ。

>>119さん
ありがとう。上田 早夕里さん、知らないけど、甘いモノ好きなので、さっそく試してみます。

料理つながりだけど、映画化される
「面白南極料理人 」西村 淳
これ読んだ人どうでしたか？食欲と読書欲、両方そそられましたか？

>>118
>>119さんのような「これが面白かった・分かりやすかった」とか、
逆に「ベストセラーになってるけど大したことなかった」とか、
紹介してもらえるとありがたいです。

>>116
北森鴻のビアバーシリーズお勧め。
短編集だけど、毎回必ず美味しそうな料理が出てくる。
日本だと、近藤史恵のその2つとこれがお勧めかな。
海外ものだと結構あるんだけどね。

>>121
桐野さんがインタビューで「死の棘」をモチーフに描いたって
言ってた。確かに桐野作品にしては意地悪くなかったね。

前スレで「シャトゥーン」と「羆嵐」を買ってしまったと書いたモノです。
その前に1冊読みたい本があったので
ちょっと時間が掛かってしまいましたが2冊とも読了しました。

「シャトゥーン」は登場人物の心理描写や行動に
そうか〜？と思うところはありましたが
生きたまま貪り喰われる系の描写がなんとも…

「羆嵐」は比較的淡々と出来事を追っている感じで
ドラマチックな展開等も無く、最後もあっけない感じで終わってしまいました。
実際に起こった事がモチーフだから、そんなものかもしれませんね。

暑い夏を涼しく乗り切ろうと思ったのに
呼んでいる間は天気が悪い日が多くて
読み終わったら夏本番になってしまいましたｗ

>>122
つい先日、読みました。
食欲はそそられない。てか、あまりにも使ってる食材が豪華すぎて無理。
でも、いろいろと面白かった。

宮嶋茂樹が南極に行った本があるんだが、そのときに一緒になったのが
この人たちだったそうで。宮嶋はああ書いてたけど、本当は、とかいう話もあって
これまた面白かった。

>>125
やっぱりそうだったんだ。＞死の棘
あの小説もミホと敏夫のバトルがすごすぎて、現実逃避がてら高校の試験前夜に読みきってしまった記憶があるw

作家にまつわる話をする関係者のインタビュー内容は意地悪い視線が炸裂してたけれど
（特に緑川にｶﾃｷｮしてもらってた女の子のところとか）
編集者パートではうまく視線を一定に保てなかった感じがした。
ひょっとしたらそれも「わざと」なのかもしれないけれど。

>>126
あなたのレスを見てその二冊と三毛別事件のドキュメント本を購入しました
いま読み終わって涙目ｗ

一番怖かったのはドキュメント本です
淡々と書かれてるせいか余計に臨場感が

いい感じに背中が冷えました

ν速+に熊スレが立つと絶対行ってしまう
私も三冊買おうかな

シャトウゥーン、読みました！
お薦めどおり、真夏に零下４０度の世界を味わいましたわ
身も心も
来年の夏に北海道旅行を予定しているんだけれど、持って言って読み直そうかな
いや、スキーに行くとき夜読むのも、、、怖すぎるわ！

シャトウゥーンや熊嵐が好きな奥様方には是非キムンカムイもオススメしたいけど漫画だからｽﾚﾁかな？

道尾秀介の「鬼の足音」
短編集でサクッと読めるし面白かった。
ホラーかミステリーかといえばミステリーなんだろうけど、読了後はゾクっと冷えるのでいい時に読んだと思った。

>>123
新書は当たり外れが大きいよね。

最近読んだもので面白かったのは｢琵琶法師　"異界"を語る人びと ｣
国文学、民俗学に暗い私にはちょっと難しいけど
何度も読んでしまい込めない本になりそう。

琵琶法師っていうと、耳なし芳一くらいしか知らなかったけど
中世から現代まで、琵琶法師という生業の不思議さ、
つい10数年前まで、琵琶法師（琵琶奏者とは違う）が存在していたってことにびっくり。
その爺さんの演奏してる映像DVDがついていたけど、これもまた凄かった。

ジョーズの後にグリズリーって、２番煎じのつまんない映画があったけれど
シャトゥーンを読んだあとはちょっと楽しめるかもと思う

>>133
気になる題材だから買ってきちゃったよ
時間できたら読みます。

しかし岩波の本って、活字が小さくて古臭いというか、読みにくいなあって思うのは私だけ？
装丁の古臭さは好きなんだけど

岩波は手元にないから確認出来ないけど、
昔のはコバルト文庫でさえ字が小さいよ。

新潮文庫も昔のは字が小さいよね。
大きな字に慣れた後見ると目がチカチカする。

新聞の字も昔は小さかったね。
世の中の流れ的にどんどん字が大きくなってるのかしら。

大活字の流れはまぁいいけど、トールサイズな早川にはガッカリした。
シリーズ途中でサイズが違うのが微妙に気に入らない。
途中から新書とかよりはまだましだけど。

獣の奏者読了。私も泣いてしまった。
ひとつの終末を描くものだとは思っていたし、終わりは始まりで
救済の物語でもあるけれど、こうきたかー。しばし呆然。
明るい日差しが目に沁みるね･･･。

昔の新潮やハヤカワ、岩波の小さい字で古典（とかそのジャンルでの名作）を読むと、
ああ名作読んでる〜って気分に浸れるので好きｗ

そうだね、昔はみんな活字小さかった。
岩波は昔から変わってない感じ。
他が大きいのに慣れたから岩波読むと疲れる。
活字とか装丁とか紙とか一番好きなのは新潮(文庫の話ね)だな。

話題がちょっと戻るけどフラウの本特集で
「夜は短し歩けよ乙女」が「童貞のおとぎ話」って書かれてた。
いいえて妙だと思った。

高齢者の割合が増えているから新聞も大きな字にしているけれど、そんなふうに
高齢者に向いたことが新聞の若者離れにもなったと読んだことがある

この板にもスレ立ってる、よしもとばななのイタすぎエピソード、
よしもとばななってそういうニオイがぷんぷんだから嫌い
そういう人のくせに、｢無垢なものがうんたら｣みたいなこと言って
ご都合主義な小説書いてるのがイヤ

ハードカバーでも、大活字本でもないのに、２ｍぐらい離れても文が読めるほどの
文字が大きくて、行間すかすかの本がある。
そういう本に当たると、理由はわからんけど、なんだか悲しくなるけどな。

それでも、まだ、老人は不満があるらしく、たまに、新聞の投書欄で
本の文字を大きくして欲しいというのをみかける。

ただ、活字が大きくなると、紙がたくさんいるから値段があがるんだよね。
せこいけど、それはちょっと。
本に使えるお金は限られてるし。

>>144
あるある。
ちょっと長めの短編じゃん？って小説を、むりやり長編扱いにして、
すかすかの字組みで1冊のハードカバーにしたようなやつ。買うの勇気いる。
もう一編短編を加えるとかできんのか、って思う。
文庫は小さいから少しでも活字が大きいほうが親切と思うけど
ハードカバーは薄くてもそれなりの値段するし、字すかすか本ぺらぺらだとなんか…損した気分。

「シャトゥーン」は人物が「はあ？」って感じで、私は駄目でした。
以下ネタばれありです。





主人公が｢生物」専攻でしたってのが売りみたいだけど
そうとは思えない言動が多くて引いた。

子供が、熊に襲われても（時間がたったら）元気に外で遊んでるって
閉じこもって怯えてるほうが普通な気も。
ついでに子供つれて逃げてるのに、男と何かしようなんて、
たとえ極限下でも考えるものかな。
男が考える女ってこんな感じなのかな。

もう突っ込みだらけで、私には駄目でした。
ホラーとして読むのならいいのかも。

｢熊嵐」を読んで見たいけど「実話」が元ってのが
怖くて、手が出せない。

本屋行ってもミステリーが多いよね、圧倒的にさ。
もっと普通の小説が読みたいなぁ、最近は。

羆嵐は普通だ。そんなに怖くないよ。
もし吉村昭、未読でしたら「漂流」「冬の鷹」「破獄」とかオススメです。
実話の大惨事？を題材にしている物ということでは、
「羆嵐」より「関東大震災」のほうが怖かった（読み応えあった）。

>>146
自分もだｗ


電気もない狭い山小屋でいくら気心知れてるっつったって
妊婦がいたり自分（主人公）も子供連れで真冬に一週間とかないって
紅白も笑ってはいけないも見られないとか・・・とぶつぶつ言っていたら
「そこからかよ」と旦那につっこまれた

てか、なんでもミステリにしちゃってるじゃない

シャトゥーンがこのミスだったのにびっくり

>>135
133で書き忘れたけど、平家物語に興味がないと、つらいかもです。
文庫話とは外れますが、

｢肥後琵琶弾き 山鹿良之夜咄 ｣　
↑133のお爺さんの話

｢小栗往還記｣
↑琵琶で語られる物語の代表的な演目、｢小栗判官｣のあらすじを辿った紀行。


このあたりや（2冊とも素人むけの本で、頭使わずに読めたｗ）、
柳田国男なんかを併せて読むと、入りやすいと思います。
ほかに近いかんじのものは、瞽女さん（盲目の女旅芸人）関連の本も、
題材としては近いし興味深いですよ。
長文ｽﾏｿ

「羆嵐」は淡々とした描写で、本自体が怖いというのじゃなく
熊の様子や文中の人物の感情の変化を客観的に読めて興味深かった。
やっぱり熊は怖い。

ミステリより普通の小説がいい、となると翻訳ものになる。値段が高くて泣ける。

>>148
何をいっているのかさっぱりわかりません。

>>153
私も>>148がわからないｗ

＞真冬に一週間とかないって
＞紅白も笑ってはいけないも見られないとか・・・

真冬に一週間山小屋にこもるだなんてありえない。
それだと「紅白歌合戦」も「笑ってはいけない（年末の特番）」も見られないじゃないの。
そんなのいやだいやだ！

という内容だとエスパー。わたしは熊嵐は読んでないけどｗ

「黒い家」

１０年ぐらい前に発売されたときに読んだときは全然なんとも
思わなかったけど、昨日読み返したら((( ；ﾟДﾟ)))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

>>146
シャトゥーンに突っ込みいれられる人なら熊嵐は大丈夫だと思う。
熊の被害自体より居合わせた人の心の動きをメインに書いてあるから。

”食害事件”という言葉シャトゥーンで初めて知った
殺人事件より恐ろしい言葉だ

>>156
貴志祐介は怖いよね〜。
私の最強は「クリムゾンの迷宮」。
夜中に読み出したら止まらなくて徹夜で読みきったくらい面白かったんだけど、
怖くて怖くてトイレ行けなかったよー。

怖いのでいったら、１３番目のペルソナかな
いや、天使の囀りも末期の状態を想像すると、、、

貴志祐介はいいね
遅筆だけど出たら必ず買う作家さんの一人だ。

ここでは今更かもしれないけどさっき宮部さんの「楽園」再読完了した。
中途も面白いけどラストで涙が出てしまった。
最初に読んだ時は泣いたりしなかったけど今は子がいるからいろいろな意味で
深く考えてしまった。

「黒い家」の描写で、南海沿線が出てきたんだけど、こういうのうまい。
ここで阪急沿線を持ってきたら、綺麗な明るいこじゃれた雰囲気が出てしまうんだけど、
南海沿線の北野田やら金剛やら出てくると、なんとも貧乏臭い裏寂れた感がかもし出されて
ホラーを増長させるｗ（南海沿線在住の人ごめんねｗ

>>143
ばなな本と成長してきた私も同じことを思います･･･
エッセイひどすぎる！
○○さんが〜とか○○ちゃんと〜とか知らんよ！ってなる。
公私混同しすぎる作家はちょっとなぁ。
そういや「虹」とか「不倫と南米」あたりから怪しかったよねｗ（取材旅行エッセイつき）

>>108
愛人の店に本妻連れて行ったり　愛人のつもりが実は他にメインの愛人がいたり
つまみ食い用の女がいたりで・・・
もぅなんか男達が勝手過ぎて読んでてイライラしましたよ
源氏物語は、貪るように読んだのに「京まんだら」はムリでした
私は下巻は買わずです

職場の上司から1Q84押し付けられたｗ
「ノルウェイの森」読んで村上春樹はもう読むことはないだろうと
思っていたのに。
今日で夏休みが終わり、明日から出勤なんだけれど
2巻目を持って待っている上司の姿が目にうかぶ。
すんません。まだ1巻の1/3しか読めていません。
主人公の一人である青豆にまだ馴染めない。

宮部みゆき、現代ミステリーは面白いけれど
江戸もの、ファンタジーものは苦手だ。

最近は手軽に読める奥田英朗をよく読んでいる。
ふとした文章が結構ツボに入るのがたまらない。

１Ｑ８４、私も１巻がなかなか読み終えられなかった。
私は天吾がダメだったけどw

>>162
土地勘がないから周囲の状況は分からなかったけれど、黒い家は最初から
不気味さが良く出ていた。

確かに「黒い家」は怖かったけど
「青い炎」はなんだかな〜だった。

>>108>>164
下巻は一応メインの主人公の芙佐の視点から語られる事が多いかな
男も勝手だけど、芙佐のちゃっかりぶりもさすが寂聴が書いた、って感じでした

>>17
亀ですが…
自分の中では磐音が祝言をあげた時点ですっかり終了モードです。
と言いつつ今でも読んでますが。
そのうち二人の子どもが出来てシリーズ安泰…？
確かに磐音が浪人に戻る事は出来ないでしょうね。

私も黄門様よろしくお付の人の誰かが磐音を紹介するのは嫌いですｗ

ハルキここでは評判悪いんだなあ…長編に挫折した人は短編を一度読んでみてほしい。
私は嫌なことがあったりして現実逃避したいときはハルキの短編を読みます。
むしろおだやかな話じゃないほうが多いんだけど不思議に落ち着くんだ。
ハルキの本は、ストーリーそのものを次々と追うよりも
細かい描写ひとつひとつを大事に拾って咀嚼しながら読むという感じ、自分にとっては。

>>171
>>1

カタカナ表記きたこれ

171程度はいいとおもうけどな、私的には

>そのうち二人の子どもが出来てシリーズ安泰…？
それなんて御宿かわせみ？

春樹は短編は良いけど、長編がダメって人多くない？私がそうなんだけど。
短編だとあのスカシっぷりも鼻につかない、鼻先をくすぐる程度で我慢できる。

>細かい描写ひとつひとつを大事に拾って咀嚼しながら読む

これが今の私にはできないｗ
のどに詰まらない程度に噛んでとりあえず理解しながら読み進めている状態。
咀嚼までいけないｗ
空いた時間の読書には向かないような気がする。>村上春樹

>>166
「1巻が」ということは2巻はすらすら読めるのかなぁ。ﾜｸﾜｸｗ

>>175
かわせみってそんなことになってたのか…
ドラマがなかなか続きが来ないんで、原作に手を出してみようかと思ってたんだけど迷うわｗ

獣の奏者の続編一気読み
こんなに夢中になって本を読んだのは
久しぶりでした
児童書のくくりだけど
何でもかんでも都合よく動物が助けてくれる
子供騙しのぬるい話じゃないのが凄い

>>147
>157
お勧めどうもです。146です。
まずは熊嵐読んでみようかと。
表現が怖いというより
実際にあった事というのがガクブルなのです。

>>179　
私も読んでみたくなりました。

獣の奏者、中江有里のブログで目にしたところだ。

>>172の意味がわからない。村上春樹が嫌いなんだろうなって事以外は。

>152
お金もそうだけど、なにより家は保管場所ない。もうずっと図書館派
先日地震で本に埋もれて亡くなられた方がいたけど、ひとごとではない感じ
しかし読みたい本が常にあるとは限らない、購入リクエストするのも面倒だ
図書館さん、「ドンナ・マサヨの悪魔」買ってください

獣の奏者好きな人なら
精霊の守り人も好きになれるな

ヒロインここの板の住人と同年代だしｗ

熊嵐はwikiで実際の事件のあらましを読んだ方が怖かった
小説になると現実感が薄れて意外に平気だよ
ついでに福岡大ワンゲル部のヒグマ事件のwikiも死ぬほど怖い

天童 荒太「悼む人」読了。
ひさびさのＨＩＴ
前半退屈でいつまで前置き続くんだと思ってしまったけど
長旅を味わった感はずっしりとあったから、書き手としてはうまいこと書いたんだろうなｗ
最後は不覚にも涙がとまらずすっきりしました

ここで紹介されてた吉本ばなな「ハチ公の最後の恋人」買ったところでものすごく読みたいんだけど
こういうのは心を荒ませてから読みたいから間にとおもって
柴田礼「パワーゲーム　永田町の密と毒」借りてみた
汚らしく楽しい作品であることを期待しつつｗ

図書館の予約本が一気に回ってきた。
オリンピックの身代金
贖罪
乱反射
アマルフィ
エッジ（上・下）
聖女の救済

…うれしい悲鳴。

不思議だねーあれ、別々に予約日ずれてるはずなのに。
うちの市図書館はリクエスト集中するものだと、通常ワンセット購入を
本館＋分館×２　ってぐらい買ってるのだそうだ。
それで、地味にファンが付いてる作者のは本館＋分館のだけって。

20冊を50人待ち、5冊を5人待ちなんて按配で、リクエスト引取り⇔貸し出しが
土日週末に集中となるわけで…考えてみたけどあの一気なタイミングは謎のままw

少し前に出てた「盤上の敵」気になったので買ってしまった。
確かにこれはちょっと・・・・。
蚊に刺されたあたりの描写なんかは辛くて一旦本を閉じてしまった。

以下若干ネタバレ




ラストですが、あれって二人の明るい未来を暗示してるんでしょうか?
私は逆に思ったんですが。

>>183
私もそう！
会社勤めの頃は図書館に行く暇なかったし、通勤が読書タイムだったから
ハードカバーは持ち歩けなかった。
今は文庫化またなくていいのがうれしい

>>183
昔買った本を処分して、新しく本を買わないの？　すごく感動した本でも
・再読の可能性が低い
・地元の図書館に置いてある
・古本屋、ブックオフ、Amazonマケプレで再入手しやすい
本は定期的に手放してる。結婚を機に本棚２本買ったので、ここから
本があふれてきたら、蔵書の見直しをして古本屋に売ったり友達にあげたりする。

蔵書見直しすると「この本を持ってる私が好き」と見栄で持ってるものも
意外とあったりする。古本屋に買ってもらえそうな本を優先的に売り、
再入手が難しいぼろい本だけが残るのでうちの本棚のラインナップすごく微妙。

特に理由もなく春樹を素通りしてきてしまったんだけれど
好き嫌いがあまりに分かれるのに、そそられています。
誰にも愛される作品よりは傑作がある確率高いものね

で、春樹好きの奥様たちにお願い
春樹らしさの強い作品を２，３教えてくれません？
受け付けにくいかも、ってところは全然ＯＫ
春樹文学ならこれは読んでってやつが希望です。

>>192
長編はベタだけど「ノルウェイの森」と「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」
これが読めたらどれもわりと抵抗なく読めると思う。
短編集は「象の消滅」
アメリカで出版された短編集を同じ構成で逆輸入したもの。
いいものが厳選されてる。

エッセイなら
「遠い太鼓」「走ることについて語るときに僕の語ること」
前者はヨーロッパでの暮らしを綴ったエッセイ
後者は小説を書くことについての作者のスタンスがよくわかる。

まずは短編かエッセイから入るのがいいと思います。

>>192
短編から読んでみては？
春樹氏は短編を元に長編を書いたりしてるよ。
本人も長編を書くための準備だったり、息抜き？のような物と言っていたよ。
「レキシントンの幽霊」「風の歌を聴け」「パン屋再〜」「蛍納屋を焼く」だったかな？
題名がうろ覚えで間違ってるかもしれないけどスンマソン

>>191
自分は時代小説好きなんだけど
山本周五郎や池波正太郎、藤沢周平とかの大御所の作などは
すっごく好き!という以外のものは結婚時に手放しだよ。
名作家の時代小説って時がたっても色あせないので需要もあるようで、
ひきとってもらい易いジャンルのよう。
重版や復刊も多いでの、また読みたくなった際にも入手しやすかったりする。

いま入手したいと思ってるのは、杉本苑子と永井路子の歴史小説全集。
古本屋で見かけたら一括で買ってもいいかなって思ってるけど
読むのが大変そう・・・。

>細かい描写ひとつひとつを大事に拾って咀嚼しながら読む

これ出来る人は春樹好きになれるかも
私はトントン話しが進んで行く方が好きだから　やっぱ苦手。
しかも最初に手にしたのが「ノルウェイ」・・・
その時に、このｽﾚに出会ってれば良かったなぁ

「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」から入って
次に「国境の南、太陽の西」を読んで合わないなと思った。

どんな作家でも好き嫌い合う合わないはあって当たり前で
ただそれだけのことなのに、
村上春樹は、｢嫌い｣｢合わない｣というタームでも
なにがしか語りたくなる人が多いのが、なんというかビッグネームということなのか

>>192
風の歌を聴け＞1973年のピンボール＞羊をめぐる冒険はどうかな。
風の歌を聴けはデビュー作だし、短いし、なにより結構な勢いでスカしてる気がする。
春樹らしさと言うか、わたしは「この人は日本人なの？」と思いながら読んだ。
それで三部作のあと二作を読めたら、もう大抵読めるよ。

春樹文学みたいな重いしばりなら、ねじまき鳥三冊を読んで欲しい。
しかし他の奥様のを見たら、みんなの意見がバラバラすぎて面白いｗ

春樹なら、
『ねじまき鳥』が好きだなぁ。

『国境の南、太陽の西』も。

周りでは苦手という人も多いのに新作のあの売れようを見ると
やっぱりそれだけの人が一度は手に取ってるんだと思う。
海外で認められた作家という影響も大きいのかもしれない。
日本人の自尊心をくすぐるのかも。日本人なら読んどかなきゃ的な。

私は積極的に春樹が好きなのでほとんど読んでいるけど、中にはやっぱり苦手もあって
「国境の南、太陽の西」なんかはダメ。合わない。
春樹ファンにもねじまき鳥以降の作品は苦手だという人は結構いたりする。残酷描写が増えたしね。
やっぱり長編なら読みやすいのは初期作品だけど、私は学生時代にいきなりねじまきから入ったのでさほど抵抗はなかったな。

>>198
・ある程度の本好きなら一度は読んだ作品もある。
・合わないって言っているのに、それでもすすめる人がいる。
この語りの流れは信者に一緒にするな、
と言われそうだがジブリの宮崎作品に似ている。

>>202
あーそうだ、私、宮崎作品嫌い語りも苦手なんだったｗ
まさに似ているわ
とくに宮崎作品嫌い語りの人は
｢好きな人が多いから少数意見て感じで言いづらいけど｣って
普通に嫌いな人も多いし十分一般的な意見だよ？と思う

>>192

個人的には『トニー滝谷』あたりがなんか好きかも…
宮沢りえ主演で映画にもなってる（観てないけどｗ）

『トニー滝谷』は、『ねじまき鳥』同様
同じ題材でありながら、微妙に違う話を
セルフカバーみたいな手法で（題名も違う）何作か書いているので
その違いを見つけるのも、まあ面白いかも…

7号の洋服は、サイズ的に絶対着れねー　
サイズ的に死んでも無理ｗと思いながら読む『トニー滝谷』

>>185
福岡大学ワンゲル部のWiki、ぐぐって今涙目。怖すぎる＆部員かわいそすぎる…
テントに書き遺したメモがかわいそうでかわいそうで…
熊小説、怖くて読めないよorz

私は普通に村上春樹好きだけど、別に合わない人が無理して
がんばって読まなくてもいいと思う

俺は春樹作品は好きだ。
ﾌｪﾗ好きのﾊｰﾄをがっしりと掴む描写が多いし、性愛的友情ｾｯｸｽもいい感じ。

>>195
杉本苑子と永井路子の歴史小説全集、文庫で出てほしい…

>>195
時代小説は年配の男性を中心に人気ありますもんね。
杉本苑子と永井路子の歴史小説全集、今は不景気で古書価が
下がりがちだから、今のうちに買っちゃえ〜買っちゃえ〜

>>208
今は文庫で出てる全集も多いですよね。須賀敦子全集はすごいと思った。

>>204
「トニー滝谷」の映画、すごく好きだ！
先に原作を読んでいて、後に映画化された物を観ると大抵ガッカリするのだけど
これは良く出来ていたと思う。

イッセー尾方の芝居も実験的な演出法も素晴らしかったのでお薦め。
スレチすまん。

>>206
日本ではたぶん１番好きな作家だと言えるし著作も全部読んでるけど
緻密な性描写にどーしても嫌悪感がある。
そこが苦手ならやっぱり無理して読んでるのかな・・・
正直エロなしでもいいんじゃないかと思う。

自分も杉本苑子はじっくり読み返したいものが多いなー
骨太なんだけど、女性ならではの繊細さもあって、すごいと思う

★ワインの居酒屋持ち込みはあり？　ばななエッセイに賛否両論

・「キッチン」「TUGUMI」などの小説で広く知られるよしもとばななさん。今回話題になったのは、2006年6月に
　出版され、09年4月に文庫化されたエッセイ集「人生の旅をゆく」の中の一節だ。

　エッセイで、よしもとさんは、東京の居酒屋で、飲食の後に、ヨーロッパから一時帰国中の友だちが
　おみやげに持ってきたデザートワインを開けたときのことを書いた。そのときは、友だちの送別会を
　兼ねており、店の女性アルバイトにグラスを借りて、仲間内7人で小さく乾杯した。
　店内には、よしもとさんらしかおらず、あと2時間で閉店だったという。ところが、居酒屋の店長は、グラスを
　貸した女性バイトをキッチンで激しく叱り、よしもとさんらにも「困る」と説教をし始めた。よしもとさんらは、
　友だちが海外から持ってきた特別な酒で、いくらかお金も支払うと説明したが、店長は一度許すときりが
　ないと受け付けなかったという。
(以下略)

　http://www.j-cast.com/2009/08/17047609.html

※参考：
・入れ墨で風呂屋とトラブルになるよしもとばななさん
　ttp://www.yoshimotobanana.com/cgi-bin/diary/diary.cgi?page=5&yy=2001&mm=11
・ワインの持ち込み方について（サカキシンイチロウ氏）
　ttp://www.1101.com/restaurant/2005-02-17.html


ちょｗｗよしもとばなな、今も相変わらずイタタ発言してたのねｗ

>213
ワインの持ち込みかあ
「断られるような他人」の居酒屋なら無茶すぎるとおもうｗ
どんなにいきつけでもね、ましてや事前に経営者レベルの人に確認もせずにっていうのは常識を疑う

うちは地元の知り合い（経営者）の居酒屋で仲間内で飲むときは
1本くらい持参するのが当たり前になってるけど
そもそもその経営者が無料でいろんな地方の地酒とかを振舞ってくれちゃうから
それじゃあ申し訳ないっていう感じでそれぞれが社長に手土産として持っていったお酒が
結局それもその場で振舞われてしまうっていう流れだったりするし

なんて常識人ぶってはみるけど父が日帰り温泉にいくときに
500ミリのペットボトルに焼酎いれていくのを
注意できずにいるｗ

もうこれは専スレでおねがいします

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良書のお勧めです
植草一秀『現代日本経済政策』岩波書店

>>213
そのまとめ読んだ読んだ。ちょっと前にここで
ばなな小説の主人公ってどっか生活感ないよねーって話題になったけど、
当人もほんと現実感ない生き方してるというかふわふわしてると言うか、
地に足ついてないよねぇ…なんだこのセレブぶった勘違いは。と思ったなー
いや初期の作品は好きなんだけどさ。

以前ここでおすすめされていた田辺聖子「私的生活」を図書館で借りてきたら
キラキラした感性が溢れているような文章でなんだかすごく幸せになったよ。
贅沢な家やモノの描写もスノッブにならず上品で、神戸の高台のマンションから
見える景色とか六甲の邸宅の季節感とか、結婚してから急に昔の恋愛がなつかしく
なるせつない感じとか、描写がとっても上手でひきこまれる。
誰かも書いてたけど装丁さえもうちょっとﾏｼならあらためて購入したい。

初期の作品＝作者が若いから新鮮
ですよね〜
私も好きで何冊も読んだけど
途中から社会とばななのズレを感じて
読まなくなった。
年取るごとに厚みを増すか
年取ってもふわふわフェアリーな作風を
貫くか
どちらでもなかったな
ただの嫌な人でしたねー

高田郁の「出世花」「八朔の雪」読み終わりました。
ここに来たの久しぶりなんだけど、もう話題になりましたか？
とても良かった。
「出世花」は屍洗いがテーマなのでちょっと映像化は難しいかな
と思いましたが、「八朔の雪」はNHKのドラマになりそう。

村上春樹、たくさんのご推薦ありがとうございます。
とりあえず、ノルウェイとねじまきと羊を読みます。
挫折したら、幽霊読んでみます

私もエロは苦手ですがそういうところは読み飛ばすことは多いので大丈夫だと思います。
（シャトゥーンも食われる所はとばしました。それでも十分怖かったし）

今まで避けていたのって、ノルウェイの売り出し方が嫌だったんですよね
いかにも若い女性向けよ〜、みたいなマーケティングに乗せられるものか
って、それが尾を引いてしまった

>>185
福岡大学ワンゲル部のウィキって検索ワードなんですか？
その事件全く知らなかったので知りたいのですが。

ggr

春樹読むならエロ飛ばしたら駄目やろ。

>>222
念のためだけど、羊は三部作の三作目だよ〜。
エロはわたしもざっくり斜め読みでOK。
そんな読み方のわたしでも村上春樹いいなあと思うし。
まあ読み飛ばしてるつもりでさらっとがっつり読んでるのかもしれないけどねｗ

海辺のカフカと風の歌を聴けが好き。
スプートニクの恋人も好き。

春樹作品の主人公はｴﾛくて善良だけど、弱いんだよね。
女に命令したり、支配したりしようとする強さが欠けている。
愛とは力を使わない事、それは素晴らしいが時として男は女を激しく求め、のしかかるように抱く事が必要なんだ。

精神的な愛でなく肉体的な愛は暴力なしには考えられないのである。

羊をめぐる冒険が羊シリーズの一つ目かと思ったんだけれどあってます？

>>229
１．風の歌を聴け
２．1973年のピンボール
３．羊をめぐる冒険

４．ダンス・ダンス・ダンス

上の三つが三部作の僕と鼠シリーズ、
同じ主人公の僕が出てくるのがダンス。
後日談というには分厚いけど、ひとつのお話として面白い。
ハワイに行ってピナコラーダを飲みたくなるよ！

ありがとうございました
１，２は全然知りませんでした

>>231

ｲｼﾞﾜﾙのつもりじゃないんだけど、『読書好きの奥様』が全然知りません、って・・・

>>232
若い奥様ならご存知ないかもしれませんことよ

村上春樹、できれば「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」も
読んでみてほしい。好き嫌い分かれる人だけど、あの淡々とした文章が好き。

それと坂東眞砂子の「山妣（やまはは）」もすごく面白かった。

いろんな年代やいろんな作家がいろんだからおかしくないと思うよ。

因みに村上春樹では「風の歌を聴け」と「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」が好きだ、と以前書いたものだけど、
「国境の南、太陽の西」は20代と30代後半では感想が全く違った。
既女目線になってしまって、主人公最悪と思った。
２０代で読んだときは胸がきりきり締め付けられるようだったんだけどね。

このミスで歴代１位だった「薔薇の名前」を借りてきたんだけど、
本題に入る前の宗教話が辛くて読み進められない。
読んだ奥様、感想を聞かせてもらえませんか？
誰かに背中を押してもらえないと脱落しそう。

カズオ・イシグロの「私を離さないで」は不思議な世界観だけど良かった。
「日の名残り」より好きかも。

>>234
ぜひ読んで欲しいなんておしつけがましい！

このスレって、皆が好き嫌いをある程度好き勝手に書いて
で、それを勝手に読んで「この本を読んでみよう」みたいに
ゆるいのがいいんだと自分は思ってたのでイヤなレス見ちゃったー！

「森に眠る魚」読んだ。
前に「登場人物が多くて覚え書き作った」という方がいたけど、真似させてもらいました。
あの事件がモデルになっているということで
「誰が誰を？」というのが気になって、途中からはあっという間に読んでしまった。

同じ事件をモデルにしていても「砂漠の薔薇」よりこっちの方が私は好き。

>>236
おしつけがましいのはあなたですよ。

>>238
同意！
元レスは
できれば〜も読んでみて欲しい、なのに
ぜひ読んでほしい、と
変えてるし

言い分があまりに子供みたいで笑ってしまったｗ

でも「読んでみてほしい」って上からのだよね。

できれば→ぜひのタイプミスは（コピペするのも
イヤなくらいむかついたので）申し訳なかったけど。

煽ろうとしてるけど微妙すぎて悲しい感じになっているね。

まあ｢読んでみてほしい｣は確かにあまり好きな言い回しじゃないな
人に（聞いてないのに自発的に）本を推薦されるのって、
ここの奥様もあまり好きじゃない人が多いでしょ？
面白そうな本を挙げてくれて、こちらが｢面白そう、読みたい｣と
思うのがいいんであって
なんかとっちらかって興奮ぎみに｢すごくよかった、読んで！！｣
みたいなのは可愛いときもあるけどさ

つか
今更　ばなな　大炎上wwwwww

みんなが村上春樹を好きなことはよくわかった。
そりゃあ売れるわな。

P・D・ジェイムズの日本で翻訳出版されているものは全作品持っているなずなのに
「神学校の死」と「殺人展示室」が見当たらない。
あきらめて図書館で借りてきてしまったよorz
本箱をもう一つ買って整理しなければいかん。

>>243
2chなんだから「ぜひ読んでみて！」と言われたところで
「早速読んでみます」と返事を書こうがそのまんまとか普通にあるだろう。
そこはお互い了承済みかと思ってた。

ま、とりあえず「読んでみてほしい」をNGワードに入れれば解決！

>>235
薔薇の名前は本が辛いなら映画を先に見てみるといいかも。
ざっくりでもストーリーがわかってれば読みやすくなるよ。
怪しい登場人物勢揃いでなかなか映像も素敵な映画です。
クリスチャンスレーターのハゲが笑える。

あと私も「私を離さないで」大好き
なんとも言えず胸が締め付けられる本だね。

>>245
村上嫌い（たとえば私）はひたすら、話題が終わるのをじっと耐えてスルーしてるのよｗ

村上春樹を好きな人はイシグロの「私を離さないで」もぜひ読んでみてほしいｗ
「1Q84」は「私を離さないで」から何かを得ていると勝手に個人的に思っているので。
この二人に交流はあるんだろうか？「夜想曲」にもヤナーチェクの単語が出てきたんで妄想してしまった。

>>249
対談はしていたはず＜春樹とイシグロ

>>248
ﾉｼ　ここにもいるｗ

貴志 祐介「新世界より」がノベルスになっていたので読んだ。
一気に読んだくらい面白かったけど、あまり新鮮味はない感じだった。
そしてノベルスであんなに分厚くするよりも2冊に分けて欲しかった。
読みにくくてしょうがないｗ

>>250
ありがとう。「イシグロ　春樹　対談」でググったらなんか出てきました。
何回か会って食事して音楽の話をしたみたいだけど対談集みたいなのは出ないのかな〜
スカした会話の応酬が見たい。

「熊嵐」と同じ作者の作品で「漂流」を読まれた方いますか？
ブログで紹介してる人の感想が興味を魅かれたので
読もうかな・・と思ってるんですが
ここの奥様の意見も聞きたい

>>247
｢薔薇の名前」私も映画観てから読んだ、そのおかげで完読できたが
読書の悦びは半減したかもしれない
映像で理解可能なことも多いから、宗教関連記述すっ飛ばしてしまった

カズオイシグロ「私を離さないで」歌を聴きながら踊る場面で涙、涙
なんだか、この人の作品肌に合う感じがする
大切に読んでいきたいと思う作家に出逢えたことは私にとって大きな幸せ

>>248
私も。

薔薇の名前、御託が冗長なとこもあるけど、段々面白くなるよ
ホームズとカドフェルを足して割らずにくどくした感じでいかす
私はこの本でエーコにはまった

カズオ・イシグロは「日の名残り」と「わたしを離さないで」が良かったな。
「遠い山なみの光 」や「浮世の画家」は個人的に今ひとつ。
それでも「夜想曲集」はしっかり買って積んであるｗ

エーコの「文体練習」は面白かった〜、勿論「薔薇の名前」もいいけど。

>>258
土屋政雄が好きなんですね。翻訳ものは訳者によって変わるから難しいですね。

エーコは薔薇の名前に夢中になってフーコーの振り子に挑戦するも挫折…。
わけわからんかった。
大学生のときだったからなあ、今読んだらちょっとはわかるんだろうか。

前日島読んでみたいけどどうですか？

フーコーよりは空気がアホ明るい分読み易い＞前日島
でもやっぱり救いはないんだけど

＞わけわからん
確かに。私も知識なくてわからんとこも多いけど
押し寄せる記号論・単語に揉まれてわーわけわからんて
なるのが好きなので妙な高揚感が味わえます

誉田哲也「ソウルケイジ」「シンメトリー」「ストロベリーナイト 」のシリーズ読了。
「武士道シリーズ」から入ったけど、この人の小説、面白いね。
「ジウ」も予約してこよう。
でもこの勢いで「武士道エイティーン」を読んだら、
早苗か香織が死ぬんじゃないか・・・なんて変な妄想しながら読んでしまいそうｗ

>>253
>スカした会話の応酬
私も見たい

この人、よっぽど書くことないんだろうな。
同年代の清水ミチコの爪の垢を煎じて飲ませてやりたい。
比べるのも憚られるくらい面白い文章書いてるのに。

ｽﾏｿ、ばななｽﾚの誤爆。

柴田礼「パワーゲーム　永田町の密と毒」読了
誰？何？ってかんじでしかなく、とりあえず綺麗だったから借りてきたんだけど悪くなかった。
女性政治記者が主人公でその目線で政治が動いてました。
どちらかといえばヒューマンドラマで、内容がタイトル負けしてる感じはしましたが
小難しい専門家の討論聞いてるよりは下世話な感じが楽しめました。
ＮＨＫあたりがうまくドラマ化したらいい感じはするけど、
あきらかに小沢さんや福田さんや麻生さんモデルの登場人物がガンガン出てきて
実際あったよね？っていうような醜態を晒しつつ脚色しまくってるので
ＮＨＫじゃできないかな（笑

っていう読み方が出来たりｗも面白かったです。

村上春樹を読んでる人の半分以上は内心つまらないと感じながらも皆が読むから仕方なく読んでるんだよ。
キムタク糞ドラマを面白くもないのに皆が見るから仕方なく見るのと同じだよね。

どの作品も不細工な村上春樹本人が空想の中で女にモテモテでSEXしまくるという願望を描いた自慰小説。

>>255
でも、あの手の小説は背景に関する知識がないと読むのむずかしいから
映像に頼るのしかたないかも

日本人が（塩野 七生とか）が書くと背景を補ってくれるけどね

カズオ・イシグロの「わたしを離さないで」いいよね！！好き。
私もしみじみしました。原題は"Never Let Me Go"って言うんだね。
なんか素敵だ。

わたしは昔から文庫を読むのが好きなのだが、
ヘンなところが神経質なので書店で新しいのを買って読むばかり。

･･･何度となく読んだことのあるものを買ってしまう。
好きな作家以外は、好みの装丁・苦手じゃないタイトルを手に取るので、
つい同じ間違いをしてしまう。
あの時の切なさはどうしたらいいものか･･･。

お金もったいなかったしもう電車乗っちゃったのに他に本用意してないし･･･

以前ここで自分の趣味と似たような作品が好きと仰る奥様が
三浦綾子の塩狩峠を読んで布団かぶってアタマ抱えたって話が記憶にあったので
この間図書館で借りてきて今日読み終えた。

うぁー…確かにどうしようもなさに胸が詰まる…。
実際にいた人物と事象がモデルなんだね、この小説。
純粋に恋愛小説ではないけど、
主人公が長い年月をかけて大事に育んで来た愛の深さが伝わってきてジーンときた。

それにしても三浦さんの文章は読みやすくて好きだなぁ〜
氷点ももう一回読んでみよう。

>>268
そうだね。
それに原作のイメージを崩さずに映像化に成功した数少ない作品だと思うから、
どっちから入るにせよ、どっちも見て・読んで損はしないと思うよ。

どっから連れてきたんだよｗってくらい異形の役者さんが多いけど
ほんとよくあんな役者集めたなーって見るたび感心してしまうわ。

村上春樹つまんないんだけど、
こんなに世間に受けてるんだから
いつか面白い！と思えるところが出てくるはず！と
自分を励まし読んでます

春樹を読んでる人の中には>>273みたいに思いつつ無理矢理読んでる人も多いと思う。
自分は春樹好きで前向きに面白いと思って読んでる派なんだけど、
じゃあどこがいいのか具体的に言ってみろ、と言われたらモニョるｗ
なんというか…ほんと感覚で読んでるんだよね。
あえて面白いとこを言葉にするなら、比喩の使い方が面白いとか、この台詞が面白いとか、
部分的に抜き出すことはできるけど、全体像を語ることができない感じ。
だって共感できる登場人物もほとんど出てこないし。なのに読んじゃう。
なにがいいのか説明できないのに、なんかいいなーって思うんだ。
読書感想文がうまく書けるタイプの人は春樹苦手なんじゃなかろうか、とか思ってしまうｗ

遅くなりましたが、「薔薇の名前」にたくさんの背押し（？）をありがとうございました。
映画も見て、あきらめずに読み通そうと思います。
何か映画の感想とか見ると楽しみになってきたわ〜

＞だって共感できる登場人物もほとんど出てこないし。

実は村上さんって読んだ事ないけど
そんな小説だったのかｗ

春樹の奥さんが、どんな本でも教訓を求めて読む人で、たとえば
「走れメロス」を読んでカッとなりやすいのはよくないと思った、とか
本人は大マジなんだけど・・・みたいなエッセイなかったっけ？
彼女は夫の小説からも何らかの教訓を読み取れるんだろうか？？

私はもう文体と食べ物描写のファンです。

村上春樹は性描写が気持ち悪くて駄目だ。

>>276
春樹作品に出てくるメインの登場人物って、みんな浮世離れしてるんだよ。
なんかふわふわしてるというか、現実味ないというか。自分のことなのに他人事、みたいな。
上で誰か書いてたけど、スカしてるの。嫌な登場人物は妙に現実味あるんだけどｗ
だから感情移入しにくい。それで苦手な人も多いんじゃないかと思う。
自分が(まだ)共感できたのはノルウェイの緑。まだ学生のころに読んだからね。

登場人物に「共感」したり「感情移入」したりする事を
あまり求めていない自分は、村上春樹も楽しんで読めるなあ。

中学時代に一番最初に読んだ、「世界の終わりと〜」が一番好きです。
虚構性の強い作品が好きなので。

>>273
私は逆に「世間にこれだけ読んでる人がいるなら自分は読まなくていいか」
と思って読まない。本屋にも図書館にも絶対揃ってるだろうから、読みたく
なった機会に入手難しいってこともなさそうだし。

>>281
しばらくたてば、戻るだろうけど、１Ｑ８４のせいで今はほとんどないよ
ここで触発されて、昨日ブックオフ行ったけど４冊しかなかった。
同じ村上の龍が２０冊ならんでるのにね

前に別の奥様もも書いてたけど村上春樹に限らず
嫌なら無理して読まなくてもいいし、読みたいなら勝手に読めばいいし、
わざわざ読まない宣言とかこのスレにする必要ないんじゃない？

>>1の「作品や作者への意見は賛否いくらでも」は作品読んでなくてもOKなのかな。

>>277
「風立ちぬ」の感想文で「健康は大切だと思いました。」って
書いたってのもあった。
子供の夏休みの感想文に書かせちゃおうかな〜と思ったことがある。

私も文体が好き〜。もう内容はどうでもいいとさえ思う。
「海辺のカフカ」の山の中で日本兵の亡霊に出会うシーンなんて
友人はケチョンケチョンにけなしてたけど、くらくらするくらい
好きだ。嵐が丘みたいだと思った。

>>279
浮世離れ分かるｗ
普通に生活しているような人でも、やっぱり「こんな人いねぇ」って思うし。
春樹作品で『国境の南、太陽の西』はどうしても読み切れないんだが、
主人公達にどこかそういう冷めた部分を感じてしまってるせいかも。

『海辺のカフカ』のホシノさんは、そういう意味では村上ワールドでは珍しいタイプの人物かも。
登場シーンはちょっと和んだわｗ

>>283
なんかもう村上について、｢何も思ってない｣ことが許されない雰囲気だねｗ

もう、村上については専用スレで語っていただきたいです、、

あの変態みたいなエロが無理で遠のいた

小池真理子の「欲望」くらいのエロがいいよね。
春樹の「1Q84」

ふかえりのﾄﾞｳﾀはｱｻﾞﾐなのかな？

春樹のエロ描写はむしろ乾いてるというか淡々としてて、
やってる本人も他人事、みたいな雰囲気なんだけど、
ねっとりしたエロ描写よりなぜかずっとエロい。
私は逆にそれが好きだったりする。

>>287
同意。いい加減うんざり

スティーグ・ラーソン「ミレニアム3」読了。

これで終わりなんて残念だ。
好きな順番は2＞1＞3。
元々本国で売れているんだから面白いんだろうが、
翻訳文が合わなかったら、こんなに楽しめなかったかも。
エンターテイメントなのに、作者の女性観や人道主義的な観点が、
充分に描かれていて鼻につかないのが良かった。

これから読む予定のある人は、
順番に読むのと、解説は読後に読むのをおすすめします。

私は、何度失敗しても解説やあとがきを先に読んでしまうアホな習慣がある。
この作品はものすごく楽しみにしていたから我慢したけど。

>287,291
扱いがアニメスレにおけるガンダムと同じだなぁｗ
一部の支持者はいいけどそれ以外にとってはしつこく続きすぎるとうざいよね。
ぽつぽつなら全く構わないんだけど…。

別に何レス以上はダメとかそういうんじゃないし、
好きだから語りたい、という感じの熱いレスが続くのであれば
何レス続いてもそれもまあアリかとも思うんだけど、
好きじゃないとか、｢春樹と私｣みたいなレスが
だらだらと続くのはさすがに、って感じかなあ

>>292　私も後書きを先に読むことが多い。
せっかく読まずにスタートしても途中で「これはどんな風に解説されてるんだろう」とふと気になって
後ろをパラパラ。
酷いときは最後の1行を確認してから読むこともあるw
アクロイドの時は幸い最後のページを読まずに済んだ。

だったら自分でほかの話題をふればいいじゃないの？
春樹の話題と平行してほかの作家が語られたってかまわないわけだし、
新しい話題をふればくいついてくれる奥様もいるでしょう。
スレチな話をしてるわけでもないのに、自分は興味ないからやめてくれっていうのも勝手じゃないの？
特定作家についての長々議論がだめなら、テンプレにそう書くしかないよ。

ジェフリー・ディーヴァーのリンカーン・ライムシリーズ、和訳が出てる分まで全部読破。
どんでん返し職人の名に誇張はないジェットコースターノベルだったけど、それを公言して
二つ名にしちゃいけないと思うんだ＞出版社各位
ドラゴンボールやGANTZやワンピースみたいに「どうせ死んでない」「どうせ再登場」と思っちゃってｗ

あと主役カップルがどうにも応援できない…
ヒロインが恋人（というか夫）の介護にいっさいノータッチらしいことを筆頭に
体位交換や排泄管理の24時間体制看護人を階下において夜ベッドイン
首から下の感覚がいっさいないのに、呼吸や脈拍が上がること、神経が興奮することが
即生命にかかわるトラブルになり得るのに、女が子供を欲しがってるから
子供をプレゼントしたいという思いでセックスに応じる男……
ふたりとも単体では・外部の人といる時はとても魅力的なのに、「大事な人が死んじゃったかも！」
シーンと並んで「二人のために世界はあるの」シーンは目が泳いで飛ばし読みしてしまう。

でもマジシャンの女の子と中国人のしょぼくれ刑事はすっごく魅力的だった。
スピンオフ作品が読みたいぐらい。

>>296
ホントだね〜テンプレに入れてほしいわ
>296みたいなウザババアが居座らないように

>>292
ミレニアム、面白いよね〜
２、３を順番待ちだけどすごく楽しみ！
これでもかこれでもか、といろんな内容を盛り込んであって、長いのに全く飽きさせない。
事件とは別にあの二人の行く末が気がかり。
しかし夫婦以外の恋人公認ってスウェーデンでは当たり前なのかな。
それだけちょっと引っかかる。

>>297
> ヒロインが恋人（というか夫）の介護にいっさいノータッチらしいことを筆頭に

日本的なその感覚を持ち出してくることが理解できないんだが。
シリーズを通して描かれている看護人のプロ根性ぶりとライムがヒロインに対して
期待していることを考えると、ヒロインがライムの介護に手を出す必要は
このシリーズに関しては全く感じない。

あの看護人を雇ったらどれくらい費用がかかるんだろうとか、
日本にこの手の看護人は存在するのかどうかは気になったけど。

>>295
わたしもそうです。なんというか、落ち着く。安心してまた読み始められるんで。
横溝金田一とか全部そうしてる。
あとは図書館で借りてきたりする、自分にとって初めて読む著者とかも。

どっちかというと「押すなよ！」と言われると、
押すつもりは無いのに、指がボタンを触っちゃってるタイプだからかなあ。

>>300
ﾊｹﾞﾄﾞ。ライムもアメリアもそして看護人のトムもそれぞれの仕事に徹していて
そこに負い目やｺﾝﾌﾟﾚｯｸｽが存在しないところがアメリカらしい合理性があっていい。
リスクを冒しての行為（快感もないのに）も二人のかけがえのない結びつきを
物語っていると思うんだけどな。

アメリカのお金持ちは専門の看護人が付いているのが、
小説や映像物のお約束だよね。
時々犯人が親の世話をしていて同居っていうのもあるけど。
ああいうケースはお金持ちじゃないし、
それが犯人の精神的問題の根拠のひとつになっていたりするし。

でも、トムは偉いと思う。
私なら面接の時点で不採用。

>>300
うん、通常介護は全然期待してない。むしろしなくていい。

ただ、双方素っ裸で共寝してる間も3時間ごとに体位交換が必要なはずなんだけど
それを横でじーっと見てるだけ（のはず）なのがなんと言うかｗ

>>304
描写がないだけでしているのでは？
大半の読者がサックスとライムに期待しているものじゃないから敢えて描かれていないだけだと思う。

嫉妬したアメリアが一度ライムに迫ったとき、ひどく拒まれてこじれてたから
それから添い寝だけだと思ってる。

>>303
> 私なら面接の時点で不採用。

なんで？
エンプティーチェアで書かれた理由のため？


今年に入ってからリンカーン・ライムシリーズをのんびりと読んできたけど、
和訳されたのでまだ読んでないのはあとクリスマスプレゼントだけになった。
もったいなくて読むのを先延ばしにしてる。

同じ状態、理由でフロスト気質も先延ばし中。
こちらは冬になったら読もうかな、と思ってはいるものの、ああもったいない。

ライムシリーズは一度飽きて魔術師がすごい良かったのでまた戻った。
介護人のトムは薬剤関係も指示なしで注入したりしてるから、ＮＰとかそのへんなのかな？

>>307　フロストは冬、分かります。
「クリスマスの少女は帰る」を毎年「クリスマス前に読もう」と思っているのに忘れる。
今年こそ！
（が、タイトルで思い込んでいるせいで実際は意味がないかもしれない、とは思うw）

白川道の新作「最も遠い銀河」を読んでいます。
ところで、この本の最後の著者紹介で、作品名が「執着駅」となってる・・・
「終着駅」なのに、面白すぎる。

介護うんぬんは別にして、アメリアとリンカーンが二人の時が一番魅力がないっていうのはわかる
タフで自信家でプロフェッショナルな仕事人の部分がそれぞれかっこいいのに
恋愛モードで向かい合うとお互いエゴをぶつけるばっかりですごく幼い
素敵なカップルに思えないんだよね

とある場所で、お勧めの本だったので
彩雲国物語を読んだ。
ちょうど、子供を実家に預けていたので
徹夜で８冊目をよんでいるところ。
おもしろい。
子供向けだけどしっかりしたファンタジー。

何もかも忘れて読書に没頭していていた
子供の頃や独身時代をおもいだした。
今はもうそんなことめったにできなくなった。

今日読売の記事で見たんだけど
団鬼六先生の特攻隊の話、読んだ人いる？

>とある場所で、お勧めの本だったので

こういうもったいつけた枕詞ｲﾗﾈ。

>>314
あんただけが読んでるｽﾚじゃないから！

某政令指定都市の奥ですが、ここで話題になった旧刊の本、
図書館予約がピッと2ぐらいすぐに入ってるんですよ。
結構、ROM奥様多いみたいですね。

ハイファンタジー（ナルニア、ホビット、ゲド系）が苦手で、
駿ハウルの原作者が書いた本だから…と敬遠してたけど、
読んで良かったのもいくつかあった。
そこで、ハイファンタジーの苦手なわけがちょっとわかった気がする。

少々でもいいから、空想ではなく現実の世界のもの（建物とか、小物とか）が
出てきた方が、私には読みやすいようだ。
それらがあれば、自分と物語の接点になるので、読み通せた気がする。

家でも仕事場でも不平不満、わがままを言う人に人にイライラしています。
なので小説の中だけは良い人や可愛げのある人にふれたい。
さやかな楽しみを見つけている人の話の小説を教えて下さいませんか？

長嶋有の｢泣かない女はいない｣
および同時期の作品郡。
ネタバレするから詳細は省くけど、主人公が心を留める事柄ひとつひとつが
ささやか過ぎる。
長嶋有はそういうのが上手い。

リンカーン・ライムシリーズ、出てきてすぐはまったのが
うそを見抜くあの女刑事（？）監察官（？）
キャラが好きというより、ああいう専門学ってあるんだなあって。
勉強したくなったよ。

あの人の名はプラムだっけポエムだっけなんだっけ

>>320
キャサリン・ダンス？

>>317
その、読んでよかったものを　ぜひ教えてくださいませー。

>>315
うん、だから個人の意見なんだけど。

>>320
＞あの人の名はプラムだっけポエムだっけなんだっけ

全然違うけどなんか惜しいw

>>320
3文字ってとこしか合ってないｗ

ライムシリーズ、最初から2、3冊読んでて、
最近久しぶりにウォッチ・メイカーを読んでみたんだけど、
ライムとサックスの印象が変わったなぁ。
なんか普通の人になっちゃってた。
前はもっとピリピリした雰囲気でかっこよかったのに。

前スレで勧められてた「タルト・タタンの夢」、さくさく読めて美味しそうな話ばかり
教えてくれた方ありがとう

あんまり夏樹静子って人気ないのかな？
今読んでる「見えない貌（かお）」

出会い系サイトが絡むミステリーなんだけど、面白い。

>>326さん
私も丁度昨日それ読んだよ。
面白かった。何かグルメブームにのってドラマ化されそう。シェフ＝江口か坂口あたりで orz
続編の「ヴァン・ショーをあなたに」も良かったです。
美味しい匂いがしそうな本ですよねｗ

図書館の本棚でふと目にとまった「神はサイコロを振らない」
お盆時期に目に留まったのも、何かのめぐり合わせかなと思いつつ再読。
全て結末を知ってるのに、再度泣いた。
過去にドラマ化されたけれど、そっちは多分この先も見ないと思う。

>>327
夏樹静子、私も好きで読みますよ。
新作「てのひらのメモ」も面白かったです。

夏樹静子、しばらくご無沙汰だわ
一時はかなり読んでいた
覚えているのは「家路の果て」というマイホーム購入がらみの話
庶民のマイホームへの夢がせつないというときれいすぎるが
よく描かれていた。

>329

泣けるよね、あれ。
文庫で持ってるけど、私も何度も読んでしまう…。
ドラマは私も見てないけど、同僚の話によると、ドラマも泣けたらしい。

辺鄙な土地の旅行記が好きなんだけど、中でも高野秀行が好きで、
そのおすすめってことで読んだ「アフリカにょろり旅」青山潤が
すごく面白かった。

東大の研究員が鰻を捕獲しにアフリカに行くんだけど、
学生の貧乏旅行のがましってくらい苛酷な旅で、笑えるんだけど、
最後はちょっとうるっときちゃったよ。

次は内澤旬子の「世界屠畜紀行」を読むつもり。

>>333
内澤本以前読んだよ。他の人がどう思うのかちょっと気になるので
もし覚えてたら感想教えてください。

>>332
ドラマを放映し始めたときに原作を読んだ。
ドラマは録画したものの最終回あたりだけ見た。

原作とドラマの最後は違ったけど、どちらも切ない話だった。

>>335
ドラマと結末違うんだ。
じゃあ読んでみようかな。
ドラマはとても良かったと記憶してる。
ものすごく泣けた。

読む本多いからアマゾンのマーケットプレイスで時々注文するんだけど、来た本が汚いから評価を「普通」にしたら、取り下げろって脅しのメールが来た。
怖いとこだったんだね…

マケプレは酷い状態の古書でも、記載がなかったりするからね。
「読めればいいや」と割り切るしかない。

ある程度、状態を確認してから購入したいなら
ヤフオクや古書店通販サイトを利用した方がマシな気はする。

>>337
ヤフオク板か一般書籍板にマーケットプレイススレがあって
怖いとこは名前が挙がってたような気がする。
評価取り下げて、２ちゃんに晒してみてはどうでしょう。
もしくは評価取り下げろメールをAmazonに転送とか。

古書店のネット通販も本の状態には頓着ない店もあるからねえ。
私は本が汚いのは古本に慣れてるから平気だけど、到着がやたら遅いと腹立つ。

>>334
肉を食べる以上、知っておくべきことが書かれていると思った。
明るい文章は深みはないけど、あれでいいと思う。
世界の主だった肉食文化圏を取材してるので、多様な考え方を知ることができる。
自分は写真や映像はとりあえず無理だと思うので、イラストなのはよかった。
今年読んで良かった本の１冊です。

>>337>>338
ありが�d
古書店サイトだと状態は気にしないようにしてるんだけど、アマゾンは「非常に良い」とか書いてあるとある程度それを信じちゃうから腹立つんだよね。
取り下げするつもりは今のところ無いけど、もう評価はしないことにする。
他の人の参考になればと思ったが怖いのは嫌だ。

>>340
>>333がこれから読むというのでここで感想を書くと先入観与える
ようなことになって悪いかなと思って感想書かなかったのですが。
各国の肉事情が面白いと思う一方、えーそれはちょっとと思う面も
あったんだよね。イラストはもっと大きいほうがよかった。

著者のブログをたまに見るのですが、肉関係でまた新しいことやってますね。
一人称が「アタシ」だったのが最近は「あーし」に変化している。

>>318
「少女パレアナ」なんてどうでしょう。

夏ももう終わりですね。
ふと、思ったんですが、一番怖かった小説ってなんだろうって
私の場合、オカルトより、日常を描いたものですね
黒い家とか

内澤旬子、以前島田雅彦の新聞連載の挿絵を描いてた人だよね。
あまり上手いとは思えなかったのでイラストが本業じゃないと今知ってなんか納得。
ついでにぐぐったら相当美人で驚いた。香椎由宇っぽい。
なんか高橋源一郎の挿絵を描いてたけど剽窃（？）かなんかで途中で交代させられた
松本小雪を思い出した。クリエイターの世界でも女を武器にしたりするのかな。

>>344
私も「黒い家」だ。
怖いと思わないで読んだからだと思う。先入観無し。幸運だったんだな。

>>345
イベントでお見かけした印象と、本人のブログと、夫とその周辺の人々の
ブログを見ると女を武器にするのとは正反対な、天邪鬼でツンデレな人だと思った。
何年か前に情熱大陸にも出たよ。

>>343
私もあのスレを読んでそう思ってた。
でも、原作を読んでいないからすすめる訳にもいかず。
明日、図書館で借りてくる。

おかまだけどOLやってます　　　能町みねこ
なんだかすごくいらいらする本だった
笑える本かと思ったけどクスリともなかった。

>>333
にょろり旅、面白いよね！コンビがいい味出してたw
東大に入ってもこんな生活もあるんだなーと驚いたよ。
漫画「動物のお医者さん」で漆原教授率いる過酷なアフリカ旅を思い出したw

私も図書館派になろうかな…
納戸の本棚や後から買い足したアイアンのシェルフはとっくに一杯で
和室の押入れの下段も本が詰まったダンボールで一杯…
もう限界ｗ

床が抜けないように気をつけれｗ

地震にモナ〜

>>351
図書館でも借りるけど、古い本はどんどん処分して新しい本も買ってるよ。
服とか汚部屋脱出と同じで、まずは「明らかに処分したい本」をよけてると、
だんだん加速度ついて「これもいいや処分しちゃえ」となってくる。

売った後に「あれ売らなきゃ良かったなあ……」と思ったことはないよ。

読むのは翻訳本が殆どなので、すぐ絶版なんて珍しい話じゃない。
図書館にないものも多いので一回捨てちゃうと高確率で後悔するし、
古書店でも見つからなかったり、あっても定価超えだったり。

なので欲しい本は買い、よほど気に入らなかったのを除き処分はしない。

…書斎が欲しいよママン

「身の上話」面白かった。気を持たせる記述で
展開が気になって一気に読んでしまった。
意外な真相的なものもあったし読後感も悪くない。
ただ、落ち着いて考えるといろいろ釈然としない点が残るような…。
事件に関わった人物の背景が全然描かれない部分があって気になってしまう。

>>322
遅くなったけど今のところは
「九年目の魔法」、「わたしが幽霊だったとき」です〜。

「九年目〜」はちょっと恋愛要素が多いかも？
なんというのか、わかってもらいたいのにわかってもらえない、焦燥感みたいな
ものがすごく良い感じに描かれていて、私は好きです。

黒川博行の螻蛄を読み終えた。
週刊新潮で連載してるときにずっと読んでたんだけど、
やっぱり本で一気読みするほうが楽だ。

これ読んで、二宮の年齢が自分とほとんど変わらないことにショックを受けた。
桑原はいくつぐらいなんだろう。二宮よりは年上なんだと思うけど、いや、思いたい。

>>351
私も実家の私の部屋が広く、本棚も多いので実家に半分以上は送ってるんだけど
漫画などもあるから、実家の納戸に収納ケースみたいなのを積み重ねてそこにも入れてる。
今は図書館を多く利用してるんだけど、それは単に時間があって読書量がやたら多いから。
買うほどじゃない作家のは全部図書館。
翻訳本とか好きな作家で手元に置きたい本だけ買ってる。
意外と困らないもんだよ。

篠田節子「薄暮」

ん〜、ぐんぐん引き込まれた。２人の奥さんの生き方を見て、
考えさせられた。
この人の文章は丁寧なので好きだ。

>>343
話がズレちゃいますが、『ポリアンナ』って映画が大昔にありました。
ヘイリー・ミルズが主演。
翻訳が出たときには「少女パレアナ」になっていました。
ヘイリー・ミルズは『罠にかかったパパとママ』（「二人のロッテ」）の主演もして、
かつては大人気の子役でした。

>>297
非常に遅レスだけど
どれかの後書きにスピンオフかまた違う話で活躍？のような事が
書いてあったような。
私の勘違いだったらごめんなさい

>>358
黒川博行「螻蛄」
私も読みました。
大阪弁の会話が小気味よくて楽しめましたね。
兄に言われたけど、「そんなの男が読む本だろ」って。
私は、好きで読む本に男も女もないと思うけど。

>>363
私もずっと黒川ファンですよw
最近やけに書く気になってるみたいですね。量産はしないでもらいたい。

>>364
私もファンで、新作が出れば欠かさず読んでいます。
「螻蛄」も面白くて、読み終えるのが惜しいくらいでした。

私も黒川ファンだｗ
あの二人（桑原・二宮）のシリーズは特に好き。
二宮の巻き込まれっぷりが最高ｗ

黒川、新作出てるんだー。
通勤電車で読書の私としては、早く文庫になって欲しい。

>>349
私もちょっと前に読んで何だかイライラしたよ。
このオカマOLは、椿姫系だね。
自慢も多いし、都合よく「男」「女」の立場から物言うし。
ゲイ関係だと伏見憲明、橋本治が軍抜いて面白いな。

サクリファイス　近藤史恵
自転車好きなので、ロード関連のミステリと言う珍しい分野を読めて良かった。

>>368
橋本治氏は総本山ですものね＠ゲイ
芸系短編集　橋本治【夜】も胸に迫るものがありました。
読んでて苦しかった。恋は辛いやねぇ〜…

そんなこんなで、最近の号泣本、ここまで泣かされるのか！本を一つ↓

月刊『群像』 2009.7 号　津村節子【遍路みち】
（以前、読売新聞・火曜日書評でも取り上げられてました）

もう目玉が流れるくらい泣かされた。声あげて泣きそうでヤバかった…
故　吉村昭氏に対する喪失感が、うぅ〜ん、なんて言うのかな、
細い雨音の如くと言うか、見えない音叉の如く伝わって来た感じ…
とにかく上手い、で、泣かされたぁ…

津村節子氏の本は、たまに月刊文芸誌で読むくらいで、
あまり（全然）知らなかったのだけど、上手いなぁ〜、この人！と改めて気付いた一篇でした。

・・・、〜、！の多用ってｲﾗつかされるもんですね。

橋本治がゲイだなんて知らなかった。

>>316
今日「タルト・タタンの夢」を借りに行ったんだけど
先日話題になったとき家で見たときは予約0だったのに
さっき借りる直前に調べたら予約数が2になってて
偶然だろうけど奥様の書き込み思い出してﾆﾔｯとしたよｗ

近藤史恵って文体が軽くて内容も軽くて
別に悪い意味ではなく、意外と赤川次郎みたいだ
歌舞伎とかロードレースとか、コレというテーマがあると
そっちの印象が大きくなるけど

小梨なのにブックオフで買った小林カツ代の育児文庫本。
単行本は1983年に出たもので、当時は「若い料理研究家の等身大な育児エッセイ」
だったんだろうけど、今読むと「ケンタロウはいかに育てられたか」本だ。

>>344

最近読んだ「孤虫症」が、怖かった。
というか、キモくて、食欲減退w
よくこんな小説書けるな…と思いながら一気読みしちゃった自分も自分だorz

橋本紡の「ひかりをすくう」と「空色ヒッチハイカー」を読んだ。
「ひかりをすくう」は物足りない感じはあったけど、食べ物が全部おいしそう。
「空色ヒッチハイカー」は私も一緒に車に乗ってるみたいに、わくわくして読めた。
終わり方もよかった。
橋本紡は向田邦子や森瑶子みたいに、レシピ本を出すべき。
男だけど。

>>369　橋本治ってゲイなんだ。
あの人編み物王子（広瀬先生）と高校？からの知り合いらしいけど、
どっちもゲイなのかな。

橋本紡を続けて読むと「レンゲのはちみつ入りホットミルク」が
お気に入りなんだな、と思うww

>>376
現存する最古のゲイ作家、『双調　平家物語』での栄誉
http://www.gaylife.co.jp/news/556.html

というコラムがありますね

｢ミレニアム｣おもしろい!
ラジオの書評で最初興味もったけど､このスレで見て買ってみた。
｢3｣で終わりだなんて!

こわかった本。
角川ホラー文庫にあった｢郵便屋｣。
この作者この一作しか書いてないようだ。

三浦哲郎の盆土産

昔、教科書に載っていて、読むたびにエビフライが食べたくなった。
私にとってはエビフライ小説。

>>380
中学の教科書で読んで以来、私も文中の「しゃおっ」と「くるみ味」が忘れられない。
当時は「くるみ味」の意味が分からなかったんだけど、最近青森出身の夫に教えて貰った。
（南部地方では、風味がよいものを食べたら「くるみ味する」と言うとのこと）
書いてたらくるみ味するエビフライ食べたくなったよｗ

>>377
トチの蜂蜜もありました
いずれもおいしそう

えんびふらい

怖かった本は、「殺戮にいたる病」

「クライマーズハイ」読んでるんだけど、我慢に我慢を重ねて3分の2過ぎてもまだおもしろく感じない。
主人公の感性が男じゃないと理解できないのか、それともこれからおもしろくなるのか…
読了された方どうでした？

>>384
他に読みたい本があるなら後回しにしたらどうでしょう。
入りこむまで時間はかかったけど、ラストは好きです。

橋本治って小説にしろエッセイにしろ
凄くゲイゲイしいけど、知らなかった人も結構いるんだね。
大沢健が大好きだったよね、一時期

吉本ばなな「ハチ公の最後の恋人」読んでみた

よかったとはおもう。飽きもこなかったし、一気読みレベル。
けど、この季節、この手の作品をおすすめしてる書店が多いよねって思ってしまった。
同じようなメッセージのこもった作品も多く見かける。

好みなんだろうけど私は今年初めてみた「時をかける少女」アニメだけど
これくらいのほうが破天荒で楽しかったかなｗ
それはないだろ〜！的な視点を変えた感想なども聞いてみたいなと思いつつオヤスミナサイ

近藤史恵は読後感がいいので、安心して読める。
日常の謎系作家は、独善的なとこが見え隠れして
それがまたほっこりさんテイストぷんぷんの作風とあいまって
うげーとなることがあるが
この人のはそういうことがあんまりない。

フレンチレストランのシリーズは中でもあっさり目だけど
賞取ったサクリファイスや整体師シリーズなんかは結構ぐっときる。

近藤史恵って初期はかなり鬱屈した雰囲気のもの書いてたよね
読後感がいい日常の謎系作家に変化するとは予想だにしなかった
カアテンとかコオヒイとか書いちゃってたなｗ

シェフのシリーズは楽しいけど、あれに1500円払うのを躊躇して次作を読めてない
前にここで話題が出た「花宵道中」、私が昔から好きだった人が漫画化するので、
それを読むのが楽しみ（女性セブンは買わないから、単行本化すれば）

>>389
うん、私にとっては後味悪い感じの作家の印象が強い。
シェフのもサクリファイスも読んでいないせいかｗ
でも昔、４、５年前くらいに専スレで｢加納朋子路線に変更すればいいのに｣
みたいな書き込みを見た記憶があるｗ
見事に変更したということかな。
日常系っぽいものでいうと整体師のと、犬と老人と女の子が出てくるのは読んだけど
私からすると、文がえらくあっさりしてるというか、
ノベルス文体って言ったらあれだけど、そんな感じ
そのへんが、薄いと受け取るか、過剰ではなくてちょうどいいと受け取るか違いもあるかな

>>389
> 近藤史恵って初期はかなり鬱屈した雰囲気のもの書いてたよね
> 読後感がいい日常の謎系作家に変化するとは予想だにしなかった
> カアテンとかコオヒイとか書いちゃってたなｗ

それは作者にとってかなりの黒歴史な気がするなｗ

朝倉かすみの「ロコモーション」を読んだ。
「肝、焼ける」とか「好かれようとしない」の
話の流れを時々ふっと外す感じが面白くていいな、と思ったんだけど
これはちょっと…。
題名からサザンやなんかの曲をイメージしちゃったり
巨乳をもてあます主人公っていう断片情報で
ちょっと笑える話かなーと読む前に勝手に想像したのが良くなかったのかな。

浅倉かすみ、「田村はまだか」がかなり良かったので、その後期待して何作も読んでいるけど
いまのところ、方向性がまだ決まってない感じ。
でもその分可能性ありそうなので、しばらく読んでみようと思っている。

奇遇にも朝倉かすみをはじめて読んだところです。
「夫婦一年生」だったんですが、まずまず。ちょっと嫁の口調が気になったけど。
現在2冊目の「エンジョイしなけりゃ意味ないね」を読み進め中。

朝倉かずみは、「ほかに誰がいる」はおもしろかった。「田村はまだか」も。
ほかは今のところいまいちだなあ。

重力ピエロ読んで面白さがわからず、
陽気なギャング〜は途中で挫折。伊坂は私には合わないな･･･
となんか負けた気分でいたけれど、もう一冊チャレンジしてみようと
評判のゴールデンスランバー読んだら、すっごく面白かった。

時々セリフ回しがやっぱり、ケツが痒くなる感じだったけどｗ
これで少し伊坂の呪いがとけたかも。もう一度陽気なギャングチャレンジしてみようかな。

なんて思いながら
ゴールデンスランバーがあまりにも面白かったので
ミス板の過去ログ漁りに行ったら、伊坂ファンはゴールデンスランバーが
嫌いって書いてあって、笑った。

>>396
伊坂幸太郎は刊行順に読むと、話がつながってるのが分かるよ。
「ゴールデンスランバー」だったら「魔王」が前編に近い感じ。

「魔王」はキングの「デッド・ゾーン」へのオマージュってことでいいのかな。

そうなんだ。有難う。じゃ「魔王」読んでみます。

シャトゥーン読みました。
普通なら助かるだろうと思われる人がザクザク襲われて容赦なかった。

動物園で見たライオンよりでかくて、山では無敵なヒグマの描写にうわ〜と怯えながら読んでしまった。

あたいはシャトゥーンこれから読む。そんなにすごいのかwktk

ゾクゾクするよ〜。
今日涼しいから余計にw
ゾッとしたのは天使の囀り以来だな。

>>384 「クライマーズハイ」読んでるんだけど、
我慢に我慢を重ねて3分の2過ぎてもまだおもしろく感じない。

以前読みました。　
尻切れトンボ的な終わり方で、あれれ?!でしたが、
映画はもっと尻切れトンボでした。

私もクライマーズハイは期待して読んだだけにガッカリ感が強かった。
横山節炸裂なので、それが好きな人にはいいんだと思いますが、
私は「第三の時効」「臨場」以外の彼の作品はしっくりこないので、
読み進めるのが結構苦痛だった。

>>396
私は「グラスホッパー」で伊坂おもしろー！になって「重力ピエロ」で挫折した
後者はなんだか村上春樹臭がする

今更だけど「チームバチスタの栄光」読んだ。
こういう軽いタッチだったのかあ。
さくさく読めたけど、同じ医者が書いた本なら久坂部羊の方が
面白いな。

自分は朝倉かすみの「夫婦一年生」が壁本だった…
スイーツ嫁の新婚日記読ませるなーぼけーみたいな。

「盤上の敵」読んだけど、なんかすごい壮大な話かと思っていたら
わりと思いつきで書きましたっぽかったのが拍子抜け…。
「北村薫がこんな話書いたからびっくり」程度の受け止め方で良かったのね。
書いたのが東野だったらフーンで終了だよなｗ

横山秀夫は「第三の時効」しか読んだことありませんでしたが、
私はクライマーズハイ大好きです。
昔、徹夜当たり前で納期はタイト、ただし情報の整合性は完璧に！という仕事をしていたので
共感できることが多かった。
あと仕事に限らず、悠木みたいに降りるべきときに降りる決断をくだすのって難しいし。
苦手な人は時折醸し出される「仕事に酔ってる感」が苦手なのかな。


「ザ・万歩計」万城目学　
久し振りに読みながら「フフッ」って声が出てしまった。
もっとエッセイ書いてほしいな。

横山秀夫、今体でも悪いの？元気になってもっと書いてほしいよ。
第三の時効は続きもう出せそうなのに出ないな。

恩田陸「図書室の海」
まだ途中なんだけど、読了できる気がしない。なんだこれ？疑問符が浮かびまくる。
短編集が苦手な自覚はあるけど、だからってここまでナニコレって思ったことはあんまりなかった。
恩田陸は当たり外れ大きいって前ココで見たけど、こういうこと？

>>409
もし未読だったらﾄﾞｿﾞｰ。第三の時効と同じ舞台です。
両方ともアンソロジーの中に入ってる短編だけど読み応えアリ。

講談社文庫「孤独な交響曲　ミステリー傑作選」に収録されてる「第四の殺意」
光文社　カッパ・ノベルス「名探偵の奇跡」に収録の「永遠の時効」

>>411 409さんじゃないけど、知らなかったので嬉しい。ありがとうございます。

「クライマーズ・ハイ」はドラマ>原作>映画かな？
NHKでやったドラマは珍しく映像が原作を超えたと思いました。

>>413
あのドラマはよかった！
映画は設定の改悪にイライラした。
でも神沢役のぼっさん似の人の演技は神ががってましたね。

私のいちばんの原作超えは映画の「フィッシュ・ストーリー」かな。

>>410
図書室の海って各長編のその後を書いてるんじゃないのかな？
でも恩田陸はわからない世界を楽しめるかどうかで評価が決まると思う。
すごく楽しめるのとそうじゃないのに別れるしネットでの評価もまちまちだ。

>>404
私もグラスホッパーは好きだけど重力ピエロはダメだった。
伊坂ってハルキチルドレンとか言われてなかったっけ？本人も影響受けてるのかもしれないね。
春樹好きな自分は伊坂はエンターテイメントと思ってるからそこまで似通ってる感じしないけど。

他のではモダンタイムスは結構おもしろいと思った。
すごく好き！って感じでもないけど、新刊出ると読んでしまう作家のひとりではある。

恩田陸は途中までいい感じで話をぐいぐい引っ張っていってたのが
いきなり失速してしまうのが多いのも、評価が分かれる元なんだと思う。
Q&Aの失速振りにはあきれたがな。

恩田の本だけは密林で評価を見てからじゃなきゃ絶対に読めない。
それで外すから、まず手にとらないつもりでいるけどｗ

Q&A同じくがっかりだった…
夜ピクが良すぎたのかも。あんなに作品ごとでジャンルバラバラだとは思わなかった。

夜のピクニックは少女マンガみたいだと思いながらもハマったｗ
木曜組曲も雰囲気が良かった

恩田は、最初に読んだ「ライオンハート」ですぐ挫折して、以来苦手だ。

私は「夜のピクニック」を最初に読んで、
「これは合わん！こんな少年少女は受け付けん！しかもなんだこの終盤は！」と思い、
以来読んでいない。損しているのだろうか？

あれ、Q&A好きだ私ｗ
リオのシリーズとか推理っぽいのは好きなんだけど突然不条理な世界へ突入されて終了、が
ちょっと受け付けないというか置いてけぼり感を醸し出すのかも。
むしろ夜ピクって恩田作品としては異例っぽいのかな。

こんなに奥様ごとで意見の違う作家も珍しいｗ
こうなったら片っ端から読破してやる。＜恩田陸

『盤上の敵』朝の9時から夕方6時迄
一気に読みました。
北村先生、直木賞おめでとうございます。

あと何冊か北村先生ファンの奥様
オススメございますか？

>>396
mixiの読書の会とか見てると、伊坂ファン多いんだよね。
そして重力ピエロが圧倒的に人気みたい。
私は、狙いすぎてる感があるものの、死神の精度が一番好きかな・・・。
2度読みたいとは思わない程度だけど。

私は春樹苦手なので、>>416を読んで納得かも。

恩田陸はチョコレートコスモスが結構好き

中山可穂を初読み中。「花伽藍」です。
文体自体は嫌いではなく、適度な艶かしさはいいかなぁと思うけれど、
やはり独自のレズビアンの世界観が･･･。
↑こういう作家だったか否かうろ覚えのまま借りてしまって。
でも慣れるかなぁーと思いながら読んでいます。

中山可穂はサイゴン・タンゴ・カフェが良かったな

中山可穂は「白い薔薇の淵まで」という本を初めて読んで
色々読んでどれも割と好きだけど「ケッヘル」上下が好きだった
レズの描写はさりげなく飛ばして…でも情感濃いし悲しみが伝わってくるような
主題が多いので結構好きかも

この夏は荻原浩にはまってます
重松清から手練手管を抜いてユーモアを足したようで外れが無いから
子どもの夏休み、家で勉強見ながら本を読むのにピッタリだった
中山可穂だと一人で読みたいけどね

>>425
春樹からスカし具合を和らげて、もっともっとわかりやすくエンターテイメントにしたら伊坂になるのかね。
今最も売れてる作家のひとりだろうけど、支持してるのは圧倒的に若い世代じゃない？
なんかカッコイイこと書いてあるけど春樹みたいに突拍子なかったりわけわからなくはないし、
なんだかんだできっちりオチをつけて納得させてくれるので、
活字離れした世代にも読みやすいんだと思う。
ラノベ好きは吹聴しにくいけど伊坂なら読書好きアピールできる、みたいな。
作品にもよるけど自分にとって伊坂作品はラノベの延長線上だ。

私も、中山可穂なら「白い薔薇の淵まで」と「猫背の王子」が好きだ。
「ケッヘル」はまだなので今度頑張ろう。

恩田陸は「夜のピクニック」と「ドミノ」がよかった。
不条理にされると私ももダメだから「ライオンハート」も「螺子の回転」もだめだった。

ところで奥様方は、1か月にどのくらい本を読むの？
私は週に１．２冊。ラノベや実用書含めて年間100冊ちょっと。
小梨フルタイムだから通勤と寝る前にコツコツ読めるけど、子供出来たら冊数減るのかなー。寂しい。
あと、読むスピードはどのくらいですか？　
たとえば講談社ノベルスのミステリ300pだったら何時間ぐらい？
私は作家によるけどたぶん90分〜120分。

私は図書館で5冊かりて1週間で読み終わる感じだなー
10冊まで借りれるけど積読スペースが無いし
読書にのめりこみすぎると実生活に弊害が…
(汚部屋になるとか、おかずが無国籍になるとか)

一生に読める本の数を計算して「これっぽっちか！」と絶望した人誰だっけ

高田 郁｢出世花」　
帯に書いてある「江戸のおくりびと」だったかな
目を引くのと同時に「それって、どうかなー」と思いつつ
ちょっと立ち読みしたら引き込まれて即購入。

続きは電車の中で読んでいたというのに、目から汁が出そうに。
でも決して後味は悪くない。

>>431
月に2,3冊かな。昔、通勤時間が長かったときは週3冊くらい。
一般的な厚さのミステリだと1時間から1時間半くらいです。

一度絶望したことがある。

大体１月で10冊だとして年間120冊。
残り人生30年だとして3600冊。
少なすぎ。

なら、１日ずっと読書に充てて１月３０冊以上の勢いで読めるかっていったら、
２ちゃんねるもやりたいし、読書以外のことにも時間を使いたいから
無理なわけで。

だいたい1時間で100ページくらい
もう少しスピード上げたい

髪結い伊佐次のシリーズの「雨を見たか」を読んだ
今回龍之進が大人になっていってる感じが甘酸っぱい気持ちになったな
伊佐次の子、伊与太も二歳くらいになったのか、
親戚の子を見守る感じで可愛いわ

>>427
性描写がちょっと・・・なら、「弱法師」がいいよ。おすすめ。
私は「感情教育」から入ったので、その後の作品はちょっと薄味に感じるんだけど、
凄く好きな作家だ。

昔はそれこそ一日に何冊も、って感じだったけど、
2chとDSにはまってからは読書量激減したw

>>424
あえて小説でなく詩歌についての随筆集『詩歌の待ち伏せ』をお薦めしてみる。

438さん。ありがとう。
涼しくなったら行ってきます。

>>434
絶望、分かる分かる。

私も「あー、自分はこんなちょっとしか本が読めないんだ」
「自分の知らない言葉でもたくさん本が書かれてて、気づかないうちに死ぬんだ」とか
ショックを受けたことがある。

つか今でもマイルドにショックw

>>425
「死神の精度」はそれぞれの短編のタイトルが割と好きだ。

恩田陸は基本「広げた風呂敷をたたまない」作家と思って読むしかない。
何気、全部読んでる。
「光の帝国」シリーズは好きだな。
「ドミノ」は爆笑。
「夜のピクニック」系はｷﾓｲ。
「6番目の小夜子」は「吉祥天女」のオマージュだよね。

あと、恩田陸は『その時作者が凝っているもの』が作中に良く出てくるよね。
少し前だと「女装した校長先生w」とか「演劇・舞台」系。
今は「別荘・密室系のトリック」か！？

数を想像して絶望したことはないけど、
最近は、超大型書店に行くと絶望する、つか疲れるｗ
これだけの本があって、私は何を読んだらいいんだろう
新刊棚だけでもアホみたいに本があるじゃないか
何かを読むことで別の何かが読めないという選択をしなけりゃならなくて
知ってるけど読まないどころか、全く知りもしない本があふれかえっていて
あーなんかもうなんかもう何も読みたくない、みたいなｗ

読める数についてはたかが知れてるから、
自分の中で折り合いがついている。
でも死んでしまったらこれから発刊されるであろうオモシロ本が読めなくなるんだな、ということに思いあたって
はじめて死にたくねえ、と思った。

私は1年に150冊まで、と決めている。

本を読み過ぎちゃうと他になにも手につかなくなるのと
近隣に図書館がない＆本を買って所有すること自体も好きなので
物理的に置き場所がなくなるので…。

家を新築したときに、壁4面書架のスペースを作ったんだけど
地震が恐くて後悔してるw

地震で蔵書に埋もれて
お亡くなりになった40代の女性は
本とプラスチックの箱を平積みなさって
いたそうですよ？
アキバ系の趣味のコレクションが
多かったそうです。
貴重な教訓を元に平積みには
高さ制限をつけようと思った。 合掌

オタなのでラノベも漫画も読むしゲーム(DSもネトゲも)もするので時間が足りない。
積みゲーとか積み本は無いけど。
ラノベだと20分くらい、漫画だと10分くらい、ハードカバーなら1､2時間程度で読むかなー
だが他にもやる事が多いので最近は1日1冊が限度です。
高校時代は1日2冊読んでました。ああ、もっと色々読みたい吸収したい。

>>442
> でも死んでしまったらこれから発刊されるであろうオモシロ本が読めなくなるんだな、ということに思いあたって
> はじめて死にたくねえ、と思った。

同じ理由で、自分も死にたくない、と思った。

ついでに言えば、死ぬまでに積読本を消化したい。
これらをなんとかせずに死んでも死に切れないと思いつつ、
いまだに全く手をつけるどころか、少しづつ増えててorz

読むスピードは本によって随分違うなあ。
さくさく筋を追っていくタイプの物なら、１時間程度で読み終わるけど
途中で理解するために頭を整理しなくてはならない物だと５、６時間かかる
こともある。

洋書だと数日〜数週間かかる。ある意味コスパ高い。

妊娠したのでしばらくは本読めない生活になるだろうと
本を処分中。一箱は古本屋に送った。紙袋１袋分図書館に進呈した。
別の古本屋に二箱位送れると思うんだけど、まだ荷造りしてない。

結婚に伴う本処分のとき一応全部残したナンシー関の文庫本は、
結局３年間全然読まなかったので、「信仰の現場」「記憶スケッチ」以外
捨てることにした。

本処分するとスッキリするよー。

早く読みすぎると内容はわかるけど心がついてゆかないことがある

私もハードカバーなら２時間あれば１冊読めちゃう速読派なので、
昔はかたっぱしから本を借りまくって読んでいたけれど
今は面白い本だけを読みたい。
つまらない新刊を読むより面白かった既読の本をじっくり読む。

誉田哲也「武士道エイティーン」読了。
夏はやっぱりこういうスカッとした青春小説がいいね！
文庫になったら間違いなく「夏の100冊」に入るだろうなぁ
誉田哲也は「ジウシリーズ」も面白い？

>>447
原書が読めるんだ、すごいなぁ…。

うちはすぐ近くに図書館があり、10冊借りて約2週間くらいで読む。
うちの夫は、本を読まない人。たまに読んでると思えば趣味関係の
実用書っぽいのばかりで、小説などは全然読まない。
電車の中とかで本読んでる男の人見ると、いいなーと思う。

本は早く読めないな〜。
ちびりちびりと読み進めていくのが好き。
あっという間に読んでしまったらなんだか勿体無い気がして。
だから１冊の本に１ヶ月かかるなんてのもザラ。
夜、寝る前が読書タイムなんだけど、連続テレビドラマのように
次、どうなるの〜？っていう美味しい所で敢えて「つづく」にしておいて
翌日の楽しみにする…我ながらバカな読み方だとは思うけど。

私は一気に読まないと、前の部分忘れてしまうｗ
途中でやめると、よほど続きが気になるものでない限り
次に手が伸びなくて、そこでやめてしまったりもする

文章が好みすぎたり内容にはまりこんでしまうと
故意にゆっくり読んじゃうこともあるな
終わっちゃうのがもったいなくって

私はハードカバー１冊１時間ペース。なので会社までの
電車往復で１日１冊、更にお風呂とベッドで１冊なので
１日平均２冊、土日あわせて５〜６冊読んでる。知り合いに
「年間何冊読んでるの？」と聞かれたのでブログを始めたら
年間５００冊弱だった。

>>455
すごい！
300ページのでも2日はかかるよ。
速読のコツがあったら教えてください

>>456
家事をサボること・・・というのは冗談ですが
気付けば速かった。周りが心配して（上司とか）
向こうから本を貸してくれるようになったのが
個人的には嬉しいw

むしろ少し遅くなりたいと自分では思ってる。

あと、たぶん、ミステリーとか現代の恋愛ものとか
田辺聖子の短編とか軽くて読みやすいものばかり
読んでいるので所要時間が少ないというのもあると思う。

流石に「春の雪」とかはまる１日半かかった。

ちなみに字を書くのも早い（試験中の鉛筆の動きが
はやくて気持ち悪いって学生時代言われてた）。

文字関連に強いんだと思う。
足が速いとか顔がきれいみたいな派手なとりえが
ないかわりにw

と自分がたりだけではなんなので。

あんまり伊坂作品ネタになっても出てこないけど、自分は
ドラマみたいに爽やか一辺倒、ではない大学生ものの
「砂漠」が一番好きです。

>>436
伊与太カミナリでびびったりかわいいよね。
不破のとこだっけ、おてんばなお嬢さんとの対比が楽しい。
なんかもうミステリとかどうでもよくなってあの物語世界のなかの移り変わりだけで
読んで行けそうｗ

>>457
そうなんだ、ありがとう。
きっと集中力が高いんだろうね。
読書中は音がダメで、CDの音楽でも気が散ってしまって進まない。

>>450
ジウはものすごい尻すぼみ

密室殺人ゲーム2.0、同期、追想五断章を買ってきた
はやく読みたいんだけどドラクエに夢中すぎて手付かずｗ

>>433
私もうっかり外出先で目から汁出しそうになったよ。
2作目の「八朔の雪」も良かったよ。これは10月に続編も出る。

本屋行ったら、ずっと待ってた道尾の真備もの短編集出てた〜
嬉しい
でもこの先書くことあるのかなあ

うっかり本が好きって言ってしまうと「何冊読む」話になってしまう事がよくあるので注意している。

私はゆっくり読む派ｗ
いいところまで来ると一旦中断して
妄想の世界で遊ぶ。。
『この主人公は顏はオードリーの春日』とか。
主人公の奥さんて無印良品で自分の服
買ったりしてるんじゃないかなぁとかｗ

水村美苗の「本格小説」が面白かったので「私小説」を読み始めた。
本格小説の序章部分（「私」がアメリカに行ってそこで少女期・思春期を過ごした頃）が
より細かに描かれている感じで面白い。

が、この小説、英語と日本語が混ざっている。
混ざっていると英文だけ・日本文だけ、を読むより時間がかかる気がする。
なかなか読み進まない〜。

一箇所に定住せずに、あちこち漂泊する登場人物が出てくる小説、
もしくはエッセイってないですか？
出来たら日本限定で、思い当たるものがあったら教えてください。

>>466
江國香織「神様のボート」

江國香織、食わず嫌いしてましたが、解説読んだら面白そうですね。ありがとうございます！
主人公は現実離れしたかんじなのかな。

引き続きお願いします。

>466

平安寿子「グッドラックララバイ」

>>466
車谷長吉「赤目四十八瀧心中未遂」

>>466
家族ものなんですね。
解説だけ読んだら近藤ようこの｢へび苺の庭｣を思い出しました。

>>467
車谷長吉はかなり好きです。とりあえず定住はしてるけど
世捨て人っぽいのが好みで。

「放浪記」

沢木耕太郎の「旅する力」と乃南アサの「行きつ戻りつ」を
平行して読んでる。
あ〜どっか行きたい
一日でいいから知らない町を一人で歩いてみた〜い

「行きつ戻りつ」最近読んだわ。
ヒロインが旅する土地の描写に引き込まれて、行ってみたくなった。
本州に住んでいれば、一泊くらいでどこにでも行けるんだよねぇ…

>>460
「ジウ」、尻すぼみならやめておく。
アドバイスありがとう。

土日は旦那が出張で選挙以外の予定ゼロ。
天気悪いみたいだから梨を食べつつ家でゆっくり読書してよう。

聖なる黒夜が一番長くかかった。
二ヶ月かかった、一日30ページくらいのペースだったからだと思うけど。

>>462のって幻冬舎のかな？
新聞広告に作者がイケメン風に写ってた。
本人が出てくる話らしい。

絵本なんだけど「おこだでませんように」
これをうっかり読んだら、一気に涙が吹き出して家族に不審がられた

海外の旅先で、電車に乗る時間が多い為
何か日本の本を持って行ってゆっくり読もうと思うのですが
旅先で読むのに、お奨めの文庫って何かありますあか？

新堂冬樹「殺し合う家族」

あの事件のノンフィクションよりはマシかと思って、
挑戦してみたが2ページで脱落。
もう事件の本筋は知っているからいい。

私はゆっくり読めない派。
早いかどうかは分からない。

>>477
いや真備シリーズは、道尾って作家がワトソン役だけど
別にそれは本人が出てくる、というニュアンスとは違う
他の作品のミチオみたいなもん

精霊の守り人シリーズやっと読んだ。面白い！
漢字（日本語）の地名＆伝承のカタカナ固有名詞のつけ方が
昔の翻訳小説の趣を思い出させて何とも言えない。

なんで今まで読まなかったんだろうと考えたら
1作目をパラパラしてみた時「チャグム」が「チャングム」に見えて萎えたからだった。

>>481
ﾜﾛﾀｗｗｗ

私も今遅ればせながら読んでるところで、やばい止まらん。

歌野晶午「絶望ノート」

読み出したら止まらなくて最速ペースで読めた。
葉桜もまあまあ面白かったけど、こっちの方が好きかも。

>>478
漠然とし過ぎでは？

>>480
道尾本にはいつもミチオが出てくるのかな？
知らない作家なのであの扱いの大きさが気になった

安孫子武丸の「弥勒の掌」を読んだ。
あらすじに惹かれて読んだんだけど、最後が微妙すぎて、もやもやする。
最終章に突入した直後まではｗｋｔｋして読めてたのに。

柴田よしき、薦められて読んでみたらおもしろかった。
「ワーキングガール・ウォーズ」「求愛」を読みましたが、幅広い作家さんですね。
この方のシリーズもの以外の短篇集でオススメありますか？
（通勤中・就寝前に読むので小分け出来る短編から入りたくて）

>>486
「桜さがし」よかったですよ。
中学の同級生で今は社会人の男女４人組と、
恩師の元教師男性の、京都を舞台にした連作短編集です。

読書は好きだけど読書する人生じゃなく
人生のスパイスとして読書を楽しみたいな

ってことでミーハーに楽しいと言われる本だけをピックアップして
私は週1冊ペース

色んな楽しみ方があるよね。私は依存症レベルだ。

>>479
作者が事件の猟奇性にばかりときめいちゃってて
あの事件の被害者と加害者の心理の方は理解してないまま
書いちゃった感じだよね
魔性の男と低脳女どものグロ話になってて後味悪いだけだった

趣味は読書ってことにしてるが、つまらん本や専門外の難しすぎる本を
読み通せるわけでもない。ので中毒や依存症レベルではないな。
読書で一番集中できる場所は家じゃなくて、電車とか待合室。

読書じゃなくて古本市に通って色々調べるほうが好きなのかも。
興味あるジャンルが出てくるとすごい勢いでぐぐって調べて資料探して、
本に出てきた場所に行ってみて、て瞬間が楽しいから。
有名な作家の文学館とか、自治体の文学館の展示とか見るのも大好き。

>>418

同じタイプの上司ですか。お互い、ストレス溜まりますね…

初めから言ってくれるならまだしも、良い人ぶってくるので、すごくﾞ腹立ちます。

本番の日は自分の溜まった仕事処理するつもりらしいですw

挙げ句、今日は「本番が大変だろうから帰っていいですよ」だって。
ﾏﾁﾞ死んでくれまいか、と。

げ、誤爆した

逝ってくる

上のほうで話題に出てた近藤史恵のフレンチシリーズ。
家にあったのを久々に読み返した（メニューが見たくてw)。
これ2冊とも読んだ後すぐにフレンチ食べたい！と食べ歩き
お金はなくなり、体重は増えたことを思い出したけど・・
それでもやっぱりフレンチ食べたくなる。

近藤史恵はコオヒイ表記止めてから大好きだ。

近藤史恵は一作だけパティシェものを読んだんだけど
その時に感じたのが「しゃばけ」シリーズの人との共通点だった。

なんつーか、ｦﾁが弱い。話がしっかりしていない。のを、お菓子だ江戸だっていう
ｺｽﾌﾟﾚごっこで飾り付けてる感じなとこが。

恩田陸の常野シリーズが面白いと聞いたのですが、
読むべき順番はありますか？
それともランダムで読んでも大丈夫？

>>496
まずは「光の帝国」から。
気に入ったら、「エンド・ゲーム」→「蒲公英草子」

「光の帝国」、最終話がぐっときます。

連ｽﾏｿ
刊行順なら「エンドゲーム」→「蒲公英草子」なんだけど、
「エンド〜」がかなりダークなんで
読後感よい「蒲公英〜」をあとにしちゃった

でも、実は「光の帝国」一冊だけ読んで、常野世界完結がベストかも…w

orz…書き間違え…
先なのは「蒲公英〜」ですorz

>>495
うん、この人は設定とかテーマとか（自転車、歌舞伎等）を抜くと
すかすかだなーと思う

近藤史恵は伝統芸能とかある種の精神疾患や人格障害とか
その時その時で知的アクセサリーのように流行るものを取り入れて
それっぽいふいんき（ｒｙつくるよなあというぼんやりした印象だけがあって
話の内容は覚えてない

>>486
ふたたびの虹もいいです。
居酒屋のおかみさんをめぐるお話

大聖堂読み終わった。
ここで教えてくれた奥様ありがとう。
シドニーシェルダン並みの話の展開に
全三巻長さを感じることなく読んだよ。

ここで知った水村美苗の「本格小説」夢中で読み終わった。
上巻の半分くらいまではつらかったけどあとは一気読みでした。
普通の、感動ものとか泣ける本とかとはぜんぜん別の意味で
涙がとまらなかった。奥様たちに教えてもらわなかったら
一生読まなかったと思います。ここをのぞいていてよかったです。

ラノベラノベとばかにしていたら文学少女シリーズでうっかり泣かされてしまった。
ラノベは日本語勉強しなおしてくれば？ってのも多いけどこれはまだマシだったかな…

ラノベはキャラ設定が過剰で苛々するのが多い。
てか、読み進めるまでラノベだと判らないのも増えてるね

ラノベと普通の小説との境目がよくわからない。
レーベルでの区別じゃなく、内容的に。

ハードカバーで1500円で買ったら腹立つけど
800円でノベルスで買うんだったらいいかなというのがラノベｗ

>>461
433じゃないけどありがとう。楽しみ。
この人、漫画原作以外ではまだ三冊しか本出してないよね。
恐ろしい才能。

>>503
大聖堂おもしろいよね。
「チェーザレ」の人に漫画化してほしい。
昨日本屋で続編が出てるのを見かけて衝動買いした。

「タルトタタンの夢」は話の展開がまんま「おいしんぼ」だと思った。
カスレを食べてみたい。

ラノベ、涼宮ハルヒをシリーズで読んだ。
地の文が頭の中で考えていることそのままの口語だったのが印象的。
その垂れ流されてる感じに慣れるのに時間がかかったけど、話は面白かった。
でも続き出るのかな。ガラスの仮面みたいに復活してくれたらいいけど。

柴田よしき、おもしろい。
「RIKO―女神(ヴィーナス)の永遠 」がいろんな意味で衝撃的だったな…。

あと、貫井徳郎もすごくおもしろいのに作品があまり多くないかも…と
今ぐぐってみたら、妻が加納朋子とあり驚いた。作家同士か。

ラノベの話は適宜ならここでしても構わないのでしょうか。

ラノベは内容が漫画的なのが多いよね。設定が過剰って言うのも同意。
ページ数の割に読み飛ばせる内容＝軽いからライトノベルなのかと思っていたが
物凄いページ数のとか、猟奇的なファンタジーも増えてて境界がよくわからない。
電撃文庫は電撃大賞受賞したものの、ラノベ向きじゃない人が別レーベルに移ってくことも多々あるし…。

ＲＩＫＯシリーズ私も好きだ
女性主人公が適度に汚れた部分を持ってるところが

>>507
無理に区別つける必要もないでしょ
テンペストなんか、私的には蒼穹の昴のラノベ版だが、あれはあれで
大変面白かった

かつてこのスレ派生でラノベ好きの奥様スレ立たなかったっけ？すぐに落ちた記憶。

内容が漫画的で挿絵があるのがライトノベル、
って認識だったけど、今は弱冠違うように思える。
一般文芸でもラノベみたいな話があったり、
ラノベでもヤングアダルトに分類されるような話があったりして、
どんどんボーダーレスになってる印象。

京極なみの厚さのラノベ（文庫）もあるしね…

ラノベの類は読まずに「どうせ小学生程度だろ」と無視してたんだが
地区の公民館で暇してる時にうっかり手近にあった「マリア様がみてる」を読んじゃって
その後全巻一気読みしちゃったよ。妙に感情移入しちゃったというか、
登場人物をまるで我が子のように感じてしまったんだよねorz
こういうのははまると怖いと心底思ったｗ

昨日「大聖堂」の続編「大聖堂〜果てしなき世界」を読了。
流石に前作ほどのワクワク感は無かったけど十分満足しました。
中世イギリスのペストの怖さってウィリスの「ドゥームズデイ・ブック」で
ある程度知ったつもりでいたけど、町や国全体の経済と絡めると更に恐ろしい。

桜庭一樹なんて、一般のハードカバーでいろいろ出してるけど
内容はラノベ時代とあんまり変わらない気がする。

個人的に有川浩なんかも昔のコバルトっぽいなーと思う。
嫌いとか、ラノベ＜＜一般の小説、って思ってるわけじゃないけど。

今の時代だったら、当時凄く勢いがあった氷室冴子さんとか
ふつうの恋愛小説とかにシフトして直木賞作家とかになってた
ような気もする（でも彼女は少女小説に愛着があるんだっけ？？）

有川浩は自分で「ライトノベル作家」と名乗ってるね

ライトノベルから一般文芸にシフトする作家さんも増えてるね
個人的には、ラノベ時代のシリーズものをきっちり完結させてからシフトしてほしいわ
赤いモルダウって何とか、豹頭の男は何者なのかとか、黒い麒麟はどうなるのかとか
これ以上悩みを増やしたくないわw

>>516
川上のことかー！

夫の友人にライトノベル作家がいる。
有名な人じゃなくてデビューしたてで本業は別らしいんだけど。

編集者が抱える担当作家がすごく多くて細かいとこまで手が回らない
＆表紙と挿絵を描く人が誰かで売れ行きがかなり違う、とか
ライトノベルもなかなか大変そうだと思った。

>表紙と挿絵を描く人が誰かで売れ行きがかなり違う

それは凄くあると思う。絵描きさん側とそういう話をしたことがあるが、
あればかりは編集者の腕にかかってると思う…

なくなった氷室冴子さんなんて自分で「この絵じゃないといや！」と
一目ぼれしたイラストの描き手を自分で探した（金の海銀の
なんとかシリーズの飯田さんって人）らしいよね。

>505
私もタイトルに惹かれて「文学少女シリーズ」は読破しちゃった。
506のご指摘のように過剰なキャラ設定にはイライラしたんだけど、
主人公の「本」に対する愛情爆発の薀蓄語りにはまってしまい、
作中に出てきた未読本を探しては読み、読書ガイドのようにしているよ。
中でもザッパーの「愛の一家」は面白かったな〜

>>516
わかってくださってうれしいｗ

途中送信失礼　orz

ラノベ系の話になっているので前から書こう書こうと思っていたことを。

グロ・スプラッタ系の読み物がお好きな奥様方、
ラノベに抵抗がなければ電撃文庫から出ている「断章のグリム」はオススメ。

最近、質問だけしてお礼もしない人が多いねぇ…

じゃあ私が代わりにお礼をしよう。

スレのみんな、いつもありがとう！！！

ラノベの電撃文庫より、講談社文庫の方が字が大きかったりもする

>>516,520
川上のことかー！
終わクロのつまった収納ケースが地震で落ちてきたら死ぬなと思いながらいつも眠りについてます…

>>524
あの子は結婚したらココの住人になってもおかしくない感じですねｗ
私もあれに出てきた本、もう一度読み返したり、新たに読んだりしているところです。

お礼便乗。ラノベの話に載ってくれた奥様方ありがとー！

>>527
個人的には質問の返答に対してのお礼のカキコは絶対するようにしている。
感謝の気持ちが第一だけど、お礼のカキコをしないと罰があたるような気がして・・。

>>487
オススメありがとうございます。早速今日借りてきました。＜「桜さがし」
楽しみだなぁ。
このスレで教わって読み始めた作家さんが数人いてその方たちも借りてみました。
ここは良スレですね。助かっています。

私もありがとうって言ってる。
オススメされた本は買って読んでるよ。
このスレ来るといかに自分が
視界狭くして本を探していたか
わかります。

角田光代「森に眠る魚」読んだ。

自分の子供が幼稚園時代の頃を思い出した。
うちはお受験はしなかったけどママ友との
ゴタゴタで二度と会いたくない。

登場人物の5人のママが結構リアルに
描かれていると思う。

>534
子供がいない私は読んでて息が詰まった＜ママ同士の確執
怖いよｗ


野沢尚の小説で、後味いいものでおススメありますか？
昔、この人のドラマは面白くみてた筈なんですが、たまたま読んだ
「ふたたびの恋」、三作の短編集、男主人公がやたらと理屈ぽかったり
主婦が息子のクラスメートに恋するとか、イライラする展開でしたｗ

どの作品もこんな感じなんですかね。リアリティなくてもいいからもう少し共感出来るエピソードがあればいいのに。

>>535
「深紅」はよかった気がするけど後味がいいかどうかは微妙＞野沢尚
被害者の遺族と加害者の遺族が出会うというｽﾄｰﾘｰで心理描写が上手かった。

米澤穂信、表紙の絵が嫌で手を出していなかったんだけど、
他の作品を読んでから、気になって
小市民シリーズを読んでみた。
なんかこう、むずがゆくなった。
こういうのもラノベ？

>535

「反乱のボヤージュ」は？

個人的には「リミット」が好きなんだけど（後味はよくないが）

>>461
433です。
情報どうも！です。
久しぶりに面白い小説読んだ！と思ったので、そちらも読んでみたい。

>>509
まだ、3冊目。びっくりですわ。

東野圭吾　赤い指
加賀恭一郎シリーズは初めて読んだけど、卒業から読みたいと思った。
この頃は東野さんと小池さんを交互に読んでるｗ
家族には思考が偏るから他の作家も読めと忠告された

>>528
あなた良い人だわ

>>539
米澤穂信はもともとラノベデビューの転身組で、
中でも古典部シリーズ(デビュー作のシリーズでもともとはラノベレーベルでの発行)と
小市民シリーズはそっちよりの作風なので、個人的にはラノベに入れる事が出来ると思います。

と言っても、私が大人になってからちゃんと読んだラノベと間違いなく断言できる物は
｢今日からマ王｣シリーズのみなので、間違ってるかもしれませんが。

面白かった作品については、
お礼レスすることでまた他の誰かが興味持つきっかけになればいいな…とも思っている。

>>534「森に眠る魚」私もドキドキしながらイッキ読みした。
結構リアルだよね。
誰が加害者になってもおかしくない状況を上手くつくり上げていて、感心した。

>>535
小説じゃないとダメ？
自分は小説は何作読んでも今ひとつなんだけど、シナリオ集は面白いと思う。
「眠れる森」なんてドラマは機会がなくて見ていないのに何度も読み返してる。
戯曲読むよりはラクなので(あれは集中力と想像力を使いすぎてクタクタになるから)
よろしければどうぞ。

>>540
同じですよー。
つい最近「赤い指」を読んで、加賀シリーズをちゃんと
読みたいと思っって、今「卒業」を読んでます。

男性作家って毛嫌いしてて、今まで女性ばかり
読んでたけどもったいなかった。
ここに書いてあるものをメモって本屋通いです。

すみません…アゲちゃいました。

>>538
私も「反乱のボヤージュ」面白かった。
岡田准一と渡哲也主演のドラマも見てみたかったな。

>>546
sageを入れるのはメール欄
sageを入れてもあがらないだけでさがるわけではない
このスレはsage推奨ではないから謝る必要もない

お礼レス、心がけたいものの･･･うっかりすると自分の読書日記みたくなりそうでちょと怖い。
そう思っている方、いませんか？；

皆読みたくないレスは勝手にｽﾙｰするし、そんなこと心配する必要ない

だ　か　ら　好　き　さ　　　　こ　こ　の　ス　レ

昨夜は「ＩＮ」読了して幸せな気持ちになった。ありがとう。作家と編集者。

村上春樹のオススメをお願いしたものです。
・風の歌を聴け
・羊をめぐる冒険
完了です。
春樹談義にはうんざりの方が多いようなので、感想は省きますが
春樹、続けて読むことにしました。
ありがとうございました〜

>>544
535さんじゃないけどシナリオ集があるんだ！さっそく読んでみよう。

スレチだけど「眠れる森」はドラマもいいよ。
オープニングだけでも話の流れを知ってる544さんなら一見の価値有りだと思う。
竹内マリアの歌も、出演者（特にユースケ）も、きれいにみんなはまってた。

以前、佐藤正午　身の上話　紹介して下さった皆さん　どうもありが�d

↓ネタばれ有りなので　改行します




これ宝くじネタなんですね。知らなかった。
宝くじは年に数回買うぐらいだけど
それでも、この手のクジネタ本を読むだけで
運が下がる　ツキが落ちるような気がして
途中で読むのを止めてしまった

死にネタ　病気ネタ　不倫ネタ　一攫千金ネタは個人的に倦厭回避

>>534
うん、登場人物はどこにでもいそうな人ばかりだった。
でもちょっとずつ常軌を逸しているような…。人が犯罪を犯すのって
案外、日常の中でさらっとやってしまうのかなと思う。

角田光代の本の登場人物は、みんなどこかたがが外れている。
私は小心者なので、ああああ…と思いつつ面白く読ませてもらう。

ヤン・アペリ「ファラゴ」
フィリップ・クローデル「ブロデックの報告書」

読み応えがあってなおかつおもしろかった。
どちらもフランスの高校生ゴンクール賞受賞作です。
他のどの文学賞（国内外）にも関心は持たないのですが
この賞は個人的に当たりが続いたのでチェックしています。
フランスの高校生ってばレベル高い。
源氏物語の国なのに、携帯小説がベストセラーって残念だ。

>556
海外YA好きには嬉しいおすすめ物件だ〜早速読みます。

フランス繋がりで、こちらは児童書なんだけどシュジー・モルゲンステルンの
「ノエル先生のしあわせのクーポン」「秘密の手紙―0から10」が面白かった。
どちらもいかにもフランス映画！って感じで映像化してもらいたいな。

子供が図書室で借りてきていた「守り人」シリーズの「蒼路の旅人」
午前中で一気読みしちゃった。
シリーズのそれまでの本は買ってたんだけど、この本も改めて買っちゃおうかな。

昨日まで立て続けに岩井志摩子読んでて、いいかげん自分がどす黒くなったように
感じてたけど、なんかココロが洗われたw

>>557
すみません、説明不足でした。
「高校生ゴンクール賞」は本家ゴンクール賞の候補作品から
高校生が選ぶ賞なんです。
ですからYAというのはちょっと違うかもしれません。
口当たりのいいスナック菓子ではなく、苦い薬ではなく、
血や肉になりそうな作品という印象でした。

連投すみません。（途中で送信してしまいました）
YAではエイダン・チェンバーズの「二つの旅の終わりに」
「おれの墓で踊れ」がよかったです。

石田衣良の再生

立ち直るとか希望がテーマだけれど、深刻な不幸の割りに希望の描き方が安易
自分が該当者だったら、本を投げつけたくなる

複数の作家が同じテーマで書く短編集の場合、たいてい石田衣良のが一番つまらない。

衣良が再生されたのかと思ったw

伊坂幸太郎の新刊「あるキング」読了。
これは……これはいったい何！？
違うステージに突入したってこと？
読んだ人にどう思ったか聞いてみたいよー！

まず>>564さんの感想をもっと聞かせて！

>559
丁寧なフォロー解説と新たなお薦めをありがとう。
「高校生ゴングール賞」ググってみた「ある秘密」や「碁を打つ女」がもらっていた賞なんだ！
この賞の選定方法、日本も取り入れてみたら面白そう。
チェンバーズも未読なので読んでみるね。

道尾秀介、「鬼のあし音」を読んで、
雰囲気いいなー好きだな、と思ってたら、
自分と同じ名前のキャラの出るシリーズ書いてるのね…。
作者名キャラ出されるのって、なんかすごい萎える。
自分を美化して自己陶酔してる感じがして。
だって名前なんて何でもあるのに、何でわざわざ自分の名前？？
有栖川みたいな語り部ならまぁまだいいんだけど、
清涼院流水なんか「美形」とか描写しまくってて本当きもかった。

>>567
別に美化もなんもしてないよ
有栖川と一緒、語り部だし
作者名キャラは絶対にどんなものでもイヤなのってんならわかるが
有栖川がアリで道尾は萎えるという感覚はちょっとよくわからない

私は語り部だろうがなんだろうが、作者が登場するのは厭だなあ。
私小説ならOKだけど。

>>535

龍時は後味悪くないです。
ただ、サッカー小説なので、好みが分かれる話かも。
サクサク読める話。

ただし、これはシリーズ物なのですが、未完のまま。
この先がどうなるのか、楽しみだったのに。
話の途中ってわけじゃないけれど、これから主人公はオリンピック代表になるんだろうと
いうところで終わってる。

話はそれますが、ガラスの仮面もこうならないことを祈ってます。
私が死ぬ前に、きちんと終わらせて欲しいよ。

単に頭が弱くて作者名が出てくると混乱するのでやめてほしいｗ
どこまでが現実なのかわからなくなるんだ〜。

半年待ったオリンピックの身代金ｷﾀｰ。すごい勢いで読む。

>>565
野球選手の話なんだけど、ミステリーでも「ゴールドスランバー」の様な
ハリウッド的な娯楽小説でもなく、今まで読んだことがないタイプの話。
良くも悪くも読者をふるいにかけはじめたんだと思った。

作中登場人物の名前が著者と同じって、わりとよくあるよね。
別に作者が登場してるわけじゃなくて、別人格のフィクションなわけで、
お遊び気分なんだと思うけど。まぁ自意識は過剰気味なのかもしれないが。

特にミステリではヴァン･ダインやエラリィ･クイーンから続く、
伝統的な技法、みたいなところもあるしね

聖徳太子

作者と同じ名前でｱﾚなのは冷たい校舎がどうたらこうたらの深なんとかいうやつだな

>>568
いや、まだ道尾のそのシリーズは読んでないんだ。
新聞広告で見て「うへー」と思っただけで。ごめんよ。

語り部キャラならまだマシってのは、それ以外だと語り部の目を借りて、
あれこれ自分（作者）を描写するのが苦手なんです。
理想の自分なのかな〜…とかこのキャラを愛して欲しいんだろうなーとか、
作者の欲とか目論見とかコンプレックスとか、
そういうのを感じちゃって、素直に物語に没頭しきれなくなっちゃうんだよね。
キャラをイメージするのに作者の顔写真がちらつくだけでちょっと興ざめっていうか。
こんな顔かな？髪型はこんな感じかな？から自分でイメージ創るのが好きだからダメなのかも。
主観で難癖つけてごめんね。
道尾の文章好きだし、読んでみたいと思います。

別に自分は作者同名キャラが嫌いなこと自体には
特になんのアレもないよ
主観で嫌いなもんは嫌いでいいと思うし
ただ、なぜ有栖川はよくて道尾がダメ？と思っただけで
真備シリーズのことだと思うけど、あの作中道尾は
作者本人のスカした感じとは違って、どちらかというとどんくさズッコケキャラで
それはそれで若干うざいｗ
でも有栖川が気にならないなら、まあそんなヘンな個性や美化があるわけじゃないし
大丈夫だと思いまっせ
道尾は、｢ミチオ｣という少年を出したりもするし、
あと、小規模にスターシステム採用したり、、
けっこう自意識が過剰なほうの作家だとは思うけどね

>>577
そっかー、ありがとう！
読んでみたら違和感ないかも。
なんかスカしてて若干自意識過剰気味ってとこが、
私の中で摩耶雄高とイメージかぶるなぁw

>>566
わたしもおすすめの2冊、図書館で探してみますね。
フランス映画好きなので楽しみです。

有栖川も二階堂も法月も嫌いじゃないけど、エラリー・クィーンには興味が持てない。

>>577だけど、道尾の新刊の広告の話題って少し前にもこのスレで見てて
私は新刊は読んだけど、広告は見てなかった。
今日本屋で、もしかしてこれがこのまま広告だったのかな？というＰＯＰを見た
あの写真とあのタイトル、あの装丁、そして作者同名キャラ、だけを見れば
確かに｢ｳﾍｧ｣感あるわｗ
｢センシティブな僕が迷い込んだナントカな世界｣って感じの内容に思えるねｗ
道尾はセンシティブっぽい小説も多いし、
うーんコレって・・・、と思う感覚はよくわかりました。
実際は、他の道尾作品に比べたら、
真備シリーズは、もっと普通のベタなミステリっぽいんだけどね

>>552の続きなんだけど、
さぁ、これから次はノルウェイの森って思っていたら、映画化のニュースをみちゃった
マツケンでってなんか色がつくなぁ、無色で読みたかったのに

>>582
直子が凜子だってことは、絶対に忘れて読んでください。

いっそノルウェイの森はスルーでねじまき鳥にいっても。
その前に世界の終わりもあるし。

>>582
ダンス・ダンス・ダンスも読んでね

トリックに凝った最近のミステリーに慣れきってしまうと、
正直昔のミステリー(クイーンとかクリスティとか)は読む気が失せる。
子供だましのトリックが多過ぎて。当時はwktkものだったんだろうけど。

最近のミステリで古典より面白いのって何だろ？

バリツについて熱く語りたくなるわ
…でも止めとく

道尾って何冊か読んだけど
全然そんな印象なかったから驚きだ。

同名のキャラ出してきて、ゲーとなったのは辻村深月だわ。
主人公でヒロインで周りからモテモテ、チヤホヤキャラで
著者近影が草原の中に佇む著者のダメ押しで、ウワーとなった

古典より面白いもの、なんでしょうね。

最近でもないですが、有栖川の双頭の悪魔なんかは、非常にきれいに作られていますし、
日本人なので言っていることも想像しやすいので
(幼かった私はタルカムパウダーみたいなアイテム名がわからなかったのが多かったのです)
クイーンより面白かったかも。

ところで、ちょっと前に出ていた東野圭吾｢赤い指｣。
私も卒業から読み直したい!!と思い、本屋にいったら、表紙が代わっていて驚きました。
いつからなんだろ〜。サブタイトルが雪月花殺人ゲームってついてたと思うのに、
それもなくなってた。記憶違いかなぁ。
そして、何故か白夜行と幻夜を買ってきましたw

叙述トリックとかサイコ系とか科学技術駆使したものがお好きな人は古典＜最近のミステリ、になるのかな。
私は本格好きなせいか古典も好きだけど。
クリスティなんか映像化されているものが多いせいか、
時代背景や服装などイメージするのも楽しいし。

確かに古典ミステリ読むと、あったりまえじゃん、みたいに思うことある
あっちがオリジナルなんだろうけど
古典ミステリ読むのは時代背景を楽しむのがいいかな
アガサ・クリスティを読むと富裕階級の中に何をしているのか分からない
美男なんぞが出てきて、若いころはなぞだったわｗ

>>592
インド帰りの退役軍人、謎の家庭教師やらカネコマ貴族
実は人間関係グッジャグッジャ
トリック穴だらけでも結構楽しんじゃう

林真理子、明野照葉、浅田次郎が好きです。
私に合いそうな作家のオススメ作品を伺いたいです。
それとトーマの心臓が小説化してましたが、購入した奥様の感想を伺いたいです。
久々仕事休みだから本屋、図書館梯子予定！

>>593
そもそも１８，９世紀のフランス、英文学を最初に読んだとき
貴族が金儲けにちまなこっていうのがカルチャーショックだった
日本じゃ、武士も公家も金の話ははしたないものだものね

武士とか公家が血眼でお金を欲しがっていた、そういうエピソード裏話系が好きだ。

ここの奥様のおすすめを教えて下さい。
�@涙が止まらない感動の一冊
�Aやられた〜と思ったミステリー
�B猫が出てくる話
読後感が悪くないもの希望です。よろしくお願いします。

やーっと順番回ってきたので読んだ「告白」
確かにグイグイ読み進められるんだけど、終わり方がどうしようもない…

>>597
1.夏の庭　湯本香樹美
3.猫語の教科書　ギャリコ


『本格小説上下』、昨日今日で一気読み。『私小説』で躓いてたもんで、
ここでタイトルが上がらなかったら、絶対読まなかった。
前書きが長くてﾀﾙｲなーなんて思ってたけど、やっぱり高く長く飛ぶには
それなりに長い助走がいるのですね・・・

>>597
１．壬生義士伝　浅田次郎
２．魍魎の匣　京極夏彦
３．三谷幸喜のエッセイにたまに出てくるの飼い猫と犬の話が好き。
でもたまにしか出てこない。

>>597
1.　「少年時代」マキャモン
2.　何かなと考え600氏のレスで思い出した「魍魎の匣」京極夏彦
3.　「夏への扉」ハインライン
　　小説じゃなくてよければ「ニュースになったネコ」

>>597
２　七回死んだ男　西澤 保彦
これ検索したらネタバレ出てくるから注意

3なら重松清のブランケット・キャッツ

ディック・フランシスの競馬シリーズが好きです。
早川から文庫で30作（40作？）以上は出ているけど
ハズレがほとんどない！
イギリスに行ってみたくなります。

じゃあ2 ロートレック荘事件

>>604 いつか読もうと思いつつまだ手をつけていません。
競馬はやらないのですが、楽しめそうですか？

私も競馬シリーズ好き！
ほぼコンプ状態だったけど、引っ越しで手放してしまったorz
競馬をしない人でも十分楽しめると思う。
というか、元旦那が競馬を一度もしたことがなかったが、それなりにはまってた。

涙が止まらないは壬生義士伝に一票
決して外で読むなかれ

>>606
競馬の知識がなくても、興味・関心すらなくてもｗ
だいじょうぶだと思います。ですよね？>>607の奥様？

騎手や調教師の話、競走馬の売買や繁殖の話などネタはいろいろです。
他にもワイン商やら銀行家も登場したかな？
舞台もイギリス以外のヨーロッパ、アメリカのときも。
シリーズというものの登場人物は数作を除いてばらばらです。
どの作品にも一貫して流れるイギリスらしい雰囲気がいいです。
ちょっと古めの（固めの）訳もあっていると思います
どの作品から読んでもだいじょうぶです。

すみません、暑苦しくすすめてしまったｗ
ブックオフの105円コーナーでも見かけるので
古本がいやじゃなかったら試してみたらどうでしょうか？

>>597
（１）「邂逅の森」「ホワイトアウト」
最後の１ページで、涙どっと来る。人としてまっとうというか、真剣に生きたというか・・。
邂逅の森の主人公はマタギなんだけど、本格小説の太郎ちゃん級にいい男だ。

>>597
1：博士の愛した数式（小川洋子）
3：猫の形をした幸福（小手鞠るい）

>>606
609さんが書いているように毎回いろんな職業の主人公が登場してその業界の話が
出てくるので競馬を知らなくても楽しめますよ。舞台もイギリスだけじゃなくて冷戦中の
ロシアとかアメリカを横断する豪華列車（しかもその途上観客を巻き込んだ芝居を
するという仕掛けつき）、異国で恋をする貧乏伯爵の話も楽しい。

ほとんどが単独で読んでも大丈夫ですが、隻腕の男シッド・ハレーが主人公の
「大穴」、「利腕」、「敵手」、「再起」と騎手キットが主人公の「侵入」「連闘」だけは
順番に読んだほうがいいと思います。

取材を担当していた夫人が亡くなってもう読めないかと思っていたら、今度は息子と
共同執筆で新作が出るようになってうれしい。

>>594
明野照葉（ミステリー作家？）を知らないけど、あとの二人の共通点がわからない。
五条瑛のプラチナビーズを始めとする、鉱石シリーズは面白い。
あとはパターン化されてるきらいはあるけど、福井晴敏。

>>>>597
1、不倫が嫌じゃなきゃ「風の盆恋歌」
これで八尾のおわらが大人気になったんだよね。
2、好きな感じではないけど、本当にやられたのが
「葉桜の季節に君を思うということ」
3、群ようこの「トラちゃん」
これは動物好きにはたまらないと思う。
今は劣化してるんだろうけど、これは名作。

>597
�@ラン/森絵都
�A光の箱/道尾秀介（Story Seller収録）
�Bジャクソンねこのほんとうの家/ブライアンボール

�Bは幼年童話だけど、猫好きには勧めたくなる作品なので

�Bは「ノラや」

>>610
熊谷達也は「ウエンカムイの爪」と「漂泊の牙」しか読んでないけど、
「邂逅の森」も気になってきた。
今読んでいる「カンバセイション・ピース」
題材も文章も嫌いじゃないのに、頭に入って来なくて進まない。
これも猫が出てくるね。

>>594
明野照葉、おもしろいね。すごくドロドロしてる女の情念…という感じだ。
桐野夏生や柴田よしき、坂東眞砂子とかはもう読んでるかもしれませんが
お勧めです。

坂東眞砂子の、「道祖士家の猿嫁」「善魂宿」はすごくおもしろかった。

>>607>>609>>612
本選びの参考に本の雑誌の読書相談室をよく見てたんだけど、
そこで池上冬樹(だったかな)が競馬シリーズを何回も熱くお勧めしてて
気になってたんだよね。
ここの皆さんの感想みてすごい読みたくなった。

どれから読んでも大丈夫だそうですが、特にこれがよかった
ってのはありますか？
調べてみた結果、とりあえず「大穴」から読もうかなと思っているのですが。

>>597
�@孤宿の人
�Bスナメリの国（ごめん、ちょっとグロｗでも猫がいっぱい）

私も壬生義士伝泣いた。

熊谷達也、マタギを始め、鯨を捕る人など、
自然と対峙して生かし、生かされている人達の葛藤を描いている作品は読み応えがある。
一方で自身の教師体験が元になってる？「新参教師」は、読破するがちと辛かった。

坂東眞砂子は、もともとあまり好きでなかったし、猫殺し批判を受けた時の
身勝手な自己保身論理に嫌気がさし、絶対読みたくない作家になってしまった。

>>620
猫は自分の人生？を生きてるから去勢は可哀想
でも増えたら困るから、生まれたら崖から捨てるって恐ろしいよね。
まだタヒチに住めているのかな。

図書館の本をなくしたことある方っていますか？
さっき図書館行ったら、カウンターで
「見当たらなくて〜」と言ってる母子がいたんだけど、
最後まで見てなかったけどどうなるのかな？
弁償できる新刊ならいいけど、古い本とかだと入手困難の場合もあるよね。
全然反省してない風でイラっときた、関係ないのに。

ミステリ・マガジンの今月号でジェフリー・ディーヴァーが特集されてる。
そろそろリンカーン・ライム・シリーズの新作が出るのかなぁ。

>>622
前もめてる人がいて、コピー取ってたからずっと立ち聞きしたことがあるｗ

同じ本が弁償できる場合はなくした人がその本を買って図書館へ。
絶版などでない場合は同等程度の本を買って持ってきてもらう。（指定があるかは謎）
お金を払うというのは、図書館はお金を受け取ることが出来ないので不可。

わたしが聞いた人は「わたしは本をなくした者ではなく頼まれただけの代理の者で
単に図書館に行ってお金を払ってくればいいって言われただけなのに、
なにそのややこしいお願い、無理無理。だって今日しかもうここに来られません。
ちょっとなんとか出来ないの！？」とごねてた。

あれは絶対なくした本人だと思いましたｗ

>>597
3　一条理希 ねこだらけ物語

>>624
そうなんだね、ありがとう。
同等の本ってのもまた難しい話だねぇ。
でもあの母子ならきっと絶版本とかではなさそうだから弁償かな。
風貌があまりにも・・だったんで。

>>597
1おじいさんのランプ　新美南吉
2十角館の殺人　綾辻行人
3夏への扉　ハインライン

ｙｏｍｙｏｍに十二国記新作掲載ひゃっほう！
良い仕事をする編集がいるなあ。

こどもが破いちゃった時は同じものを購入して返したよ。
のんたんシリーズですぐ入手できたから良かったけど、絶版ものとかだと
大変だね。

>>627
次の号？　教えてくれてありがとう！

ディック･フランシス　最近ご無沙汰だが大好き
イギリスの競馬はシステムも日本と違うから知らないほうがむしろいいかも
お薦めをざっとまとめると

タイトル　主役の職業　　　競馬とのかかわり
障害　　　　会計士　　　　アマチュア･ジョッキー
名門　　　　銀行家　　　　馬の繁殖ビジネスに投資
度胸　　　　ジョッキー　　本職

名門と度胸を読むとイギリスの競馬界を知った気分になれると思う

ディック･フランシスはミステリー好きは皆薦めるね。
この秋、一度読んでみようかな。

ハインライン「夏への扉」って最近、翻訳新くなって出たよね。

奥様って言い方やめない？ただのニートだろ。

読書してるニートでいいじゃんこいつら

>>630
すごくわかりやすいです。ありがとう。
馬の繁殖ビジネス面白そうだなぁ。
一口に競馬小説って言っても、幅広いですね。

>>627
十二国記の新作なんですねー。yomyom予約しなくては。
このまま戴の続きも新潮社で書くのかな。
新刊出せば確実に売れるのに、講談社の編集者はどう思ってるんでしょうね。

森絵都って児童書と大人向け（？ではガラッと雰囲気変わるね

それなりに堅いジャンルや文体の書物を読む時間を日頃から作らないと頭の回転や理解力が落ちる
って、本当ですか？

>>
１「チップス先生さようなら」何度読んでも同じところで涙腺がゆるんでしまう

２「葉桜の季節に君を想うということ」
ミステリとしての賛否はあるようだがやっぱりどんでん返しってイイよね

３柳瀬尚紀のエッセイの数々
多彩な文章で彩られた猫への愛が半端ない
猫飼い＝どMなのではという勝手な偏見を植え付けられた

ギクシャクした夫婦物が読みたくて｢終の住処｣読んでみたけど、金ｶｴｾｰ！ってぐらいつまらんかった・・・

芥川賞の基準は何なんでしょう

＞637
私は良かったです。
主人公がアメリカで契約とれずに
粘るくだりもよかったし、
妻と反対側の視線や心理がなるほどだった

フランシスについて背中を押してくださった皆様、どうもありがとう！
イギリス物ミステリは大好きなので、競馬だからと尻込みせずに読み始めてみようと思います。

>>637
私はこの作者の「太陽と眼」を読んでみた。感想は「はぁ？」だった。
たまたま直前まで水村美苗「私小説」にじっくり取り組んでいたせいもあって
アメリカで日本人が暮らすことについていろいろ思うところもあったんだけど、
アメリカ駐在リーマンの話である「太陽と眼」読んだらまったくの面白く無さにクラクラした。
字数も少なくて行間開きまくりだったからか、「いろんな意味でスカスカ」という印象しか残らなかった。

すみません「眼と太陽」でした。

ディック・フランシス、懐かしいなぁ。
若い頃、誰に勧めても読んでもらえなかったｗ
結構好きな人がいたのが、ちょっと嬉しい。

ここ10年位の間に特に気に入った作家は
田辺聖子、有吉佐和子、宮尾登美子、奥田英朗
なんですが、似た系統でお勧めはありますか？

sage間違えました。

私も聞こう。
学生時代から興味あったんだけど、さっきNHKの番組で見て和泉式部に関して本が読みたくなりました。
どなたかおすすめがあれば教えて下さい。

ミチオは、ブログを読んでからすっかり嫌いになったw
自意識過剰な人だなーとは思っていたが、
なかなか、性格もアレな感じで。
編集たちにチヤホヤされまくって、天狗になっているところがなんかね…
まあ、作家は性格悪くてナンボって感じだが、
同じ性格悪いんでも、車谷さんなんかのヘタレ系ならかえって好きになるんだが、
なんだか、芸のない自慢話ばかり垂れ流されても……と思った。
ブログって、作家も気が緩むのか、なんだか本当に芸のない垂れ流しが多くてうんざり。
作家はブログもたんほうがいいと思う。

図書カード25000円分がタナボタでやってきた！
う、うれしすぐる(*´∇｀)
何を買おうかwktkが止まらん！

羨ましすぎる！

>>627
違うよ…新作じゃないよ。前ｽﾚだったかに書いてあったじゃん

>>648
前スレ覚えてないけど、yomyomのサイトのyomyom便りってとこには
「9月26日発売の12号では、ファン待望、小野不由美さんの新作も掲載されます。
人気シリーズ「十二国記」の新作です。」って書いてあったよ。

それとも戴の続きじゃない番外編だろうから、新作じゃないって意味かな？

>>644に即答できたら自分カコいい！んだけど・・orz

マイブームが平安朝だった頃に読み漁って、古文の現代訳で「和泉式部日記」も読みました。
学生向けに読みやすくなってたり、人気作家の解釈で小説風になっているのもあります。
ちょっとでも名前が出てくれば・・と期待して同時代が舞台の本を地道に読んでいくのも面白いです。
勉強は嫌いだったのに、天皇家と藤原家の家系図が頭にインプットしてた平安朝マイブームw

京都が舞台のシリーズものと紹介されていたので、柏木 圭一を読んでみた
２時間ドラマの原作　or 京都に行くときに自分の行きたいところが出ている本
を旅のお供になら(５冊も出ている）ＯＫか

これを読んで、京都に行きたいな、という旅情を誘うものではない
あと、グルメも売りらしいが、そっちはまるっきりＸ
主人公の好みとかで焼き肉にも懐石にもシャンパン(金がないときは
スパークリングワイン）って何？

北森鴻のぶぶ漬けの方がずっといい

>>644
和泉式部については永井路子のエッセイにいいのがあったんだけどな。
タイトルが思い出せない…

東野圭吾のオススメってなんですか？
何冊か読んだけどどれも「悪くないけど世間で絶賛されてるほどいいとも思えない」って感じで。
多作で一定水準以上のものが書けるけど傑作もない、って感じなのかなあと思ってます。
東野好きな人はなにがきっかけでハマりました？

最近アンケスレ化してきてるね。

特に東野好き、というわけではないけれど、
「白夜行」読んで面白かったので他にも話作を題いくつか読んでみた結果、
「白夜行」より読後の満足感が高かったものはない気がします。

好き好きだと思うけど、私はこんな感じ。

答えるの好きな人が多いスレだからまあ需要と供給のバランスはとれてるんでないｗ
リアルで自分から人に本すすめたりとかできないし
聞かれたらはりきって答えたい人多いでしょ

「私はオススメとか絶対教えたくない！」という
いつもの人か。自分にとってつまらない話題だからといって
ケチつけなさんな。私は色々な本や作家を知りたいから、
ここのオススメは非常に参考になる。
興味ない話題の時は入ってこなきゃいいのに。

別にケチつけてないけど
素直な感想も言っちゃいけないのか

>>657こそスルーしなよ
レスつけるからそっちに話が広がるんじゃん
私は広がってもいいからレスつけますけどね♪

オススメ言うのも感想読むのも好きだけど
開拓しないのかなと思うことはあるな。
ケチとかでなくただの疑問で。

>653

「秘密」がよかった。
「白夜行」も読み応えがあった。

そうだよね。リアルで本を薦めたり、感想聞いたり、って難しい。
たまに趣味の会う友人もいるけど、本の数だけ趣向があるからね。
1人ニヤニヤドキドキしながらの読書にプラスして、スレに感想書いたり、
アンケ答えたりするのも楽しい。スレを参考にして読んだ本も当たりが多くて嬉しい。

>>660
自分で開拓したいけど、失敗の方が多いから、
ここを参考に読んだことの無い作家さんの作品を図書館で借りて、
面白ければ他の作品も読んでみる、ってのをよくやるのだけど
その方がはずれが少ない。
自分で見つけて外すことが案外多いので、自らのリサーチ力はアテにならないと自覚してるorz

私も白夜行がよかった
容疑者Ｘの献身などはあまりタイプではなかったけど

>>652
「歴史をさわがせた女たち」じゃない？
あれはいろいろと面白かった。
歴史のとっかかりにはすごくいいと思う。

最近読んだ本では西條奈加の「恋細工」が良かった。
こんなセンチメンタルな題名をつけなければもっと良かったと思うのだが。
前二作とはまた違った新境地を開いた感じ。
ちょうど子どもの宿題で佐竹藩について調べていたので、そこにつながる偶然にびっくりした。

それはさておき飯嶋和一は素晴らしい。
ここ数年では一番好きな作家かも。

>>663
ｻﾝｸｽ

ここを参考にすることもあるけど、
できるだけ先入観を持たずに読みたいから開拓して
読み終わってからこのスレで感想見るようにしてる。
同じく自力ではハズレが多いけどｗ
このスレの見方もそれぞれで面白いね。

書店にいっても目がチカチカしてしまうので
本の開拓はもっぱら新聞の書評と広告です。
気になる本は図書館で予約して借りて、
手元に置きたいほど気に入ったら買う。
お金も場所もあまりないもんでｗ

最近のお気に入りは堀江敏幸
芥川賞に興味ないので存在に気がつかなかった

あと、サトクリフが好きです。
情緒に流れないのがいい。
日本の児童文学はめそめそべたべたした印象がある。
やたら離婚家庭の設定が多いような気がするし…
すみません、たぶんわたしの偏見です。
あ、湯本香樹実さんは好きです。

ライラのシリーズも好きですが
児童文学にしてはずいぶん難しいなと思いました。
宗教を持っていないからかな？

ここのスレは好きです。
読みたいところだけ読んで楽しめます。

開拓といえば、アンソロジーなどを読んで好みの文体や内容を把握するくらいかな。
短編でさらっと読めるからね。
オススメ本として挙げられてるのを読んで、自分好みじゃなかった時は結構凹む。
私にとっては内容も重要だけど、文体もかなり重要。

>667
最近は海外児童文学も離婚設定が増えたな、と感じるよ。
クリアリーが後書きに「離婚家庭の子の話を書いて」とのファンレターが多いと書いていた。
孤独な子の方がより本に助けを求めそうな気がするし、そんな子ども達が少しでも
共感できたり、救われるといいな、と作家達が思っているのかも？

東野のオススメありがとうございます。
あれだけ売れていた「容疑者X」や「手紙」が個人的にふ〜ん…？って感じだったので、
白夜行の分厚さに気後れしてました。チャレンジしてみます。
あと「秘密」は映画は見たことありますが、本だとまた雰囲気変わるかもしれないですね。
こっちも読んでみます。

>>669
トールモー・ハウゲンの「夜の鳥」+「少年ヨアキム」なんか
できちゃった学生結婚＋夫ニート＋子供ストレスで色々影響＋別居＋離婚と
若すぎるフリーダムな家庭の問題てんこ盛りだ。
父親のヤバさ幼さと母親のキレっぷりが超リアル。
よろよろとしてるけど可能な限り健全に、他者とのつながりを切らずにいようとする
ヨアキムは作者の理想の分身なんだろうかと思う。

>>669
なるほど。興味深いお話をありがとうございます。
わたしが読んだ限られた作品の印象ではちょっと乱暴な感想でした。

児童文学に限らずケータイ小説やテレビドラマなど
安易な設定にたよる話が多いなあと感じることが多いです。
離婚とか難病とか自殺とかレイプとか…
当事者が読んだら怒るんじゃないかと思うような浅い書き方は
やめて欲しいですよね。

>>655
私もまったく同じ。そして「白夜行」は好きだけど「幻夜」は別に…

実は「容疑者Ｘ」は映画のほうが自分は好き。堤真一嫌いが
治っちゃったくらい。

仕事で落ち込んだときに読む本とかありますか？
私はヒキタクニオの「青鳥」が好きです。広告代理店が舞台。

おすすめ3冊聞いた者です。思ってた以上に沢山のお答えを頂きありがとうございます。
順番に読んでいきます。皆様のおかげで読書の秋を満喫できそうでとても嬉しいです。
本当にありがとうございました。

>>667
D・W・ジョーンズ(『ハウルの動く城』原作者)の作品の主人公も、離婚家庭設定が多いよ。
というかこの作者の描く母親キャラは、
母であることよりも女であることを選ぶキャラが多くてたまげる。

サトクリフはいいよね。ドライな書き振りなのに泣かせる。
自伝を読んで足に障害をもっていたというのを知って、
なんとなく彼女の作品世界の一端を理解できたような気がした。

最初の東野圭吾は天空の蜂だった

本屋で偶然手にとっただけだったけど、面白かったな
原発テロの話で、最近の東野は扱わないテーマだ

>>674
「魍魎の匣」をお勧めしたものです。
もし読まれるのでしたら、出来れば前作「姑獲鳥の夏」から読まれた方がよろしいかと。
「匣」だけでも問題はないとは思いますが。

>>675
DWジョーンズは「わたしが幽霊だったとき」ともう1冊読んで
相性があわなかったらしく他は読んでいません。ハウルの映画は見ましたｗ
日本だったら母＜女は非難ごうごうですよね、たぶん。

児童文学つながりで。
カニグズバーグも好きです。
「ぼくと1ルピーの神様」を読んだとき
「ティーパーティーの謎」に似ていると思いました。
ユダヤの話が作品のあちこちに出てきますが
海外の作品を読んでいて人種とか宗教の話になると
どうもピンとこないところがあります。
今思うと赤毛のアンも教会の派閥？の話とかけっこうあったな。

>>678　あ、確かに「ティーパーティ」と「１ルピー」は似てる。

亀レスすまそ。
>>597
3) 荒野にネコは生きぬいて G.D.グリフィス
かなり昔の夏休み感想文指定図書だった。
児童向けとは思えないほど、内容はドライ。
猫好きに是非。

>>642
宮尾登美子と奥田英朗がかぶっているので私のお勧めを書いてみる。
似た系列じゃないものも入ってるけど・・・
吉田修一、桐野夏生、中山可穂、森絵都あたりはどうでしょうか？
角田光代もいいかもしれない。

書き出してみて思ったが、せっかく面白く本を読んだのに結構忘れてるorz
ミクシィかワードにでも読書日記をつけておこう。

東野圭吾「どちらかが彼女を殺した」が一番好き。
容疑者二人が２ちゃんにいたら後だし乙と言われまくりそうだが

>>683
私はスカッとしたのが好きだから、あれはどうもめんどくさくてダメだったｗ

>>683
昔読んだけど、どちらが犯人かわからずじまいでした

>>682
読んだ本を忘れて、何度も借りちゃったりする私は
最近になって「メディアマーカー」で記録をつけはじめました
読みたい本も登録しとくと、ワンクリックで図書館の検索予約ページに
飛べたりして便利。

>>685
題名と「ネタバレ」で検索すると犯人が判るよ。
私も全然判らなくて、ネタバレ見ても文庫で読んだ私は
それはないよな〜と不満を感じました。

>>683
それ読んで最後に別に犯人どっちでもいいなーと思った私は
推理小説を読むとき、自分で犯人を考えてたりしてないのかもと気づいた。
だらだらと日常が書いてあって結局なにが言いたかったんだろう？
みたいな話が結構好きだしｗ

白夜行は伏線はったなぁと思ったらすぐ次の章で種明かしされる感じで
サクサク後腐れなく進んで読んでて楽しかった。

道尾秀介の「ラットマン」、まあおもしろくはあったんだけど。
最後の数ページは「どっちやねん!!」と何回も思ってしまった。

>>680
懐かしい〜〜〜！私も夏休みの課題図書で読まされたよ。
最後が切ないんだよね。
片足ダチョウのエルフと同じ位忘れられない本だわ。

>>677
ご親切にありがとうございます。姑獲鳥の夏から読んでみます。
京極作品はあの厚さ故、なかなか手を出せませんでしたが背中を押して頂き感謝ですｗ

>>680
読みたい本リストに加えました、ありがとうございます。

>>687
今ネタバレ見てきました
私も文庫で読んだから、なんだそりゃだなあ
ついでに「柔らかな頬」も見てきました
なんだそりゃ

ついでに>>644でもあるんだけど、レスくれた方ありがとう
永井路子「歴史を騒がせた女たち」は中学生の頃読んでいるので、
現代語訳で「和泉式部日記」を読もうかな
田辺聖子さんの源氏みたいに訳してあったら嬉しい

「白夜行」評判良いみたいだけど、これといい「永遠の仔」といい、子供を性虐待する話はどうしても生理的に受け付けられない。
こんなこと素材にしなくても、もっと素晴らしい作品書いてよ、と思ってしまうわ。

私の場合、小説ならどんなに生理的に受け付けない題材でも
おもしろいと思えばサクサク読めるんだ。
ただ、ルポタージュはいやだなぁ。子どもの人身売買の話？とか
本屋で平積みになっててオエっとなってしまった。

永井路子は秀忠夫人のおごうを描いたのが印象的だな
主人公をあれだけ受動的でかけるものだと感心する

>>694
自分にとって読書は娯楽だ、こういう話を娯楽として楽しんでしまった事が
なんだか後ろめたいというか、後味の悪さは残る
でも、これで虐待事件に関心を持ちつつあるのも事実で複雑な気分

>>690
片足ダチョウのエルフ、
私は教育テレビで見たのが初だけど、
あの時の複雑な感動は忘れられない。
お金大好きな冷めた子供だったけど、
ああいう感想って子供の頃だから持てたんだと思う。

子供の性的虐待は社会的にも大きな問題だし、
上の二つは変にそれを助長している内容でも無いから、
素材にした事に反感は持たなかった。
それは他のどんなテーマでも同じだけど。
読んでいて嫌なのは、
今こういうのが流行りだから入れときゃいいでしょ、
みたいなのとかが透けて見える作品。

物語以外では河合隼雄や内田樹あたりを読む
河合せんせいの本は児童文学のよいブックガイドにもなった

内田樹は好きではない部分も多々あるけど
教育に関してはこの人の言うことが一番納得できる

悪女だったり、影があったりする女性の、
その歪みや暗さやの原因が、過去の性的虐待ってのは、安易過ぎてうんざりする。

それを男性の作家が書いているとさらに不愉快。（たいてい男性作家な気がする）

私の場合は「性的虐待」速攻→受け付けない、うんざりする
にはならないわ。
小説として（ちょろい）私に読ませる力があれば、のめりこんじゃう。
永遠の仔なんかは、もう最後、放心状態だったなぁ。
白夜行も、それなりに楽しんだ。

みんなそれぞれ、地雷があるのよね。
私は不倫が地雷だ。

私は性的虐待の中でも特に、実の父親に、とかの近親相姦ものが地雷中の地雷。

「永遠の仔」みたいにそれがメインテーマになっていれば、安易ではないと思います。
「百夜行」は私は、安易でうんざりでした。

実父からの性的虐待ってのは、私も地雷です。
「私の男」なんて、あらすじ読んだだけでタイトルが気持ち悪くて仕方ない。

>>703
私もあらすじ知ってから、桜庭一樹のタイトルは唾を吐きかけたいくらい嫌い
狙ってつけた感が特に

>>686
「メディアマーカー」ぐぐってきた。
便利そうだね。非公開で始めてみるかな・・・

私は犬が死ぬ話は絶対無理。
どんなに感動的でも、良い話でも無理は無理。
犬が出てきて明るい楽しい話なら大歓迎なんだけど。
猫の場合、猫メインで死ぬ話ってあまり見かけたことなくて
大抵探偵の家にいて一緒に推理？したり、まったり過ごしてる感じ。

東野圭吾は、秘密とかファンタジー系以外は結構好きだけど、
赤い糸と手術して目がどうこうって割と最近の作品はハズレに感じる。

>>702-703
性的虐待とは言えないけど
東野圭吾の「秘密」は？
あれ、立場逆だったら男読者から総スカン食らうと思うし
男の作家はそもそも書かないだろうな。

桜庭一樹きらいじゃないのに、よりによって「私の男」で直木とっちゃって世間的イメージ悪くなった気がする。
まあもとから父だの兄だのから虐待とかいう話が多い人ではあるけど。
赤朽葉家の伝説はおもしろかったのにな〜これでとってほしかったわ。

「私の男」読んでないからわからないけど、まだ血が繋がってないだけマシ…じゃないんだよね？読んだ人。

>>706
わかる。
人間同士がどんな最低なことしてようが構わないんだけど、
犬猫が死ぬ話はダメなんだ。もう理屈じゃなくダメ。
今も読んでるミステリでいきなり犬が殺されて凹んでる。

ハリポタでまさか死ぬと思わなかった動物が死んだ時もへこんだわ…

>人間同士がどんな最低なことしてようが構わないんだけど、
>犬猫が死ぬ話はダメなんだ。もう理屈じゃなくダメ。

解るー。
犬猫に限らない。「永遠の仔」とか、「ぎゃんぎゃん言ってないでさっさと庭に
ハムスター探しに行けよ！」と、そこが一番記憶に残ってるシーンだ。

私は秘密は本当に嫌い。
男はああいう所も含めて（あれは寸前で我慢しているし）
寝取られ感、というか、
そういうのも分かっていて旅立たせる俺、がたまらんらしい。

ハリポの生物達の死には私もヘコんだ。
あの子達がいい味だしていたのではないか。
嫌な日本語訳を我慢して読んだというのに、まさかの仕打ち。
（自分が英語訳を読めない事は棚に上げました）。

私が嫌いなのは実際にあった事件が安易にベースになってるやつ
しっかり消化されていて、作家の力量があればいいんだが、

>>714
その事件について書かれた、別の著者のノンフィクション系作品を作者は絶対読んでいるくせに
参考文献として何も挙げられていないときはすごい脱力する。

>>714
実在されると登場人物の心理なんかも本人が答えだと思ってしまうので、
他人がどうこう言ったところで読後本当にそうだったのかなぁとか微妙な気持ちになるね。
と思いつつ桐野夏生のグロテスク、残虐記、東京島は読んでるんだけど。

残虐記は特にまだ被害者の女性が実在してるから
本人が読むことはないだろうけど耳に入ったりする可能性を考えただけで
遠慮というか配慮はそこに必要ないのかなと思った。

残虐記は結局自分でもなんで読んだんだろうと思ってそれが最後の桐野夏生だ。
もちろん作者には書いてる私だけでなく読んでるお前も
少なからずミーハーなどす黒いかんぐる気持ちがあるんだろ？的な意味も込めて
書いている作品と言うことは理解してるつもりだけど。

4行目実在って変だね。生存だ。

赤朽葉家を読むと一緒に有吉佐和子の紀ノ川も読みたくなる

つまらなくて、なかなか読む気が湧かない本に今取り組んでいる為
読みたい本は沢山あるのに次に進めない・・・
挫折して次の本に行こうかと思うが一回そうしてしまったら
また　すぐ挫折するような気がして今　止まってる
合わない本を買ってしまった時って　ある意味修行だわ・・・

先に出てきたサトクリフの中の動物の描かれ方はよかった
厳しい生活の中では動物は友達じゃなくて、あくまでも人間とは主従の関係
それだからこそ結びつきも強い
他にはアリステア・マクラウドの「冬の犬」もよかった

>>719
つまらないのが理由なら無理に読まなくていいんじゃないかな。
仕事で絶対必要とかじゃないんだし。
以前は頑張って読んでたけど、今はつまらない本を読了するエネルギーを
いい本読むほうにまわしたいと思うから。

>>681さんレスありがとうございます。
是非参考にさせて頂きます。
未就園児がいるので、中々本屋や図書館では吟味出来ないもので…

最近読んだ本では、表紙に惹かれた佐野一真の
沖縄　誰にも書かれたくなかった戦後史
が、とても興味深く読み進められました。

橋本紡「猫泥棒と木曜日のキッチン」は猫がかわいそうな目にあいます(；ω；)
猫好きには辛いけど、現実にもこう言う身勝手な人っているよなあと思いながら、読んだ。

佐々木譲「廃墟に乞う」

所々現実の事件云々と登場人物が口に出すシーンが出てきたが、
今の北海道ってこんな感じなのかな？等と思いながら読んだ。
しかし最後の章の主人公のトラウマの原因はダメだろう。
まだ刑も確定していないし。
それまでの好感触が台無しになった。
私も>>714さんと同感。

>>716
残虐記は読んでいないが、グロテスクは読んだよ
小説としては良くかけているけれど、あの事件で殺されたＯＬのイメージに
近すぎる。遺族はたまらないだろうと思った

「グロテスク」は、自分から深みにはまっていく女の話なので
うわー怖い、と思いつつヤジ馬根性で読めたけど「残虐記」に
ついては、自分だって誘拐されてこういう目に遭う可能性は
あったわけで、とか考えるとどんよりとなって気持ち悪くなる。


桜庭一樹は、なんで顔出ししまくってるの？　似合わないツモリチサト
着ちゃって。という意外とメディア好きっぽいところがイヤだ。
でも「荒野」は鎌倉を舞台にした女の子の成長小説って感じで
けっこう好き。
「私の男」で直木賞を狙わせた編集も、それにまんまとはまって
とらせた選考委員もバカだな〜と思う。あんな雰囲気小説（桜庭作品の
中でラノベ入れても陳腐さはトップクラスじゃないかあれ）。

「桜庭一樹」でぐぐったらなぜか一緒に「出身大学」が出てきたｗ

桜庭一樹の出身大学なんて知りたくないけどなぁ

>>723
前半部分はグロかつ悲しいね
猫泥棒部分は好きだ
作品自体はとてもいい

確かにどうでもいいけど
進学校なのに大学をひた隠しにしてるのが気になる人には気になるらしいｗ
それよりググって初めて女性と知ったorz

ディック･フランシスでも馬が可哀想な目に合うのが1つだけあった。
苦手な方のためにお知らせしたいがタイトルが思い出せない。

>>731
手元にないのと最近読み直していないからうろ覚えだけど
薬を盛られたり骨を折られたりいろいろあったような気がする

動物の死は物語の中で必然だったらしかたがないと思う
小学生のときに父親にある本の感想を聞かれて
「最後に犬が死んじゃったのがかわいそうだった」と答えたら
「女はおセンチだな」といわれた
すごく馬鹿にされたような気がして今でもよく覚えている

なんか若手の全然知らない芸人と結婚したんだよね、桜庭一樹
こう、いかにもオタク文学少女のなれのはて、みたいな風情が苦手だ
直木賞とった後に何かのラジオにゲスト出演してて、
前髪を飾りアメピンで留めていたんだけど（その髪型自体サムい）
その飾りが小さなハサミで（アンティークチャーム風のもの）
それについて聞かれたのか自分から言ったのか、
どういう言葉だったかも忘れたけど、言いたいことは
「無害そうに見えて心に刃物を隠し持ってるのよ」的なことだった
まさにオタ女の言いそうなことで、そのおしゃれの発露もきもかった

>>733
うへえｷﾓｽ。
そういうタイプはあまりメディアに出てこないほうがいいのに…。
男性風の筆名を使ってる女性＝オタ系女性っていうイメージがあるな。
女性風筆名の男性も然り。

>>>686　メディアマーカーって知らなかったので、
教えてくださってありがとう！
昨日から一昼夜かけて登録し続けているが、全然終わらないorz
でも、ずっと目録を作ろうと思っていたから、
いいサイトを教えてもらって嬉しい！

人間失格が思いのほか面白かった
ちょっとした喜劇に捉えた自分は残酷なのか
もっと早くに読んでれば良かった

>>736
ありゃあ半分コメディだよねｗ
10代の子とかは大まじめに読むのかもしれないが。
太宰は文章にウィットがあっておもしろい。リズムも現代的だし。

桜庭一樹は廚二病が完治しないまま大人になっちゃったようなもんだから。
赤朽葉がよすぎて私の男で直木取ったのはちょっとショックだったんだよ…。
でもこの人の文章は読点の打ち方がちょっと独特だよね、いやってほどじゃないけどたまに読みにくい。

>>728

同意。
ふつうに早稲田の文学部のマイナーな感じ（東洋哲学とかそのへん）
だと思ってた。あのへんなファッションといい早稲田そのものだから。

>>738
赤朽葉家は、3代目の話になって突然つまんなくなった。
初代の地味女と二代目の漫画家ヤンきーの人生はラノベとしては
面白かった。

三代目でがっかりと言えば「警官の血」もそうだったなー
そういえば。

私は「警官の血」は三代目もがっつり楽しめたよ。
ＴＶでも佐藤浩一、美味しく戴きました。ｗ

「残虐記」私も不快だった。
実際の事件をモデルにした…というと聞こえはいいけど、要は「ゲスパーここに極まれり」だよね。

>>741
自分もテレビでは佐藤浩市で第三部がいちばん楽しめた（テレビだと
一部があんまりだった）。

柴田よしきの新作、桜さがしの続編なかなか面白かった。
新米弁護士の男が関西から東京に出てきて悩む新入社員モノみたいで。

>>743
「浩市」か！すみません。
確かにテレビの一部はショボかったよね。

メディアマーカーいいね。
図書館で借りてきた本の記録だけしたかったわたしにもぴったりだ。
ISBNかバーコードの数字だけで登録できるのが楽。
非公開で感想も書かずにごめんという感じだけどこれから利用する！

警官の血の三代目はその直前に黒川博行の悪果を
読んでなきゃ楽しめたんだと思う。

内容がかぶってたから、またか・・・な気分になっちゃったんだよね。
しかも、この二冊同時に直木賞候補になって同じような理由で直木賞逃がしたし。
数年ずらして出版されてれば二つとも直木賞を受賞してもおかしくなかったと
思うんだけど、ほんと残念。

「残虐記」、私もなんだかなぁでした。
被害者の周りの人のこととか気になってしまって。

今日は篠田節子「家鳴り」を読了。
この人の小説って丁寧なかんじだし、
出てくる人がみんな善人ってわけでもないところが好き。

篠田は「ゴサインタン」がどうにも不快だった。
コンタクト・ゾーンはおもしろかったけど。

「ゴサインタン」は不快だけど目が離せないという感じだった。

どこが？と言われるかもしれないけど、
桜庭一樹と吉本ばななってなんかイメージがかぶる。
登場人物に中二病っぽい名前ついていたり、
特殊な家庭環境だったり。
ばななよりちょっと暗いかな、とは思うけれど。

>>750
桜庭一樹ってウィキ見ても載ってないけど、親は有名作家？
本好きな父親が作家の娘だと言うんだけど、勘違いだと思ってる。

>>750
特殊な家庭環境って？

遅レスだけど「秘密」で
娘（の姿をした妻）と夫がやろうとしたのが理解不能。
娘の姿をしてるのに。
妻もひどいと思う。
娘の体だよ。
こういうところは男の作者だなーと思う。
あんな気持ち悪い本で涙ぐむ男とか本当嫌いなタイプだわ。

>>753
だよね。あれはあり得ない。
父親側からもないと信じたいし、母親だったら、絶対に絶対にするわけがない。
東野圭吾は子供がいないんだろうね。

>>751-752　分かりにくい書き方でごめんなさい。
家庭環境というのは物語の中の話です。
作者のことは（特に桜庭の方は）よく知りません。

確かに桜庭作品の「荒野」は、父親が作家でちょっと変わった
家庭で育ったヒロイン・荒野の話だった。

実際井上荒野（最近知ったんだけど本名でびっくり）という
作家の娘がいるのにいいのかねーと思った。

桜庭さん本人は普通の地方出身の人なんじゃなかったっけ？
情熱大陸で里帰りしてたのを見た記憶がある。
付き合いにくそうなタイプで編集さんとか大変そうだな〜と
思った（川上末映子のときも）。それ考えたらこぎれいで
人当たりもよさそうな石田衣良あたりは楽そうだ。

大学生の時に読んで普通に感動したけど
今　冷静に考えれば本当だ！キモイわ！

すみません↑
>>753に対するﾚｽです

いつからここは作家の悪口スレになったんだろ…
作品の批判ならいいけど、作家を馬鹿にしたような書き込みはやめませんか？
嫌いな作家名をあげていくなら別にスレッド立ててそちらでお願いします。

＞※作品や作者への意見は賛否いくらでも正直に書きましょう

そういうスレだから
嫌な話題はｽﾙｰしてもらうしかしょうがない

>>757
わたしも大学の時映画を見て感動して、本を読んでまた感動してたｗ
頭の中には広末ありきだったので、キャラが動く感じで深く考えてなかった。
冷静に考えてみると確かにキモくてだめだけど、作者もそんな感じなのかも。

>>748>>749
逆に気になってきますねｗ＜篠田節子「ゴサインタン」
ここのところ短編を3冊読んで（「秋の花火」「純愛小説」「家鳴り」）
もう少し短編を攻めたいんですがなにかありますか？

出版間もない時期に無心で読めた私は幸せだったんだな。

>>762
・コミュニティ
・静かな黄泉の国
・天窓のある家

いずれも短編です。

>>762
篠田さん以前はずいぶん読みました。また最近のも読んでみようかな。
上であがっている作品とはちょっと毛色が違いますが、お勧めの短め作品は
「第4の神話」です。亡くなった有名女流作家をモデルにした作品です。
実在した人物をあまり傷つけず、イメージも壊さずに描いていると思います。
ご家族が書いた暴露本のほうが下品なほどです。
直木賞をとった「女たちのジハード」も他の作品とは違いますよね。
賞を意識した作品だったのかも。

>>759
こっそり同意
意見じゃなくてお下劣ないちゃもんはちょっと……

私も篠田節子はいろいろ読んだけど、一番好きなのは「カノン」だなあ。長編だけど。
ブログの書評などで、「サスペンスだと思ったら心霊ものでがっかり」
というsage評を見るけど、違うんだよ！あの康臣の影は…と語りたくなる。
最近自分も主人公の年齢に近づいてきて、何か掘り起こすべき埋もれてしまった
才能が自分にはなかったかしらと考えたりするw

あと、最近のインフル騒動で「夏の災厄」を思い出す。
保健師が感染して亡くなった様子が、作中の、看護師が部屋で死亡したくだりと重なったり。

>>766
>>760

私は「ゴサインタン」大好きな作品です。リアリズムでなく、異世界からやって来た天女に頭やられて
最後にさらわれて幸せになっちゃう話（人魚姫みたいなｗ）と思いながら読んだｗ
篠田作品で苦手なのは「弥勒」ですね〜。

「残虐記」もおもしろかった。何も知らず買って、元ネタ監禁事件か！！とすごく腹が立ったけど、
読み終えたら作品の持つ力にねじ伏せられた。柴田錬三郎賞とってますね。

>>769
同意です。力量のある作家。批判承知で書いたと思う。

夏樹静子の見知らぬ貌
ここで見て、久しぶりに夏樹静子読んでます。
さすが、ベテランだけあって描写がうまいわ。
土肥の風景、夕暮れなんか
テーマが出会い系だけど、母親に勧めたくなった
被害者の母親よりはさらに年上だけど、どんな感想持つだろうなんて

私篠田は苦手なのかも、と散々読んだ後で思った。
「ゴサインタン」不快なのはもちろん、「カノン」もなんだかなーだった。
でも「女たちのジハード」と「第4の神話」だけはおもしろく読めた。
ただし、「第4の神話」は、モデルが誰か知らなかったらあまりおもしろくなかったかも。

西村京太郎はテレビでしか見てなかったけど最近電車の中で読み始めました。
特に今はなき寝台特急はやぶさ殺人事件は本の方が全然面白いと思いました。

篠田節子、私は「弥勒」が好きだ。
ドラマを見て読んだ「ハルモニア」も面白いと思った。
「女たちのジハード」はいいと思うけどあまり好きじゃないという矛盾ｗ

ああ、「ハルモニア」ももにょったんだったｗ
「聖域」も好みじゃなくて、「マエストロ」もうぇーだった私はやっぱり篠田が合わないんだね。
なんかじとーっとした感じが苦手なんだ。
結局いちばん楽しめたのが「百年の恋」だ。

>>775
苦手なのにそこまで読んでいるのはすごいｗ
確かにじとじとしていて、私はそこが好きだ。

「ハルモニア」は苦手だったなー私。
篠田節子は、読み手に親切丁寧だと思う。よくもわるくも。
読後に余韻は楽しめるけど、「えぇ…あれはどういうことだったの？」みたいな
モヤモヤがない。

いやよいやよも好きのうち、だったりして。

前に話題になってた永井するみの「欲しい」やっと読んだ。
生活保護受けたくなったわｗ

小説じゃないんだけど「妻の相談に乗ってはいけない」学研新書
妻は夫が家事に協力的でないことに不満であるが本当に手伝ってしまうと
揉め事が増えるだけなので、協力する「ふりだけする」のが吉だとか
高いものを一回プレゼントするより安いものを何度も与えるほうが効果的など
女にしてみれば苦笑したくなるアドバイスも。
エサをふやせと要求するサルに３分の１ずつ３回やったら満足したとかいう話思い出した

>>768
「意見」だったらいいけどね。
桜庭一樹に関する一連の書き込みの中には
意見というよりは中傷（たたき）が多いと感じた。
鬼女モード全開はイヤｗ

>>779
おもしろそうだけど読んでいると腹が立ちそうですね。
夫向けなのかな？

>>780
私は一連の桜庭書き込み面白かったなー。
ワイドショー的に語れるのが雑誌のブックレビュー欄と違って
いいなーと思った。好きな作家がたたかれてても自分は
面白がっちゃうほうだからかもしれないけど（桜庭は下手だと思う）。

残虐記は読んでないけど、作品にしようとする力と意図があればいいよね。
それが全然感じられなくて、ほんとに無神経だと腹が立ったのが
加納朋子のやつ。
短編で名前は忘れちゃったけど
事件の背景はニュース内容そのままぺろっとぱくって
読者には何の事件かすぐに分かってしまうような書き方。
悲惨でとても気の毒な事件だったのに
結末だけ「はい、助かりましたー」みたいに変えて
安易なハッピーエンドにもってくための単なるエピソードに使っちゃってるの。

この人、あとがきやインタビューで
「子供を持つ母としてー」とか
「普通の人間の感覚を持ってないと作家としてー」
とか言ってんだよね…。

>>780
とりあえずイヤなレスｽﾙｰしなよ
細かいこと、私はこういうのイヤああいうのイヤとか言い出したらキリないでしょ
自分の思うようなスレじゃないとイヤ、なんて傲慢だよ

本格小説、面白かったー。教えてくれてありがとう。
昔読んだ、「風と共に去りぬ」みたいな大河ロマンね。
この作者の他の作品も読みたいと思いますが、
「続明暗」は、漱石を読んでからがよいのでしょうか?

三島由紀夫「豊饒の海」4部作、全部読んだ！
読めるかどうか不安だったけど、最後まで読み通せてよかった。
最終巻の天人五衰のラストに唖然とした。
そうくるか、と。

初三島由紀夫だったけど、三島由紀夫にあった切腹した恐ろしげな人って
いうイメージがちょっと変わった。すごかった。

「三島由紀夫のレター教室」読むともっと印象変わるかも。
ちくま文庫ね。

ここで大人気の桜庭一樹確かにぐぐっても大学名でて来ないね。
「大学在学中に」としかないからもしかして中退？
校名出すとＯＢが名簿になかった学歴詐称だとか言われるからか？
どうでもいいけどラノベは苦手なのでパス。

三島由紀夫なつかしい。
ラストはえーと、透は死ななかったんだよね？
細かいところは忘れた。本多がどんどん劣化していくんだよね。
ある意味ＢＬだよね三島は

レター教室は読みやすいくて好き。
三島由紀夫って、こんなに軽いものも
書くんだーと思った作品

どういう人気なのか不明だけど、今のところ桜庭一樹は読む気になれない。
その気になるレポに期待。

島崎籐村の暗い私小説が好きです。

>>785
「欲望」という日本映画がこの作品をベースに
描かれていたので、私もいつか読みたいと思っ
ているんですが、なかなか。

三島由紀夫というと、「夏子の冒険」（だったと思う）に対する、
夏子の着ているドレスとカクテルの色を合わせるという箇所に対する、
林真理子「権威に迎合」と金井美恵子「権威を嘲笑」の180度違う書評を思い出す。

コリン・デクスター「悔恨の日」
単行本も文庫も絶版なのね。軽くショック
つか、密林ではデクスターを原書で読む人が多いように見せかけているのかしら。
詩の引用が多くて大変そうなんだが。

>>785
圧倒されるよね、あの四部作。

ただ進むに連れて、三島の精神世界への傾倒+現世への興味のなさが増していくようで
そこもたまらない怖さを感じた。
新潮文庫の装丁も好きだ。

仕方ないこととはいえ妻夫木で映画化された時の納得いかなさよ。

有栖川有栖の火村＆江神シリーズ以外の作品を初めて読んだ。
「幽霊刑事」、まんま「ゴースト　ニューヨークの幻」みたいな話。
でも泣けた。良かった。

ＵＦＯに乗った？鳩山夫人に米メディア注目
9月5日11時52分配信 読売新聞

ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090905-00000435-yom-int

ＭＳＮＢＣテレビも、「日本の次期首相は、『宇宙人』という愛称で呼ばれているが、
夫人の方も自ら宇宙に行ったことがあると主張している」としながら、
夫人が「新風を吹き込んでいる」と好意的に報じた。

すんません、誤爆

高校生の時に三島由紀夫の本を読みました
タイトル忘れましたが
ホモ〜！！ＳＭ〜！！変態小説だったのかぁ・・・○|￣|＿
みたいに衝撃を受けて　それ以来読んでないんですが今読んだら印象変わるかな？
タイトルなんだったかなぁ・・・

>>784
本格小説は読んだことないけど、「風とともに去りぬ」面白いよね。
大河昼ドラ風というか、華の嵐的というか。
メラニーが周りの男にマンセーされまくってるのがいまいち不可解だけど･･･。

>>797
「禁色」ですか？（違ってたらスマソ）

三島は「不道徳教育講座」も軽めで面白い。

三島の軽いの、ちょうど「命売ります」を読んだところだ。
脳内で主人公が松田弟で深夜の30分ドラマみたいな感じで再生された。

「明治のお嬢さま」本物のセレブの話は面白くて好き。
「三代の天皇と私」を読みたくなったけど図書館にもなくて残念。

三島は軽いのはとことん軽いよね。
「美徳のよろめき」とか、もう。
言葉遣いが昔風で奇麗だけど、
読んだ後しばらく影響されて
オカマみたいな話し方になるのが難点。

>>785
私はそのラスト「あちゃー！」だったわ。
天人五衰だけ本が薄いのは、こういうことかと。
三島さん、天国で読者をおちょくってませんか？と。

>>798
本格小説もこのヒロインが何故？と思ってしまうよｗ
特に後半はかなりのDQNぶり。
まあ、事が起こらないとストーリーが進まないからしょうがないんだけど、
それが透けて見えた気がして後半はちょっと醒めてしまった。

でもこの小説、筋だけ追うと結構ドロドロしてるんだけど、文章がスッキリ
してるのと、舞台仕掛けがいいのとで、読んでいて気分がいい。
いつ読んでもスッと夏の軽井沢に入って行ける感じ。
ヘビーなのが苦手な人にもおすすめです。

>>804
本家本元の嵐が丘のキャサリンの魅力がわからない

吉田修一はもっとミステリ関連出して欲しい。

>>805
多分野生動物の様な奔放さと純粋さ、残酷さではないかと。
確かに今の感覚だとDQNそのものだけど、
あの時代と彼女の生い立ちを考慮すると、そうも言い切れないと思います。

小池真理子　水底の光
この人の恋愛小説は好きなんだけど、
東京タワーの話の最後はちょっと気持ち悪かった。
さわやかな気持ちになる恋愛小説は何がありますか？

９月は東野圭吾の加賀の新作が出るんで楽しみです。

>>797です
気になってタイトル調べたら「仮面の告白」でした
薄い記憶によると上半身裸の男の腹にナイフを刺して馬に乗せる？・・・
みたいな気持ち悪い印象で、それで三島作品毛嫌いしてしまったんですが
「仮面の告白」は三島作品の中でもヘビーだったり異色な方ですか？
違う作品も読んでみようかな

村上春樹
世界の終わりとハードボイルドワンダーランド
面白いけど
１７才の孫娘が柳原かなこで脳内再生される
ぽっちゃり美女ってイメージし難い

東直己「立ち向かう者たち」
短編集で一部は面白かったけど、鈴香まんまの話があって萎えた。
>782と同じで結末だけ変えましたみたいな安易な感じで…
現実で気分悪い事件が起こってるのに小説でもそのまんま見たくないよ。
知られざる真実を取材によって明らかにしたとか、深い洞察があるならともかく
娯楽小説で現実の事件をまんま使いましたって、不謹慎だし手抜きすぎじゃないの。

私はジェーン・エアの魅力も良く分からなかった。
読んだの高校生の頃だったからかな
でも、時代背景って言うのがあるんだよね

>>764>>765>>767>>769>>772>>774>>775
オススメありがとうございました。
篠田さん、たくさんありますね。メモって図書館でチェックしてみます。

>>806
吉田修一、「ランドマーク」だけはなんだかダメだった思い出が。
建築は好きなはずなのに説明がマニアックすぎて疲れちゃってｗ

>>810
若い頃はハードボイルドワンダーランドの続きを早く読みたいって思ったけど
最近読み直したら世界の終りの方が好きになってた。
やみくろがジブリのまっくろくろすけで再生されてあんまり怖くないｗ

>>793
三島の映画はつまぶきと竹内は納得いかないね。
あんな浅はかな奴らにできるわけないじゃん。
自分も浅はかだけど。
でも誰が良かったんだろう？
窪塚？が良い。マンションに落ちたほう。
向田邦子の「あ、うん」でも
おぼっちゃんくさい演技上手かったし。
女性は宮沢りえ。でも年齢で難しいか。

>>792
「あたくし？デュポネ」でドレスの色とあってて合格ｗのあれなら、「女神」ｼﾞｬﾏｲｶ？

>>815
映画化って誰がやっても不満が残るから難しいのは分かるんだけどさ、
でもあの二人はないよねー＞豊饒の海　シリーズ

清顕はそれこそ「現世との交わり」が薄そうな冷たい美貌じゃあなきゃダメだし
聡子は堂上華族の姫だしねぇ。

妻ブキや竹内みたいな庶民面にはなんの共通点もないだろうに・・・。

「ガラスの動物園」をなんとなく再読。哀しいなぁ。ウィリアムズの話の
哀切さってすごく日本人チックなところがある気がする。

今、『豊穣の海』のウィキを見てたら、市川雷蔵が舞台化を希望してたとあった。

スタイルは悪いが、確かに雷蔵の目張りなら可能かもしれない＞清顕
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B1%8A%E9%A5%92%E3%81%AE%E6%B5%B7

>>815>>817
同意
年齢的にもいきすぎだろって思ったが、誰がいいとも言い難いな。
妻ブキの裸サスペンダーは笑えたがw

4部作全部映画化するのかな？

>>812
ブロンテ姉妹の小説は、英国の荒野(ムア)に行くと納得いく描写が多いです。

>>784
「明暗」は漱石の作品のなかで
登場人物たちの心理的やりとりが最もすごいので
読んだ方がいいと思う。長いけど。
「続明暗」は旧がなで書かれているから、
つらくなければ旧がなバージョンの方がいいかも。

水村美苗は大学教授夫人となって安定しているけど、
姉の奈苗が日本に馴染めて人並みに生活しているかが気になる。
ハルキ文庫で出てるらしき母親の本も読んでみようかな。

>>821
レスありがとうございます。
漱石は、何年ぶりになるでしょうか。
十代にしか読んでないきがしますが、日本近代小説の海へ乗り出してみます。

「明暗」…読んだ後ぐったりするくらいの心理戦だよね。
絶筆になったのが本当に残念。

>>821 私もこの間「私小説」読んだので、美苗より奈苗の方が気になる。
あとお父さんは可哀想だったなぁ。

母親の本については知りませんでした。
読んでみます。ありがとう。

山本甲子「かび」

読み始めはだらだらとスローでなんなのこれ？と途中で投げ出したくなったけ
ど中盤に差し掛かってようやく面白くなって来ました。それからは最後まで一
気に読んで寝不足気味です。
あのブロロンSについてもう少し説明をして欲しかったな。
これから「とげ」を読んでみます。