皇室御一行様★アンチ編★part1418

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84朝日新聞記事2
「皇室に関わる諸問題、陛下は憂慮」(2/2)  朝日新聞12月12日朝刊

両陛下の願いにじんだ発言

天皇陛下の不整脈や胃腸炎の一因と見られる「ご心痛」(9日の金沢一郎・皇室医務主管の表現)について、羽毛田長官は
1日、「両陛下は深く傷つかれた」との異例の強い表現で所見を述べた。

「私なりの所見」としながらも、皇太子妃雅子さまの適応障害の原因が、皇室そのものや公務の現状にあるとの見方が
出ていることについて「皇室の伝統を受け継がれて、今日の時代の要請に応えて一心に働き続けてこられた両陛下は深く
傷つかれた」と明言した。

雅子さまの公務や祭祀への欠席が続くことに関連して、皇太子さまが求めた「新しい公務」の具体的提案を「今もお待ち
している」とし、両陛下も宮内庁や祭祀担当の掌典職と考え続けていることも明らかにしている。

同長官は今年2月の会見で、皇太子さまが「愛子が両陛下と会う機会を作っていきたい」と発言したにもかかわらず
「回数が増えていない」として「発言なされたからには実行を伴って頂きたい」と苦言を呈していた。

国内外の厳しい時代への天皇としての心労に加え、皇統の将来が不透明な中で、次代を託す皇太子夫妻の現状への「憂慮」は
、もちろん長官の独断の説明ではあるまい。

対策としての公務の削減、皇室典範改正といった表層的な議論に短絡する以前に、苦悩を国民にも皇太子夫妻にも理解して
もらいたいとの両陛下の切羽詰った願いがにじむように思う。(編集委員・岩井克己)