>>161から
「日本国籍」という国籍が持つ信用力は、国際社会においても大変尊ばれており、日本国籍を不法に
取得するための犯罪行為は後をたたず、闇社会において日本国籍が高値で取引されている実態はたび
たび報道されているとおりです。誰を国家の構成員とするかということは、(国民が国民自身で国の
あり方を決定する)主権にかかわる根幹的な問題です。
そもそも婚姻外において、日本国籍を持たない女性との間に子をもうけ、結婚をして家族を築く(=
責任をとる)ことなく、結果として生まれた子の扶養義務を負わずとも「認知だけすればよい」とい
うのは、母子が直面するであろう筆舌に尽くしがたい孤独や社会的苦境を思えば、「極めて身勝手な
行為」だとの認識を持ちます。罪のない子供にしわ寄せがいってしまう、大人の「身勝手な行為」こ
そ、倫理的にも社会的責任としても自制を求められるべきことであるはずです。
この法律改正の契機となった最高裁判決の事例においても、父親とされた日本人男性は所在不明とさ
れており、自らの行為に対して全く責任を負っていません。男女間の問題に付随する顛末を国家に押
し付けた格好になっています。国家に対しても、母子に対しても不公正であり、不誠実です。社会の
公正を信じ日本の良識をかけて、家族を愛し責任をもって家族を守るという人の道・生き方を求めた
いと思います。
「国籍」の持つ意義や、国籍を付与することの要件について、今後とも、世論をなす納税者・有権者
である国民の皆さまとともに向き合い、国家の安寧と国民の幸せを守る立法のあり方について、謹ん
で考えていきたいと思います。
多くの激励、情報をお寄せいただきました全国の皆様、本当にありがとうございました。感謝
12月5日 ありむら治子 拝
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