344 :
可愛い奥様:
流れ読まずにパピコ
縁あって「銀のボンボニエール」を手に入れた。
美しい言葉に感激した。
食欲妃殿下の辞書に「〜あそばす」という表現は存在するだろうか。
しないだろうなあ。
時代が違うとはいえ、宮家に嫁ぐだけでも
ものすごい決意で臨まれたのがひしひしと伝わってきた。
納采の儀が済んだ時点から、両親は娘を「宮家からの預かりもの」として扱い、
嫁いだ後に娘は両親を「臣下」として扱わねばならないことに苦悩し。
里帰りはもちろんのこと、親兄弟を宮邸に招くことすら簡単にはできない寂しさ。
宮家でさえこうであったというのに、今の食欲妃とその実家はどうよ。
仮にも東宮家に輿入れした身だというのにさ。
勢津子妃殿下のつめの垢でも煎じて飲め。
それさえもったいない話だけれど。
つめの垢さまごめんなさい。