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続きです。
○佐藤優@言論封鎖魔の話
・ 外務省研修の講義で一番印象に残っているのが小和田氏の講義。
・ 「マージナルな人になれ」、つまり外務省の中心ではなく、はじっこにいて、
日本の外交を創っていく人になれと言っていた。
・ この話を聞いて、小和田氏は反体制的、反骨精神のある人だと思った。
・ 省内には派閥があり、小和田氏の派閥もあったが、飲んでマージャンを
やるのではなく、理詰めで議論する政策集団みたいなところ。相手がアメリカ
であってもモノ申すという理論集団。浪花節的なところはなし。
○外務官僚OBの話
・ 小和田氏は確かに能力があると自他共に認められているが、講釈を垂れる
癖があり、しかも話がくどいのでみんな敬遠していた。
・ 優秀だったので出世コースを歩んだが、ある意味孤立無援。
・ 松永信雄元駐米大使の派閥(松永スクール:飲み会やマージャンアリ)では
なかったので、駐米大使になれなかった。
○浅井基文@広島市立大学広島平和研究所所長の話
・ 一見穏やかだが、しっかり組み立てしてから小和田氏に説明に行かないと、
調べていないところをババッと指摘されて怒られてしまう。仕事には厳しい。
○福田赳夫総理時代の秘書官の一人
・ 時代が移っても、元秘書官同士、年1回ぐらい集まっているが、小和田氏に
声をかけても、出てきたためしがない。
○田久保忠衛・外交評論家の話
・ ハンディキャップ国家論の提唱は、戦後レジームの中に埋没してしまって、
それでよしとしている。それはおかしい。
(他にも谷沢永一・関西大学名誉教授も、「小和田氏は東大で国際法を担当
した横田喜三郎教授の系譜をひき、自虐史観であると批判している)