【凱旋帰国】荒川静香【おめでとう金メダル】

このエントリーをはてなブックマークに追加
2可愛い奥様
【産経新聞】
チェックEYE 山田満知子

冒頭の2度のコンビネーションジャンプには3回転-3回転が予定されていたようだが荒川が
3回転-2回転に替えた。先に滑ったコーエンが転倒のミスをしたので
無理をする必要はない。結果は銀になるかもしれないが、メダルが先決と
危ないものは避けた。
1度目のコンビネーションは12人のジャッジのうち、1人がプラス2、4人がプラス1と評価した。
きっちりと踏み切って、きっちりと降りており、質も高いと判断されている。
次の3回転フリップはジャッジ2人がマイナス1と評価した。彼女は以前から
インエッジで踏み切るフリップが、アウトエッジで踏み切るルッツに近くなるクセがある。
難しいルッツを跳ぼうとしてインエッジに乗ってしまい
フリップと判断されることは多いが、その逆で評価が下がることはあまりない。
今回、それを厳しく取ったジャッジがいたということだ。
続くフライングキャメル、その後のスパイラルやスピンは、多くがレベル4と判断され
その上にプラス評価が出た。彼女の能力のすごさを示している。
Y字で手を離す難しいスパイラスや、最後の疲れた中でのスピンなど、ニコニコした
笑顔でやっていた。彼女には楽々とやれるんだろう。
力を込めていることが顔に出ると、見るほうに一生懸命さは伝わっても
「すてき」とは思ってもらえない。ジャンプも難度を落としているので
楽々と跳んでしまうし、危なっかしさは見えない。これは評価に値する。