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文春・新潮4:
文春
■問題は皇太子の言葉の軽さ
皇太子の言葉については、以前から周囲も心配していたようだ。一昨年、羽毛田長官は
皇太子と雅子さまの公務分担について提案し、こんな発言をしている。
「国民の受け止め方として、なされるべきことがなされていないというプレッシャーのような
議論も出かねない」
この長官発言の真意を前出・皇室関係者が解説する
「04年に皇太子が誕生日会見で『これまでの公務を整理し、時代に即した新しい公務ができれば』
と強く発言されたのですが、雅子さまのご病気もあり、いっこうに具体化しなかった。
国民にとっては、“会見での発言は何だったのか”となりかねない。
それで羽毛田長官が“公務分担”という助け舟を出したのです。
ところが、翌日の記者会見で野村東宮大夫はあっさり『仕分けは難しい』と話し
皇太子も翌07年の会見で『公務の分担の話は、雅子が回復してからの話』だと結論づけたのです。
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文春・新潮5:2008/02/21(木) 02:59:25 ID:PuDSzEIr0
私的な部分での皇太子の言葉への落胆もあった。
■いったことは必ず実行する
「陛下が前立腺癌の治療を決意され、発表前に殿下と直接お話しされたいと
宮殿行事の際にお伝えになったそうです。殿下は『伺います』とおっしゃったのに
一向に参内されなかった。そうしているうちに発表となってしまったのです」(同前)
■言ったことは必ず実行する
陛下は皇太子時代にこう話されたことがある。
「いったことは必ず実行する。実行しないことを言うのはきらいです」(昭和三十九年、三十一歳の誕生日会見で)
宮内庁関係者が振り返る
「紀宮さまがまだ小さい頃、朝早く、陛下(当時の皇太子)のために朝刊を取ってきて
陛下がよみやすいように机においておくというお役目がありました。
でも紀宮さまは遅れられることも多く、しょっちゅう陛下に注意されていた。
それで、いつか陛下が『もうしなくてよろしい』とピシャッと仰った。
当時から、口にした約束は必ず守るということを厳しく教育されてきたのです。
陛下は本当にできることしか言わないし、口にしたら必ずおやりになる。
そこに天皇派かくあるべき、というお考えがあると思います。」
今回、羽毛田長官は「ご自分の言葉を大切にしていただきたい」という旨を
何度も繰り返したが、そこには陛下の切なる思いが繁栄されていたに違いない。
皇太子は自身の誕生日会見で「なぜ」言ったことができなかったのかを
どんな言葉で説明されるのか、注目すべきはここでしょう。