>>141 意外と危機的な状況にある企業の内部は波風立っていないもんです。
パターンA
零細企業をのぞけば、どのような業種でも「経営」に関与しているのは
少人数のトップです。さらに毎日の場合は「社長」はたしか新聞人であるはず。
これまでの「経営」も年度ごとのパターンを踏んでゆけばいいだけ。
「危機的な状況かどうか」を見分ける能力もない。
実際、倒産しても「やめるだけ」で、自己資産をつぎ込むわけじゃない経営者。
「背任罪」なんて予想もしてない。
実例をいくつか知ってるけど、出版、マスコミ系はあっさりカンタンに倒産するよ。
実はトップは次のBのようなゴタゴタをやるより、あっさり倒産、解散を望むことが
多いんだ。
パターンB
一般企業に多いが、経営状況の悪化は「極秘事項」。なぜなら、噂だけで、取引が
とまってしまうから。毎日新聞の場合、読者なんてどうでもよくてどうせ、スポンサー様
だけが、大事なんだろうが、スポンサーにしても「突然倒産されて広告企画がストップ
したら…」とか、紙屋さんから「突然〜支払いがなかったら」と思われるとまずい。
しかし、もっとも恐ろしいのはそういう噂が大きくなって「銀行が貸し渋る」こと。
今回の事件で毎日は確実に減収しているわけで、これを補うにはなんらかの新しい
ビジネスモデルを立ち上げることが必要になってくるが、そういうときの資金に困るのが
一番痛い。企業は常に成長してゆかなければならない宿命だからね。
だから、危ない企業のトップはみんなそれを「黙っている」わけ。
パターンC
上のABはいずれも一般企業の話。言論機関は「正しい情報」「社会正義」ときちんと
伝えていれば、読者が支持してくれるし、部数が伸びれば広告もつく。だから動じない。
ちなみに毎日はこのパターンに該当しないからAかBだろうね。