楽天で賞味期限1ヵ月半前のジャムを販売し逆ギレ

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ジャムオークションについて (2006/10/13 10:18)
今回ジャムのオーックション1500個出品いたしまして、皆様多数の入札いただきました。
落札いただいた配送件数が154件となりました。単純に平均すると各１０個当たりかと思
います。その中で賞味期限の問い合わせが４件、「１ヶ月半しかもたないのは大丈夫か」
「１ヶ月半しかもたないのでショック」そういう意見でした。おいしい！こんな食べ方！
というよい意見の反面、ナーバスに賞味期限〜とそれだけにこだわってしまった方もおら
れ、店としては味にこだわってほしいなという願いもむなしく、せっかく大量にだしたオ
ークションがいやなものになってしまいました。（喜んでいただいた方には申し訳ないの
ですが）ジャムの賞味期限というのは、製造工程できまります。ビンの洗浄→殺菌→原材
材料の加熱→高温充填→殺菌→冷却、そのような安定した製造工程が瓶詰めのジャムの工
の工程のながれです。これにより微生物の被害はありません。

しかし化学的な変化である色や香りかたさの変化、離水はおこっていきます。ジャムの原
料は果実です。それを日持ちさせるために、砂糖を使ってコンフィチュール（フランスの
ジャム）ができあがったのが１４世紀です。つまり砂糖が日持ちをさせているのですね。
リコレナチュラルのジャムは砂糖を使っていない、製造工程は安定していても砂糖をつか
わない、でも糖度は果糖を使っているので３５％〜４０％にジャムになっているのですが
、国際食品規格では６５度以上の製品をジャムと認めていて、リコレのジャムは（ブレザ
ーブスタイル）という部類にはいります。近年本当に６５度以上のジャムは健康を考えて
誰も食べません。日本ジャム工業組合によると瓶詰めのジャムの低糖度（４５％〜５５％
）で１年半、高糖度（６５％以上）で２年以内といっています。リコレナチュラルのジャ
ムがどこにはいるか、微生物の菌検査はクリア、後は糖度というところで、６ヶ月という
賞味期限をつけました。

当然蓋をあけて室温で保存の実験は１ヶ月でかびが発生という結
果です。なま物を瓶詰め・糖度により保存できるようにしましたが、あけてしまうと当然
それは生ものです。あけていてもなかなか腐らない、保存期間が低糖度にもかかわらず長
いというのは保存料・添加物が入っているためと考えられます。６ヶ月という、その期間
は品質許容限界の1/３を設定したわけです。香り、味の化学的な変化は６ヶ月と考えた訳
で、その期間であれば美味しい状態が続くと考え、なまものを６ヶ月もたせるということ
でした。１ヶ月半しかないという考えより、まだ１ヶ月半ももつのかというのがこちらの
考えでした。ジャムの製造は多数の会社、個人がやっています。賞味期限のながいものが
便利な時代から品質のよい、安全なものに人は目がいくような時代となってきました。過
去、日持ち＝保存料から、日持ちがしなくてもいいから本物志向をめざした消費者がでて
きました。それが今主流となってきていると、当社は健康に良い食品生産をめざしてネッ
ト販売にすすんだわけで、今回４件（３件の方はわかったいただいたのですが）ご意見で
賞味期限内の食品をその日にちだけにこだわらないで、食べていただきたいと思っている
のです。なまの果実だけで低糖度につくった自然食を、保存期間の短いジャムをかえって
極わずかな商品として扱っていただきたいのです。