一行リレー小説＠鬼女

幸楽はステテコﾊﾟｰﾁｰの真っ最中。マギー一族の演芸ショーで大盛り上がりだった。

そんな幸楽に、「私も芸を披露させてください」と江戸家子猫とまねき猫が現れた。

熱心にたのむ子猫たちの熱意にほだされ
マツケンが腰をフリフリ、サンバを教えてやった。

熱意はあったがサンバは見るに耐えない出来だったため罰として三味線にされてしまった江戸家子猫とまねき猫。

肉はスープの出汁にされた。

そこにズンイチが現れ「やや、こりはウマー！」とスープを一気飲みして

ズンイチは突然、気を失ってしまった。

しかしけたたましい携帯呼び出し音に目を覚ましたズンイチ

「早いとこ話をまとめないと…」焦るズンイチに、暖簾の奥からスガ子が同じ様な話を延々続けられる呪文を

唱えようとした矢先、「OK牧場！」ガッツのパンチを喰らい倒れ込んだ。

するとズンイチの携帯から「ｲｲ!ニュースとﾜﾙｲ!ニュースがある。どっちからききたい？」と言う声が

ｽﾞﾝｲﾁ争いに妻の清香と元愛人みちよに加え、いきつけのおかまﾊﾞｰに勤めるﾆｭｰﾊｰﾌの絹子も参戦した。

そして夜が明けた。小鳥のさえずる爽やかな朝の目覚め。美香子は柔らかなベットに包まれ
琥珀色のダージリンで喉を潤した。

そして、ｽﾞﾝｲﾁとの別れを決意した筈なのに、ステテコﾊﾟｰﾁｰに浮かれて何もしていなかった事に気付いた。

「さようなら、ズンイチ先生…」美香子は部屋にこう書いた置き手紙を残して、姿を消した。

ズンイチはよだれを垂らしながら置手紙を握りしめ、すでに恍惚の世界に足を踏み入れていた。

そして自分がかつて医師であったことに思い当ったズンイチは、献体をしなくては…と大学病院に向かった。

病院についたが、入り口のガードマンに追い返された。そういえば、病院に既に籍もなかったっけ・・・その足でｽﾞﾝｲﾁは

最初に美香子を連れ込んだホテルの、もみじの間に予約を入れたつもりが、かえでの間に

かえでの間で待っていたのは、絹子だった。

「美香子ォ〜〜〜〜待っていてくれたんだな!!」と思いきり人違いをしたまま先生は絹子にﾀｯｸﾙした。

そして、そのまま倒れこんだ。脳の血管が切れたのだった。ズンイチ先生はそのまま帰らぬ人となり・・・

絹子はマスコミ各社に声明文をFAXした。

突然の訃報を聞き足元から崩れ落ちる美香子。あの人は杏仁豆腐が好きだったわ・・

急いでｽｰﾊﾟｰに駆け込みﾏﾝｺﾞｰﾌﾟﾘﾝを手にする美香子だった。

ズンイチ先生のお葬式に参列したものの美香子は喪服がなく、赤い服のままだった。

それではまずいだろう。美香子は考え、何でもいいから黒い服と思い、ヨーカドーへ駆け込んだ。

婦人服売り場には、８割引きと書いてある黒い水着があった。美香子は喪服の代わりにその水着を着た。

そんなｽﾞﾝｲﾁの異変に気付いた川島なおみが
119番をしようとした時に事態は急変した…

>>924
スレタイ嫁

ズンイチは生き返った

美香子はヨーカドー玩具売場から大至急「へ〜ボタン｣を沢山買って皆に配り、ズンイチの周りで叩いた。

ズンイチは勢いよく、黒い棺おけを片足キックで蹴破り外へ飛び出した。

「殺す気かああああああああああああああああああ」怒り狂うズンイチ。

心臓発作がおきて、今度こそ本当にズンイチは死んだ。

目の前には三途の川と花畑が。迎えに来たのは

「ま、雅子・・・・！！」

「こないでっ」和泉雅子が力いっぱい押した。すると、その瞬間ズンイチの目が覚めた。

そこへ運悪く、蹴り飛ばしたはずの棺桶のふたが落ち、ズンイチの右目に深々と突き刺さる。

「嗚呼・・・もうこれでイッカンノ終わりだ・・・」
ズンイチのその顔は安らかに眠っているようだった。

突然ふすまが開き、半裸の藤田朋子とアラーキーが写真集の撮影のために乱入してきて

ぱちっと目を開けたｽﾞﾝｲﾁ先生の頭に、突如次回作の構想がひらめいた！！

「遠野だ…。そして、エロだ」とズンイチはつぶやくと、愛用のペンで

棺桶の蓋の裏に書き始めた。

その横では、アラーキーが藤田朋子を犯していた。

「まっかーとにー様と言語がﾁｶﾞｰｳ!!」そう叫ぶ朋子にズンイチは激しいエロを感じながらも

出棺の時間となった。

棺は運ばれた。運搬する途中誰かがつまづき、ふたがあいた。なんと！中から元気いっぱいのズンイチ先生が！！！周り中でへーボタンが叩かれた。

謎の人物がやって来て、ズンイチに飲み物を差し出した。毒入りとも知らず一気に飲み干すズンイチ‥

顔色がみるみる黄色くなり、そのまま裸足で駆け出した。