小和田 国際問題研究所 遺棄化学兵器処理 の件はだいぶ前から「正論」誌上に数回出ていた。
チャンネル桜でも渡部昇一氏の番組はじめ何度かこの問題が取り上げられ、小和田の名前も
出ていて相当な利権を得ていると聞いていた。
私はその当時、東宮問題を国民が声高に叫ぶ事は御皇室の価値を下げ左翼勢力の利益になると思い
ここもたまにのぞく程度でその情報を書き込む事はしなかったが、西尾幹二氏の論文で保守も
行動を起こす時期が来ていると悟った。
「正論」の2007年6月号、岡村青氏の「中国遺棄化学兵器ビジネスに群がる日本企業」
かなり踏み込んで国際問題研究所がこの事業で利権を得ていたか詳しい数字入りの記事
小和田理事長の時代にどれだけの契約がなされたかも書いてある。
国際問題研究所は唯一の処理事業機関として内閣府と随意契約(競合入札無しの法外な言値)
を交わし、その業務を国内企業に振り分ける仲介権を持っていた。
内閣府からはその委託費を貰い、受注した日本企業とも癒着関係にある。
これは極めて不透明な金の流れであり、この事業に05年までの7年間だけで約480億円、最終的に
数千億の血税が消えるという。
「正論」2007年11月号岡村青氏「闇の中に国民の血税が消えていく」
ここではPCIの設立の詳しい経緯や事業内容、随意契約による法外な額の契約の数々
「正論」2008年4月号に同じく岡村青氏「処理事業 不正請求の手口を暴く」
ここではPCIが全額出資し国際問題研究所から一切の業務を引き継いだ遺棄化学兵器処理機構はじめ
系列会社に殆ど携わった荒木民生元社長の不正経理や水増し請求などの手口を紹介
荒木氏は特別背任容疑で特捜部のガサ入れを受けている。
恐らく例の人物も捜査線上にあがっているのではと私は推測している。
記事の詳しい内容に興味がある人は図書館で「正論」の該当号を読んでみて下さい。
ちなみに岡村青氏の平成16年の論文はここで
ttp://www.sankei.co.jp/seiron/koukoku/2004/0401/ronbun3-1.html