秋篠宮様・紀子様と親王様・内親王様大好きスレ第4章
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可愛い奥様:
初等科の思い出
オーストリー在 川嶋紀子
四年生で入学してから、五年生の二学期に特別休学するまでの
短かい間でしたが、私の初等科生活にはいろいろと楽しい想い出が
あります。
なかでも五年生の春に三クラスそろって八幡平へ旅行した時に、
経験したおもちつきは特に印象深く心に残っています。
私達が八幡平に訪ねている間ずっとよいお天気にめぐまれ、
翌日は松尾校舎にさよならをしなければならない三日目の日も、
青い空は、大きく広がっていました。この日の午後、先生も生徒も
全員でおもちつきをしました。校庭にうすをすえ、中に白いゆげが
ぼうぼうとでるふかしたばかりのもちごめが入れられました。
うすのとなりには水の入ったおけがおかれました。
まず、東組のお友達がうすの回りを囲み、いい音でつきはじめました。
自分達の部屋で西組の番がくるのを待つ間、私はペッタン、ペッタンと
おもちのつかれる音を、空を見上げながら聞きました。小さな音でも
大きい音でも力のこもっている感じがしました。
長い間ようやく待って、西組の女子の番がきました。
名ぼ順にならびおもちをつき、私の番がとうとうきてしまいました。
うすの所まで行くとお手伝いをして下さるおば様が、タライの水を
手の上にのせうすの中のおもちにつけて下さいました。
きねを持ち上げると思ったより重く、前についていた友達が軽そうに
持ち上げていたきねとちがう気がしました。私は四回うちましたが、
うつたびにきねがいきおいよくはね返ってくるような気がしました。
やわらかいにおいもプーンと感じました。
夕食後のデザートはおもちでした。あんこや大根おろしをつけて
いただきました。みんなで力を合わせた味がしみこんでおり、
口の中がホカホカでした。私にとっては生まれて初めてのおもちつきで、
それまでいただいた中で最高のおもちでした。