【恐怖】既女が語る恐い話【心霊】31

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931です
続き

その部屋は昔から出ると言う噂が勤めていた子達の間にもあり、以前から耳にしていたのですが
私は詳しくは知らなかったので、翌出勤日に古参のお姉さんに事の顛末を話したところ
その部屋を気に入って使っていた元従業員が
付き合っていた男性と別れ話しに行って、覚醒剤のオーバードーズで亡くなったと
(彼女は普段から覚醒剤は常用はしていなかった)
彼女の死後もその部屋は通常に接客場所として使用されていたけれど
急に電気が点いたり消えたり、お湯をバスタブに張って部屋を出て、戻ってみたら観葉植物の葉が浮いていたり
(窓は閉まっているから葉っぱだけがどこからか飛んでくるはずは無い)
で怖くなった女の子達が辞めてしまったりという事から
倉庫として使用する事になったと。
古参のお姉さん達(亡くなった女性と元同僚)は
「彼女は自分の死の真相は覚醒剤中毒じゃなくって、恋人に中毒に見せ掛けて殺されたんだって事を知って欲しかったんじゃないかな?」
「同じ仕事をしている仲間なら分かってくれるって思って」
「私は霊感無いから会えないけれど、会いたいよ」って泣いていました。

他にも亡くなった常連のお客様の気配を感じたり
(なんで亡くなったかはお連れ様が馴染みの女の子に話したので私も知ったんですが)

引っ張った揚げ句、あんまり怖くない長話でごめんなさい。
私は体験して怖かったけどなんだか切ないなとも思いました。
人間の欲が蓄積されている場所っていろんな人の感情が渦巻いていて、
精神を病んで辞めて行く女の子達も多かったです。