就職一方相談
2005-10-26 22:24:40 | 徒然日記
就職活動中の初対面の美大の大学院二年生に、
「あなたに必要なのはポートフォリオの作成じゃなくて美容師だ!!」
と断言する理不尽な30女、それがワタクシでございました。
だってだって、30年も生きてきて
それなりにディレクションもやってればわかるんだもん。
企業が面接の時にどこを見るのかとか、何が必要なのかとか。
就職活動が一年を超え、彼女は、
あきらかにせっぱつまったオーラを背後から醸し出していて、
うつむき加減に猫背で、そして|||-_||| 貞子スタイルだったのだ。
「初対面だけど、ちょっと言ってもいい?」
「あのね、せっぱつまったオーラが出てる。
ポートフォリオ作るよりも、
そんなもん放り出して海に一週間くらい遊びにいってきなよ。」
「前髪が重いから軽くしなよ。めがねはやめてコンタクトで。
髪の毛もほんの少しそめたら?」
「作品は認められてても、人間の印象が悪けりゃダメだよ。
叱られて泣き出すような子じゃ困るの。もっとタフに見えないと。」
「真面目すぎるように見える。もっと馬鹿に見えたほうがいいね。」
そして、彼女は裏原宿のサロンの電話番号をかかえて去っていったのだった。
プチ細木数子になった夜でした。