150 :
可愛い奥様:2009/07/27(月) 21:00:30 ID:YOWypXuy0
ありえんw
151 :
可愛い奥様:2009/07/27(月) 21:06:42 ID:48JLctDwO
ある閉鎖間際のサイトで主婦に対する罵詈雑言。
大人なので、そこまで頭にはこないけど、少しだけイラっときました。
152 :
1:2009/07/27(月) 22:15:32 ID:79vsu8SL0
>>150 初めて内容に触れてくださったお客様です。ありがとうございます。
>>151 何の関係があってここに??
まるで私が犯人のようではありませんか。
せめて誤解を生まないように書いてください。
153 :
可愛い奥様:2009/07/28(火) 14:09:44 ID:y0Ko1/0/0
洗濯機壊れた。ショック!
154 :
昔の未婚女性:2009/07/28(火) 22:07:20 ID:5IMN/OEq0
【 王廣の女 】(オウコウの娘)
王広のむすめは、どこの出身の人か知られていない。顔かたちがたいへん美しく、
気概は男まさりのふしがあった。王広が劉聡に仕えて、西揚州刺史となった。
南方異民族の将軍の梅芳(ばいほう)が揚(よう)州を攻め落とすと、王広は殺された。
王氏はときに十五歳で、梅芳は彼女を妻にしようとした。彼女は不意をついて暗い部屋で
梅芳を討とうとしたが、当たらなかった。梅芳は驚いて起きて「どうして逆らうのか?」と
言った。王氏は罵って「獣め!わたしこそ逆らった賊を殺そうとしているのに、どうして
わたしが逆らったと言うのか?父の仇とは同じ天を戴かない、母の仇とは同じ地を踏まない
とわたしは聞いている。お前は理由もなく反逆し、人の父母を害し、しかもまた無礼にも
人を痛めつけようとしている。わたしが死なずにいるのは、おまえを殺したいがためだけだ!
いま死ぬのはもとよりわたしの天分で、お前が殺すのを待ってはいられない。おまえの首を
道端に晒すことができなかったのがただ心残りだが、死んで大いなる恥を埋めよう。」と言った。
語気激しく、言い終えると自殺した。梅芳はこれを止めようとしてできなかった。
155 :
可愛い奥様:2009/07/28(火) 22:28:13 ID:sy59rklQO
鬼女(笑)
156 :
1:2009/07/28(火) 22:33:09 ID:5IMN/OEq0
あら、よいところにお気づきになりましたね。正解。
157 :
1:2009/07/28(火) 22:34:12 ID:5IMN/OEq0
あ、いや違ったかな…?
158 :
昔の既婚女性:2009/07/28(火) 23:42:34 ID:5IMN/OEq0
【 陝婦人 】(セン県の夫人)
陝婦人は、姓と字が知られていない。年は十九であった。劉曜の時代、陝県でやもめ暮らしを
していた。叔母にたいそうまめまめしく仕えたので、その家は婦人を再婚させようとしたが、
この婦人は自ら顔を傷つけて再嫁しないことを誓った。のちに叔母が病死すると、その叔母に
むすめがあって夫の家にいたが、以前この婦人から暇を貰おうとして貰えなかったことを
恨んでいたので、婦人がむすめの母を殺したのだと誣告した。役人は真相を察することができず、
婦人を処刑した。ときに鳥の群れが死体の上で悲しい鳴き声をあげ、その声はたいへん哀れだった。
盛夏に死体を十日晒したのに、腐らなかった。虫や獣も傷つけることがなく、その辺りはついに
年中雨が降らなかった。劉曜が呼延謨(こえんぼ)を派遣して太守とすると、
婦人の冤罪であることが知られた。誣告したむすめを斬って、生け贄を捧げて婦人の墓を祀り、
諡して孝烈貞婦といった。その日、大雨となった。
159 :
可愛い奥様:2009/07/29(水) 01:40:14 ID:Ly3w1dDn0
むう、だいぶ読みやすくなったな。やや進歩したな。
160 :
可愛い奥様:2009/07/29(水) 01:46:58 ID:gTDj8GO40
161 :
可愛い奥様:2009/07/30(木) 21:34:10 ID:55yWNa8V0
162 :
昔の未婚女性:2009/07/30(木) 21:35:41 ID:55yWNa8V0
靳康女(キンコウの娘)
靳康のむすめは、どこの出身の人か知られていない。姿かたちが美しく、操が堅かった。
劉曜が靳康を誅殺すると靳康のむすめを妾として後宮に入れようとした。靳氏は「陛下は既に
わたしの父母兄弟を滅ぼしておしまいになった。そのうえわたしをどうしようというおつもり
なのですか! 反逆者を誅殺するとき宮殿を破壊し、植わっている樹さえ切り倒す と
わたしは聞いております。ましてやその子女を斬らないことがありましょうか!」と言った。
号泣して死を願ったので、劉曜はこれを哀れんで靳康の一子を赦免してやった。
163 :
昔の既婚女性:2009/07/31(金) 23:34:51 ID:dFiuzp9a0
【 韋逞母宋氏 】(イテイの母“ソウ氏”)
韋逞の母の宋氏は、どこの郡の人か知られていない。家は代々儒学を伝えて名を
挙げていた。宋氏は幼いとき母を失い、宋氏の父が自ら彼女を養った。宋氏が成長すると
彼女に『周官』の読みと意味を伝授して、「わが家は代々『周官』を学んで伝える仕事を
継承してきた。これはまた周公が決められたことで、基本的な決まりや古い詔、百官の等級
分類がここに備わっている。わたしには今伝えるべき男子がいないので、お前がこれを受ける
べきだ。決してお前の代で絶やしてはいけないよ。」と言った。
天下が争乱のさなかにあっても、宋氏は暗誦することをやめなかった。
のちに石虎(せきこ)のために山東へ移住させられることとなった。宋氏は夫と共に
小さな車を押し、書を授けた父を背負って、冀(き)州に到った。膠東(こうとう)の富豪の
程安寿(ていあんじゅ)を頼ると、程安寿は彼らを養い庇護した。韋逞はときに年少であったが、
宋氏は昼には薪取り、夜には韋逞を教えて、糸紡ぎの仕事も止めることがなかった。程安寿は
いつも感嘆して「学家に知識人は多いが、こんな人が他にいるだろうか。」と言っていた。
韋逞はかくして学問が成り功名を立てて、苻堅(ふけん)に仕えて太常(天子の宗廟の祭礼を
司る職)となった。苻堅がかつてその大学に御幸し、博士に経典のことを質問して、礼楽に
欠落があるのを残念がった。ときに博士の盧壼(ろこん)が答えて「学問が廃れて既に長らく
経ち、いにしえの書や注釈も落ちぶれてしまいました。年々綴られ撰されて正しい経典はあらかた
集まったものの、ただ『周官礼注』にまだその師がありません。私見として申し上げれば、
太常韋逞の母の宋氏が代々学問の家の女で、その父の学業を受け継ぎ『周官』の読みと意味を
習得しております。今年八十になり、耳目も支障ありません。この母以外に後学の諸生に
伝えることのできるものはおりません。」と言った。そこですぐに宋氏の家に講堂を立て、
学生百二十人を置き、赤いうすぎぬの幕を隔てて授業を行った。宋氏を号して宣文君とし、
端女十人を賜った。周官の学が再び世に行われ、ときに韋母宋氏と讃えられた。
164 :
可愛い奥様:2009/08/01(土) 13:21:42 ID:RPMk1Pg/O
今流行の『歴女』って奴?
自分の趣味他人に押付けんのやめなよ
そんなだから『チュプ』なんて呼ばれるんだよ
ていうか長々と書いてるけど貴女が何を伝えたいのかが解らない
貴女の書込んだの見て今の主婦もこう成るべきよと伝えてるの?
165 :
1:2009/08/01(土) 18:25:40 ID:Py1gmVIp0
別に何も。
読めもよし、読まぬもよし
自由ですよ。
ただ、
読まれた方と読まれなかった方とでは差ができると思いはしますけどね。
私が何を伝えたいか
それは、読まれた方には自ずと伝わっていると思いますが
読まれない方には伝わらないでしょう。
というか、私自身は何も主張していません。
機械的にこの場に歴史を伝えているだけです。
166 :
1:2009/08/01(土) 21:40:10 ID:zNRoZGce0
あら、大変なミスを…
>読めもよし、読まぬもよし
読むもよし、読まぬもよし
に訂正します
167 :
かばとっと:2009/08/03(月) 21:38:55 ID:n7eYZ0SK0
年賀状の配達は無事すんだかどうかわかりますでしょうか。
168 :
昔の女性:2009/08/03(月) 21:41:46 ID:RLGJbcji0
【 張天錫の妾、閻氏・薛氏 】(チョウテンシャクの妾“エン氏”“セツ氏”)
張天錫の妾の閻氏と薛氏は、ともにどこの出身の人か知られていない。
張天錫に同じように寵愛を受けた。張天錫が病のために床に就くと、彼女たちに
「お前たち二人はどうやって私に報いてくれるのか?わたしの死後、他人の妻に
なるのがよいか!」と言った。
ふたりは「殿下がもし亡くなるようなことがあれば、わたしたちは命を捨て
地下を掃除して差し上げます。誓って他の志は持っておりません。」と言った。
張天錫の病が重くなるとふたりの姫はともに自刎した。
張天錫の病が癒えると彼女たちを追悼し、夫人の礼で葬らせた。
169 :
昔の女性:2009/08/04(火) 21:30:54 ID:B8iBlc7n0
【 苻堅の妾、張氏 】(フケンの妾“チョウ氏”)
苻堅の妾の張氏は、どこの出身の人か知られていない。はっきりと善悪を区別し、才知と
識見があった。苻堅が江東に攻め入ろうとすると、群臣は固く諫めて従わなかった。張氏は
進言して「天地が万物を生み、聖王が天下を御するとわたしは聞いています。その性質に
従わないで伸びやかにいられるものはありません。黄帝が牛に車を牽かせ馬に騎乗したのは
牛馬の性質の違いに従ったものです。禹(う)が龍門を穿って、黄河の大量の水を流させた※のは、
水の勢いに従ったものです。周の后稷(こうしょく)が多くの穀物の種を播き、苗を植えたのは、
土地の気に従ったものです。殷の湯王が夏を滅ぼし、周の武王が商を滅ぼしたのは、人の欲に
沿ったものです。それゆえに拠りどころのある者は成功し、拠りどころのない者は失敗します。
いま朝臣の上下は皆口を揃えていけないと言っておりますのに、陛下にはまた何の拠りどころが
あるのでしょうか?『尚書』では『天が聡明なのは我が民が聡明なのに基づく』と言っています。
天でさえこのようであるのに、どうして人主がそうでないことがありましょうか!人君が国を
討とうという志をもつときは、必ず上に天の印を観察し、下に多くの兆しを採るとわたしは
聞いています。天の道は気高く遠大であって、妾のわたしの知るところではありません。
人間世界の事柄で兆し言えば、まだそのようなものは見えていません。諺に『鶏が夜に鳴くのは
行軍に利がなく、犬の群れが吠えると必ず宮殿の部屋は空っぽになり、兵が動揺し馬が驚くと
軍は敗れて帰ることがない』と言います。年の暮れがやってきて、夜ごとに犬の群れが大いに
吠えたて、多くの鶏が夜に鳴き、厩舎の馬が驚いて逃げようとするのが密かに聞こえ、武器庫の
兵器に物音が立っています。吉凶の理は、実にわたしごときが論ずるところではありませんが、
陛下にはこのことを詳しく思い起こして頂くようお願いします。」と言った。
苻堅は「戦争のことは婦人の関わり合うところではない。」と言って、そのまま兵を起こした。
張氏は従軍を願い出た。堅がやはり寿春(じゅしゅん)で大敗すると、張氏は自殺した。
170 :
:2009/08/04(火) 21:32:06 ID:B8iBlc7n0
171 :
昔の既婚女性:2009/08/05(水) 23:12:56 ID:CsXRIQW30
172 :
:2009/08/06(木) 20:28:11 ID:UaAMESJM0
173 :
昔の既婚女性:2009/08/06(木) 23:12:04 ID:ziFX+AQr0
【 苻登の妻、毛氏 】(フトウの妻“モウ氏”)
苻登の妻の毛氏は、どこの出身の人か知られていない。意気盛んで勇ましく
騎射をよくした。苻登が姚萇(ようちょう)に襲われたとき、砦は既に陥落していたのに、
毛氏は尚、弓を引き絞って馬に跨り、数百人を率いて姚萇と交戦して、おびただしい人数を
殺傷した。しかし衆寡敵せず、姚萇に捕らえられた。姚萇が彼女を後宮に納めようとしたので
毛氏は罵って「わたしは天子の后だ。どうして賊の羌(きょう族)に辱められたりしようか。
なぜ早くわたしを殺さないか!」と言った。そこで天を仰いで大声で泣いて「姚萇は無道で
先に天子(苻堅)を害し、今は皇后を辱めようとしています。天地の神々、どうして姚萇の
悪行をご覧にならないのですか!ご覧になっていただきたい!」と言った。
姚萇は怒って彼女を殺した。※
※毛氏の夫である苻登は先に出てきた苻堅の息子。
苻堅は五胡十六国時代の前秦の3代目皇帝。
苻堅は先の苻堅妾張氏伝末の大敗(
>>169-170)で力を失い、
前秦の将だった姚萇が独立して後秦を建国。
その後姚萇に捕らえられて殺された。
跡を継いだ4代目があっという間に戦死し、苻登が5代目皇帝となった。
苻登は氐(てい)族の毛氏を皇后に迎え、氐族の大軍団を率いて後秦に攻め込んだ。
快進撃を続けたが、本拠地を後秦に襲われ大敗北を喫した。そのときの話。
174 :
可愛い奥様:2009/08/06(木) 23:52:07 ID:UJAmaznK0
銀河w
175 :
昔の既婚女性:2009/08/07(金) 20:28:06 ID:TPhEg8Nz0
【 慕容垂の妻、段氏 】(ボヨウスイの妻“ダン氏”) 字:元妃(げんき)
慕容垂の妻の段氏は、字を元妃といい、偽朝(前燕…ぜんえん)の右光禄大夫(従二位)
段儀(だんぎ)のむすめである。年若い頃からしとやかで賢く、高い志をもっていた。いつも
妹の季妃(きき)に「わたしは決して凡人の妻にはなりませんよ。」と言っていた。季妃もまた
「わたしもやはり普通の男の妻にはなりません。」と返していた。隣人はこれを聞いて笑っていた。
慕容垂が燕王を称すると元妃を手にれて後妻とし、非常に寵愛した。偽朝の范陽王(はんよう王)
慕容徳(ぼようとく)もまた、季妃を娶った。姉妹はともに慕容垂、慕容徳の妻となって、ついに
その志のとおりとなった。慕容垂が後燕が帝位を僭称したのち、位を戴いて皇后となった。
176 :
:2009/08/07(金) 20:30:05 ID:TPhEg8Nz0
慕容垂がその子の慕容宝(ぼようほう)を太子に立てると、元妃は慕容垂に「太子の姿質は
ゆったりしていますが、優柔不断です。平和な治世を受け継ぐならば、情け深く道理の通った
君主となりましょうが、危難のときに世を救う英雄ではありません。陛下は大業を彼に託そうと
なさっていますが、わたしは彼に勝ち気な美点を見たことがありません。遼西(りょうせい)と
高陽(こうよう)の二王(慕容農と慕容隆)は、陛下のお子のうちの賢者であり、ぜひとも一人を
択んで後継者に立てるべきです。趙王(ちょう王)慕容麟(ぼようりん)は、邪で狡く謀反気が
あって、いつも太子を軽んじる気持ちを持っています。陛下がある日お隠れになられれば、必ずや
災難を引き起こしましょう。これは陛下のお家のことであります。ぜひこのことを深慮なさって
ください。」といった。慕容垂は受けいれなかった。慕容宝と慕容麟はこのことを聞いて、深く
恨みに思った。その後、元妃が再びこのことを言うと、慕容垂は「お前はわたしを晋の献公※に
させたいのか?」と言った。元妃は泣いて引き下がり、季妃に告げて「太子が良くないのは、
群臣の知るところです。それなのに主上がわたしを驪戎(りじゅう)の女(驪姫)と比べるなど、
なんとつらいことでしょうか!主上のご長寿の後には、太子は必ずや社稷を滅ぼしましょう。
范陽王(慕容徳)は普通でない器量をもっており、もし燕の命脈がまだ尽きていなければ、
彼は帝王となっているでしょう!」と言った。
※「叔隗の下の趙姫」(鄭袤妻曹氏伝、末)
>>34参照。
驪戎…異民族の驪戎という名の部族。
177 :
:2009/08/07(金) 20:31:28 ID:TPhEg8Nz0
慕容垂が死に慕容宝が偽帝の位を継ぐと、慕容麟を派遣して元妃に迫って「后はいつも後継ぎ
が大統を守ることができないと主上に言っていましたが、今は結局どうなっているでしょうか?
早く自殺なさって、一族に罪を連座させず、一族の身を守られるがよろしいでしょう。」と告げた。
元妃は怒って「お前たち兄弟は母に迫って殺そうとするほどだから、どうして社稷を保って守って
いくことが出来ようか!わたしは死を惜しんだりはしないが、国が久しからずして滅びるのを
心配するだけだ。」と言って、とうとう自殺してしまった。慕容宝は元妃が嫡統を廃そうと謀り、
母后の道に適っておらず、国葬を行うべきではないと発議した。群臣は皆そのとおりだと考えた。
偽朝(後燕)の中書令(中央官庁の長官)眭邃(すいすい)が朝廷で堂々と「子が母を廃する
前例がないとは言いますが、後漢の安思閻皇后は順帝により自ら廃されながら、それでも安帝と
共に祀られました。先の皇后の言の虚実は尚更知ることができませんので、閻后の故事のとおりになさるがよろしいでしょう。」と言ったので、慕容宝はこれに従って母后を祀った。
その後、慕容麟がやはり乱を起こし、慕容宝もまた殺され、慕容徳もまた尊号を僭称し、
とうとう元妃の言葉のとおりになった。
178 :
昔の既婚女性:2009/08/08(土) 23:02:15 ID:Kg6s0lLb0
【 段豊の妻、慕容氏 】(ダンホウの妻“ボヨウ氏”)
段豊の妻の慕容氏は、慕容徳のむすめである。才知があって、読書をよくし、鼓や琴の
演奏に優れた。慕容徳が帝位を僭称すると、平原公主となった。年が十四で段豊に娶された。
段豊が人に中傷を受けて殺され、慕容氏はやもめとなって実家に帰った頃、偽朝(南燕)の
寿光公(じゅこう公)余熾(よし)に再嫁させられそうになった。
慕容氏は端女に「"忠臣はふたりの主君に仕えず、貞女はふたりの夫を替えない"とわたしは聞いて
います。段氏は既に無実の罪で亡くなり、わたしは一緒に死ぬことが出来ませんでした。どうして
再び嫁ぐ気持ちが持てましょうか。いま主上は礼義を顧みずにわたしを嫁がせようとしています。
もし従わなければ、父母の命令に違えることになります。」と言った。そこで婚姻の期日を定めた。
慕容氏は姿かたちがしなやかで美しく、衣服と飾りは麗しく輝いていたので、余熾は彼女を見て
たいへん喜んだ。二晩泊まりを過ぎても、慕容氏は病気であると嘘をついたので、余熾もまた
彼女に迫ろうとはしなかった。三日して屋敷に帰り、沐浴して宴会に出た。しゃべったり笑ったり
しながらも落ち着いていた。夕方に至って密かに裳(スカート)の帯に書きつけたことには
「わたしが死んだ後は、段氏の墓のそばに埋めてください。もし魂魄に意識があるならば
段氏のもとに帰ります。」ということであった。そのまま浴室で自ら首を吊って死んでしまった。
葬られるとき、見物する男女は数万人におよび、「なんと公主はみさお正しいことか!」と
嘆息しない者はなかった。葬列が余熾の家の前を過ぎて余熾が挽歌の声を聞くと、むせび泣くこと
長らくであった。
179 :
昔の既婚女性:2009/08/09(日) 21:34:24 ID:7DzpMmpi0
【 呂纂の妻、楊氏 】(リョサンの妻“ヨウ氏”)
及び【 呂紹の妻、張氏 】(リョショウの妻“チョウ氏”)
呂纂※の妻の楊氏は、弘農(こうのう)郡の人である。美しく艶やかで激しい正義感を
持っていた。呂纂が呂超(りょちょう)に殺されると、楊氏と召使いの女たち十数人は城西で
呂纂の殯(かりもがり)を行うことにした。宮殿を出ようとすると、呂超が楊氏に珍奇な宝物を
与えようと思って外出し、人にこれを捜させていた。楊氏は激しい声で呂超を責めて「あなたたち
兄弟は仲良くすることがで出来ず、手ずから刃で殺し合いました。わたしはまもなく死ぬ人間
ですから、どうして黄金の宝が要りましょうか!」と怒鳴った。呂超は恥じて引き下がった。
また楊氏に伝国の玉璽の所在を尋ねると、楊氏は怒って「粉々にしてしまったわ。」と言った。
呂超は彼女を娶ろうとして、その父の楊桓(ようかん)に「后がもし自殺したら、禍はお前の
一族に及ぶぞ。」と言った。楊桓がこのことを楊氏に告げると、楊氏は「父上はもともと富貴を
図るために娘を売って氐に与えました。一度は我慢しましたが、再び耐えることが出来ましょうか!」
と言って自殺した。
ときに呂紹の妻の張氏もまた品行があった。十四歳のとき、呂紹が死ぬと、即座に尼に
なろうと願い出た。呂隆(りょこう)は彼女を見て悦び、彼女の操を汚そうとした。
張氏は「悦楽を慎むことこそ、人の踏み行うべき真の道です。誓って辱めは受けません。」
と言った。かくして楼閣に昇って自ら地に身を投げると、二本のすねはともに折れ、
仏の経典を口ずさむと、にわかに死んでしまった。
※呂纂は後涼の3代目皇帝(兄・側室の子)。呂紹は2代目皇帝(弟・正室の子)。
呂紹は呂纂に自殺させられ、呂纂は呂超に殺された。呂超は兄の呂隆に帝位に就くのを譲った。
伝国の玉璽とは、秦の始皇帝からずっと中国の歴代王朝および皇帝に代々受け継がれてきた
皇帝用の印鑑。
180 :
昔の既婚女性:2009/08/10(月) 23:20:17 ID:+A5VaSYv0
【 涼の武昭王、李玄盛の后、尹氏 】(リョウ王朝ブショウ王リ・ゲンセイの后“イン氏”)
西涼の武昭王李玄盛(李ロ)の后の尹氏は、天水(てんすい)郡冀(き)県の人である。
幼くして学問を好み、弁舌清らかで志を堅く守っていた。はじめ扶風(はふう)郡の馬元正
(ばげんせい)に嫁いだが、馬元正が亡くなると、李玄盛の後妻となった。再婚であったため、
三年もの間、物を言わなかった。前妻の子を可愛がる様子は自分の生んだ子をも越えていた。
李玄盛が西涼を興すにあたって、謀や経略について力添えすることが多く、このため西州の諺に
「李氏と尹氏は敦煌の王である」といわれた。
李玄盛が薨去すると、子の李士業(りしぎょう)が位を継ぎ、尹氏は尊ばれて太后となった。
李士業は北涼の沮渠蒙遜(そきょもうそん)を攻めようとしたが、尹氏は李士業に「お前が新しく
建てた国は土地は手狭で人口は少ないので、安んじるには土地と人を守って、失うのを怖れなくては
なりません。どうして軽はずみなことをするのですか。分不相応な願いは望むものではありません。
沮渠蒙遜は勇武にたけ、用兵をよくしており、お前は彼の敵ではありません。わたしが観るに、
沮渠蒙遜はここ数年来というもの兼併の志を抱いており、尚かつ天の時節と人事の流れは彼に
帰そうとしているようです。しかし今は我が国は小さいですが、政治を行えば満たされます。
満足を知る者は辱められないというのが、道家による明白な戒めです。
そのうえ先王が薨去なさるに臨んで、お前たちに兵戦を出来る限り慎み、時を待って動くよう、
懇切丁寧に遺命なさいました。お言葉はまだ耳に残っており、どうしてこの事を忘れることが
出来ましょうか!徳政に努めて国を治め、隣国を観察しながら力を蓄えるしかありません。
沮渠氏がもし淫らで粗暴となれば、人々はお前に帰順してくるでしょう。
お前がもし徳を打ち立てることがなければ、遠からずして沮渠氏に仕えることになるでしょう。
お前が出兵を行えばただ軍隊が敗れるだけでなく、国もまた滅びるでしょう。」と言った。
士業は従わなかったので、やはり沮渠蒙遜のために滅ぼされた。
181 :
:2009/08/10(月) 23:21:28 ID:+A5VaSYv0
尹氏は姑臧(こぞう)にやってくると、沮渠蒙遜が引見して彼女を労ったので、「李氏は
胡のために滅ぼされてしまうのに、また何の言うことを知りましょうか!」と答えて言った。
ある人が彼女を諫めて「母子の命は人の手に掛っているというのに、どうして驕り高ぶった
振る舞いをするのですか! 国が敗れたうえに子孫が皆殺しにされるのを、どうしてひとり
悲しまないのですか?」と言った。尹氏は「国の興亡や子孫の死生は、筋道立てて大きく
分かれるのです。どうして凡人の死と同じように、児女の悲しみを起こしましょう!わたしは
一婦人で死ぬことも滅ぶこともできません。どうして斧鉞にかかり命を落とすのをはばかって
臣下の妾となることを求めましょうか! もしわたしを殺すというなら、わたしはそのように
願うものです。」と言った。沮渠蒙遜は彼女を褒めて殺さず、子の沮渠茂虔(そきょもけん)の
ために彼女のむすめを妻として娶せた。魏氏が武威(ぶい)公主を沮渠茂虔に娶せると、尹氏と
むすめは酒泉(しゅせん)に移り住んだ。その後まもなくむすめが亡くなると、むすめの遺体を
撫でて泣くことなく、「お前は死ぬのが遅かった。」と言った。沮渠無諱(そきょむき)が
ときに酒泉を鎮めていたが、いつも尹氏に「后のお孫たちは伊吾(いご)におられるが、
后は行くことが出来ないのか?」と言っていた。尹氏はその言葉の意図をつかめず、
「子孫はさすらい歩き、醜いえびすに身を託しています。老年は命の余すところ、ここで死を
迎えるべきでしょう。匈奴の幽霊になることはできません。」と答えて言った。唐突に密かに
伊吾に逃れたので、沮渠無諱は騎兵を遣わして彼女を追わせた。尹氏は使者に「沮渠氏は酒泉で
わたしが北に帰るのをお許しになったのに、どうして追ってきたのですか? あなたがわたしの
首を斬って帰るのでなければ、戻りませんよ。」と言った。使者は敢えて帰るように強要しなかった。
享年七十五で、伊吾で亡くなった。
182 :
可愛い奥様:2009/08/10(月) 23:36:38 ID:oc+l+wN+0
何かからのコピペ?
「昔の既婚女性」って、今は独身ってこと?
183 :
1:2009/08/11(火) 00:04:29 ID:4n1/Qb7g0
今は土の中です。
184 :
可愛い奥様:2009/08/11(火) 00:13:48 ID:bd5Ctrz0O
いいえ、わたしはそこにはいません
眠ってなんかいません
185 :
可愛い奥様:2009/08/11(火) 00:19:29 ID:4uDFMTuoO
六道にでもいるんかい?
186 :
可愛い奥様:2009/08/11(火) 12:26:53 ID:R1Yxr+al0
>>1 ここは掲示板ですよ。
あなた個人のブログでもメモ帳でもない。
自分の意見を自分の言葉で書けないようなら、ここから出て行ったほうがいい。
ある日突然、スレがなくなることもありますよ。
いくらID変えても運営側は全部、わかっているのですよ。
188 :
忠臣曰く:2009/08/11(火) 21:53:47 ID:OGQsH3qX0
忠臣が言う。
季節を外れて霜が降りるが如く、世の秩序は乱れ
雪が降るが如く、節義が地に落ちているとき、
ピンと張りつめた強い心は
気候が寒くなって、色を落とさない松柏が枯れゆく他の草木とは違うのが明らかになるが如く
苦難に耐えて堅く節操を守る君子の姿にはっきりと表れる。
動乱の時にあって堅く節操を守る決心は上徳として明らかである。
それは君子だけでなく婦人にも言えることだ。
晋の政治が夷狄に打ち拉がれてからというもの、風紀を立てる者は稀で
素直な節操を守る者もあまりなく、互いに急いで卑俗になっていった。
節義は
劉淵・石勒の一族が支配する世で、凋落が頻繁に見られるようになり
苻堅・姚萇の一族が支配する世で、ついに没した。
その様は、石を割いて集めるようであり、
綺麗な花を咲かせるたおやかな草を川に投げ入れるようであった。
世には胡族にへつらって争うように装いを新たにするのが見えるのみであった。
一朝、漢の時代を去ると、いにしえを恋いうる情も何とも微かである。
戦乱が巻き起こり、軍馬が駆けめぐり土ぼこりが舞う世になって
人の踏み行うべき道を明らかにする教えは抜け落ちた。
道徳的な気風は廃れ、人々は健全な精神を失ってやりたい放題し、純朴さを忘れた。
節義の無い世はここに極まった。
189 :
:2009/08/11(火) 21:55:02 ID:OGQsH3qX0
恵風は喬属を責め (
>>38)
道韞は孫恩に立ち向かい (
>>109-101)
荀ッの娘は重囲の中、危急を解き (
>>87)
張茂の妻は強い敵に仇討ちし (
>>78)
苻登の后は死んでも再嫁せず (
>>173)
呂纂の妃は命を捨てて惜しまず (
>>179)
賈渾の妻宗氏や梁緯の妻辛氏は敵の情欲に逆らって早死にし (
>>45 ,
>>47)
王広の娘や靳康の娘は節義を守って終りに就いた。 (
>>154 ,
>>162)
彼女らが皆、このように正しい道を踏んで亡くなったのは
教化によるものではないのである。
天まで届くように聳え立つ高木の葉のような君子に
ゆたかに賛美ならしめる名高さがあるのは当然だが、
山深い谷底にゆれる冬でも枯れない葉のような気高い婦人もまた
正しい調べと言って恥じるものではない。
ここに挙げた
梁(はり)に縄を掛けても顧みず、剣に触れても当然のことのように落ち着いていた女性たちは
後世の風俗を正しくする者たちであり
以後、千年のあいだも称揚すべきであろう。
190 :
賛曰く:2009/08/11(火) 21:57:08 ID:OGQsH3qX0
論評に言う。
ゆったりと落ち着いていて訴えがましくない礼行は
やわらかい戒律を穏やかに角を立てずに生む。
列女伝は六行に従い、ここに四徳を昭かにする。※
風霜のような世の厳しい苦難や試練に遭っても、節操潔ければ、その誉れは国中を流れる。
女史官の赤い筆が彼女らの訓を残し伝えてゆけば、その清らかな強い香りは不変である。
191 :
:2009/08/11(火) 21:58:29 ID:OGQsH3qX0
※
六行(りっこう)とは
・孝 …よく父母に仕えること
・友 …兄弟と仲良くすること
・睦 …九族に親しむこと
・姻 …外戚に親しむこと
・任 …人のために力を致すこと
・恤 …慈しむこと
この心に従い、ここに
女性の四徳(しとく)
・婦徳 …操を守り、控えめに行動し、恥知らずな行いをせず、世間の掟に従うこと
・婦言 …言葉を選んで慎重に発言し、人前で悪口を言わず、人を厭わないこと
・婦容 …清潔でいること
・婦功 …家計をしっかりやり繰りしながらも、客が来たときは酒食をケチらずもてなし、
客と戯笑いをしないこと。
をあきらかにしている。
以上、『晋書』列女伝でした。
ここに載せたものは、あるサイトからの転載です。
正確には、それを普段歴史と縁遠い方にも読んで頂けるように手を加えたものです。
改変にあたるので引用元は明かせませんが
原訳者であるサイト主さんには深く感謝しております。
私は列女伝に感銘を受けました。
皆様に列女伝を紹介したく思ったのは、
第一に、女性で歴史に興味を持っているひとが少ないことから
おそらく列女伝の女性たちは世の女性に知られることのないまま
眠り続けるだろうと考えたからです。
それをとても惜しく思いました。
(ここは書き終えるとスレが2、3日で落ちて消えてしまいますが)
さて、このスレは「鬼女への挑戦状」ですが
私は既女と鬼女を区別して用いています。
鬼女の皆さん、よろしければ1から順にお読みください。
既女の皆様もよろしければお読みください。
決して損にはならないと思います。
193 :
可愛い奥様:2009/08/12(水) 06:52:12 ID:kIRBiEpk0
おばさんに挑戦ってwwwwwww
194 :
可愛い奥様:2009/08/12(水) 07:13:14 ID:X89oMDI0i
中国の女性は気が強いけど、異民族を支配したり、支配されたりして、国や紙幣を信用出来ないから、自立心が旺盛だと聞いたな。すぐ外国に行くし。
195 :
可愛い奥様:2009/08/15(土) 01:22:33 ID:X1T3ewjc0
お盆ですね
196 :
可愛い奥様:2009/08/15(土) 10:38:25 ID:Vxk7EeBJ0
そうですね。
里帰りしましたか?
197 :
可愛い奥様:2009/08/16(日) 00:38:30 ID:75/ilMzV0
お墓参りには行きましたか?
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つ ど え
え ら ば れ し 子 ど も た ち よ
韓国反撃総本部 Part 21
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199 :
可愛い奥様:
これ何?