>>556>>557-558 雪緒ちゃんがチャカのバカ野郎に攫われてからの続きだったわけですが、
自分を助けに来てくれたロックに対しての雪緒ちゃんの台詞がきっついなーと。
確かに、彼女がロックに対して吐いた言葉ってのはロックにとっては図星以外の何物でもないと思うのですよね。。。
まぁ、20数年生きてきて、いきなりこんな世界に放り出されてしまったロックと、生まれた頃からそういう
世界に体半分浸しつつ、周りのおかげで陽の世界で生活できていた雪緒ちゃんでは似て非なるので、
仕方ないといえば仕方ないんですけどね。。
ロックからしてみれば、今の生活というのは会社から裏切られ、生きていくために半分仕方なく
居着いた場所でしょうし、雪緒ちゃんからしてみれば、みんなを・・・いや、銀次とともに生きていくために
残されたたった一つの道でしかなかったんでしょうから。
それぞれの立場がわずかにでも異なれば、もっと違う思考を持って選択の幅を広げることが出来ていれば・・・。
こんな物語に、あの時ああしていればなんて考えを持ち込んでも仕方ないのですが、それにしてもなぁ。。。
やっぱりやるせないなぁ。
ま、この日本編はロックにとってはいい経験になったというか、避けては通れない道だったんでしょうね。。
今度も夕闇に身を堕としていく人間としては。
日本という平和ボケした国で裏世界を知ることもなく20数年を生きてきたロックは、レヴィやバラライカとは
生きてきた道が違いすぎるんですから。。
レヴィたちと行動を共にしていた間に出会った人間たちは皆裏世界の住人たちだったので問題はなかったんですけど、
雪緒ちゃんは最初に出会った時点では表世界の住人でしたからねぇ。
ロックのエゴでしかなかったとはいえ、自分と同じような立場に陥る人をこれ以上見たくはなかったというところなのかな。。。
雪緒ちゃんもねぇ、強い娘さんでしたよねー。彼女の決意がなければ、とっくに彼女は壊れてしまっていたでしょうし。
こんな道しか選ぶことが出来なかった彼女自身とそれを止めることが出来なかった周りに対しても怒りしかないですが。
せつねぇなぁ。