小和田雅子と小和田一家の悪行について書き込むスレ

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29可愛い奥様
噂の真相 一九九四年九月号
タレント文化人筆刃両断!     佐高 信

第59回   小和田 恒
 
 中山ゴンの父親や吉本ばななの父親など出たがる父親流行である。こうした父親
と国連大使の小和田恒を一緒にしたら、小和田も吉本隆明も怒るだろうが、雅子の
父親が、出たがる、もしくは出過ぎる国連大使であることは確かである。
 六月八日、国連のある会議で、彼は「わが国は、安全保障理事会の常任理事国
として、世界の安全と安定のため、なしうる限りの責任を果たしていきたい」と発言し
た。現在のままの状況で常任理事国になることは、PKOどころか、PKFまで含めた軍
事貢献を迫られることであり、軍事大国への道をまっしぐらに突き進むことになる。小
和田が外務省の意を受けて勝手にこの出過ぎた発言をした後、なりたがり派の羽田
内閣が倒れ、慎重派の村山内閣が誕生して一応のブレーキがかかったが、外務官僚
たちは、慎重派の宮沢元首相や新党さきがけの田中秀征に対して、これまで、こんな
非難を浴びせてきた。
 まず、石橋湛山流の小日本主義の立場に立って、大国の責任という大日本主義に抵
抗する田中を、「あの人の主張は国際社会では通用しない」と切り捨て、宮沢について
は、「戦前の体験をいつまでも引きずり、日本が小国だった時代の感覚にとらわれてい
る」と批判したが、外務官僚たちは、戦前の、日本が大国と錯覚して犯したあやまちをま
ったく反省していない。外務官僚の眼からは、「普通の国」(つまりは特上とか上とかの
ランクのある丼物風に言えば、並みの国)になれという小沢一郎が、国際社会で通用す
る政治家なのだろう。
30可愛い奥様:2007/08/11(土) 19:39:03 ID:i2XS/CIb0
噂の真相 一九九四年九月号
タレント文化人筆刃両断!     佐高 信

第59回   小和田 恒

 しかし私は、小沢より、「結局、外務省は軍事力をバックに外交のできる国になり
たいんだと思う。それで、危ないと言っている。(第一次、第二次世界大戦の)ドイツ
のように二度間違えるなよ」と反論する宮沢のほうが、ずっと信頼できる。小沢と宮
沢を比較して、どちらが国際通かは明らかではないか。
 雅子の父親でなければ小和田恒は現在の地位を得られたかどうか疑問があると
も言われているらしいが、少なくとも彼が、戦後の日本より戦前の大日本に親近感
を抱いていることは、戦前からの右翼的思想家、安岡正篤の弟子だったことからも
わかる。終戦の詔勅に手を入れたとか、吉田茂や佐藤栄作、あるいは福田赳夫等、
歴代首相の指南番だったとかいわれる安岡は「ルソーは確かに天才であったが、意
志薄弱な性的変態者であり、マルクスは利己主義者で弟は低脳であった」など、極
端な右翼的反共思想を展開した。また、ヒットラー全盛時代のドイツを旅行して、向こ
うはヒットラーを神聖化するのに苦労しているのに、日本は黙っていても皇室を尊重す
る、と“御真影”まで拝ませたことなど忘れたような主張をした。防衛庁の佐々淳行ら、
各省の幹部官僚と共に、小和田恒はこの安岡の教えを受けていたのである。皇太子
妃の父親として彼の発言が変に否定し難い力を持つことを私は恐れる。ワイドショー
に登場するタレントの父親としてだけ扱われるなら私の関知するところではないが……