新聞業界はすでに大手新聞の時代は終了している
そのことは都道府県別の状況を見ると良く分かる
http://facta.co.jp/article/200707008.html 各紙の都道府県別TOPシェアを取っている数;
朝日 1 奈良
毎日 0
読売 9 茨城、埼玉、千葉、東京、神奈川、滋賀、大阪、和歌山、山口
日経 0
産経 0
地方紙 37 上記以外の全て
都市部で読売が善戦しているものの、地方では地方紙の驚くべき善戦が目立つ
百貨店が凋落しているように、新聞もすでに専門店の時代になっている
地方紙は高い危機意識を持ち、より地域密着することで生き残りを成功させていると言える
今回問題を起こしている毎日に注目すると、大手というには大きな疑問符が付く
わが国最古の歴史を誇る日刊紙だが、首位の県はすでになく、2位もいまや奈良だけ
3位6県、4位26県、5位13県、6位1県と、地域4番手、5番手にまで後退している
かつては格下だった日経に東京、神奈川、愛知の三つの大都市圏で3位の座を奪われ、新潟、静岡、広島、鹿児島といった有力県でも「4位日経、5位毎日」と逆転されている
驚くべき惨状は北陸3県のシェアだ 富山は0・5%、石川0.6%、福井1.5%と、いずれも完全に存在感を喪失 部数も4,000に届かずミニコミ紙レベルになっている
こうして見ると、パイが縮小している中で次に退場となるのは 毎日 であることが良く分かる
そのことを十分承知していた毎日は、常軌を逸する手段まで使って 毎日.jp を伸ばそうとしたのであろう
しかし結果的にそのことが自らの死期を早めることとなったのは皮肉である