■皇太子夫妻が南米訪問
http://www.geocities.jp/showahistory/history05/topics42b.html 昭和42年5/9午後4時、皇太子夫妻は南米3ヶ国訪問へ向け、羽田空港を日航ばんだい号で出発した。
これに先立つ午後3時、浩宮は東宮御所で夫妻の出発を見送り、弟の礼宮は「いっちゃいや」「ママー」と
号泣した。
5/11午後3時(日本時間午前5時)、皇太子夫妻はペルーのリマのホルヘチャペス空港に到着、5000人の
日系人とベラランデ大統領が出迎え、オープンカーでリマ市をパレード、絶大な人気を集めた。
5/14午前10時、学習院初等科2年だった浩宮は浜尾東宮侍従と日本橋高島屋を訪れ、初めてのデパート
体験。一般の買物客と一緒に見て回り、1060円のロボット、プラスチックの物差し、怪獣図鑑を購入した。
浩宮は「ペギラ、ガメラ」などとつぶやき、怪獣に造詣が深い様子であった。さらに弟の礼宮へ、270円のブリキの
蒸気機関車をお土産に買うという、子供らしからぬ気遣いぶりを見せ、1時間で帰宅した。
5/15午前9時49分(日本時間午後11時49分)、皇太子夫妻はアルゼンチンのブエノスアイレスのエサイサ
空港に到着、そこから大統領機でアエロ・パルケ空港に向かい、カルロス・オンガニア大統領の出迎えを受けた。
アルゼンチンは熱狂的な歓迎はなく、皇太子夫妻は午後3時30分(日本時間5/16午前4時30分)にプラザホテルに
入った。