【日本】国籍法改正案【目覚める】★58

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【重国籍は問題の種】
1.国籍唯一の原則
2.深刻な問題の種(軍治・外交・政治・義務・権利)
3.重国籍者本音:いいとこ取り

1.国籍唯一の原則
国際法上、重国籍は好ましくないという見解はほぼ固まっています。
1930年の国際連盟ハーグ条約では「国籍唯一の原則」が明らかにされており、日本はこれに署名しています。
日本の現行国籍法でも、原則として重国籍はなるべく認めない趣旨と解されています。
自らの意思によらず重国籍となる人が存在するのは事実です。
しかし、重国籍者が増えると国際的にも国内的にも問題が生じるので、条約などにより、諸外国が足並みを揃える必要性が指摘されています。
今の日本の国籍法にはそれを防止する規定があります。しかし、これが見直され、重国籍が認められる方向への動きがあります。
・「重国籍容認私案」11/11
座長:河野太郎議員

2.深刻な問題の種
なぜ重国籍が好ましくないのか?
・複数の国の兵役義務や義務教育に服さなければならない可能性がある
・外交保護権が衝突し国際紛争の原因となる可能性がある
・一定地域に集団で住んでいる場合や、重要な政治ポストに就いた場合の政治的影響力
・複数の国で選挙権、被選挙権を認めることに問題がある
・単国籍の人との間に不公平が生じるなど
典型例はフジモリ大統領のケースです。

参考文献 『国籍法』江川=山田/著 『国際私法講義』溜池良夫/著  ジュリスト790号ほか
参考サイト ttp://www.asahi-net.or.jp/~fv2t-tjmt/daisanjuusandai

3.重国籍者本音:いいとこ取り
-重国籍を求める人たちの言い分-
ttp://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Forest/4037/citizenship/merit-demerit.htm
要は、複数の国で権利を行使したい/どこの国でも不利な扱いを受けたくない
→これはいいとこ取りをしたいということなのでは?(兵役のない国籍はお買い得ですね♪)