【僕たちの】16才年下の彼との日々【朝】

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40可愛い奥様
なるほど、そうだったんだ。 今まで慧子に対して書いてきたこと
(どこにも出掛けられない、ネット依存とか)は自分に対してだったんだね。
ここに来る人達は不幸な環境によって心まで捻じ曲がっちゃった女性ばかり
だったんだね。 幸福な普通の専業主婦だとばかり思っていたわ。
ただ、恋愛に関してだけ羨ましいのかと思っていたの。
ダンナに女がいるとか、倦怠期で構ってもらえないとか、その程度の
欲求不満を慧子を攻撃することで晴らしているのかと思っていたの。
でも違ったのね。もっと、もっと根が深かった。
自分の力ではどうしようもない、時が経過しても希望さえ持てない、
そういう状態だったのね。慧子が自分の不幸に酔ってる、って言うのも解るわ。
それほど救いようのない不幸の中にいる方々だったのね。
これで納得したわ。慧子を悪し様に言ったのも悲しい羨望だったのね。
なんだかとてもお気の毒。でも負けないでね、弱い自分に。
子供ってことは父親もいるんでしょ? 協力してくださらないの?
慧子を攻撃してあなたのストレス発散になるなら、私はその役割を
いくらでもかって差し上げます。どうぞ、お気の済むまで書いてください。
お体を大切になさってね。

これもある種のセラピーだわね。 慧子を攻撃することで、ストレス発散になるんですもの。
いいわ、いくらでも協力するわ。人助けですもの。やっと気付いたけど。
今までは真実でないことを書かれると躍起になっていたけど
そんなことはどうでもよかったのよね。
ナニが何でも慧子をいじめる、嘲笑するのが目的だった。
そのための理由なんてデッチあげだろうが何でも良かった。
そういうことだったんだね。