483 :
可愛い奥様:
なんだ、●●印の投稿はひとつもないのか。面倒な返事を書かなくて済むからよかった。
最後に、瀬尾語録について新聞に載った分だけ、コメントしておきましょう。
>永山事件の死者は4人。対してこの事件は1.5人だ
>(まったくの個人的意見だが赤ん坊はちょっとしたことですぐ死んでしまうので、傷害致死の可能性は捨てきれないと思っている)。
子供への傷害致死の可能性が捨てきれないからこそ、殺人による死者の数を
子供について0.5人とカウントした。
0とも1とも断言出来ないからその中間の0.5としたということで問題なし。
>差し戻した最高裁の判事の妻は、おそらく専業主婦で、TVばっかり見ていたため洗脳され、夫の仕事にも影響したのだろう
>(判事の判断は、思いのほか被告の外見とか、外野のヤジとかにかなり影響される、という実証研究がある)。
女は裁判官の前で泣けば有利な判決がもらえる。というのは弁護士なら誰でも知ってる有名な話。
そもそも、法律というのは、最初に結論があって理由というは結論をもっともらしくするため
後から付け加えるものだ、というのは川島武宜という有名な民法学者の「科学としての法律学」
というこれまた有名な本に書いてあることで、じゃ、その結論はどうやって決めかと言えば、
法律家は「価値判断」だと言いますが、その価値判断を決める基準は実は何もない(だから、
川島先生はこの価値判断を法社会学的なものにしようとして本を書いたのです・・・)ので、
外野や奥様の意見に左右されも不思議ではないです。だから正鵠を得てます。
>いずれにしても、元少年が殺されれば、報復が果せた遺族はさっぱり幸せな思いに浸るに違いない。
>自分の血を吸った蚊をパチンとたたき殺したときみたいにね。それだけは喜んであげたい。
本村氏というのは、根っからの「応報刑論者」ですから、さっぱり幸せな思いに浸ったのは
間違いないでしょう。
ただ、本村氏は最後の記者会見で、「妻、子供が死んだことも、元少年が死刑に
なることも社会的損失だ」と言いました。死刑にすることが社会的損失であると
言ったのは、カントの応報刑論を批判したベッカリーアですから、これはちょっと
びっくりしましたね。
それではおやすみなさい。