青森市の業者(ライスボーイとは載っていない)は昨年十月、
青森農政事務所を通じ約270キロの事故米を肥料用に購入し、同事務所立ち会いの下、全量を肥料として適正に使用していたという。
同事務所によると、事故米は昨年8月、県内の飼料工場が政府から購入した米国産のミニマムアクセス米で、
同工場への引き渡し前に発見。荷ほどきの段階でカビの混入が認められたため、同事務所が事故米と認定した。
同事務所はその後の分析でカビ毒の発生がないことを確認し、9月には非食用としての売却を決定。
入札実施を公告したが、買い手が付かなかったため、10月に随意契約で青森市の業者(ライスボーイ)に売り渡した。
事故米は、同事務所職員が立ち会い、買い取られたその日のうちに、業者(ライスボーイ)の自家用の畑の肥料として全量散布されたという。
8日の一斉点検では、同事務所の職員2人がこの会社を訪問。
「事故米が目的通りに使用されたことを、口頭や帳簿で再度確認した」としている。
取材に対し青森市の業者(ライスボーイ)は「事故米は職員立ち会いの下でコメぬかと混ぜ、肥料として自分の畑に散布した。
もちろん販売はしてないし、三笠フーズとの取引もない」と困惑ぎみにはなしていた。 東奥日報
事故米とは
基準値を超える残留農薬が検出されたり、カビがあったりして食用にできないコメ。
【のりの原料など工業用に用途を限定して】国が民間業者に販売する。
価格は1キロ当たり10円以下で、国内産の主食用と比べると20分の1以下。
米菓など食品加工用の輸入米と比べても10分の1以下と安い。
取引量は年によって変動が大きく、過去5年間では多い年で約2800トン、少ない年で約200トンが売買された。
http://www.nishinippon.co.jp/wordbox/display/5980/ 【のりの原料など工業用に用途を限定して】