560 :
13@暇なのか その5:
私の興味はいつしか「いったいアトピーってなんだ? その原因は
どこにあるのだ?」ということに移っていきました。なぜうちの
娘はアトピーになったのか。体質なのか。遺伝的なものなのか。
それとも私の育児に問題があったのか。
自分なりに勉強していくうちに、いくつかの反省点が見えてきました。
もちろん、これは仮説であって、アトピーになった本当の理由が
何なのかはわかりません。あくまで仮説として聞いてください。
1つに、私は離乳食を急ぎすぎたと思います。私のなかでは
子どもといっしょに早く食事をしたい。子どもと食事を楽しみたい、
という気持ちがありました。いつまでもミルクを飲んでいる
赤ちゃんにしておきたくない。早く離乳させる方がかっこいい、
みたいな発想です。
561 :
13@暇なのか その5:02/12/16 03:54 ID:6AM0/6nx
それはとても多くのお母さんにあるのではないでしょうか。
育児雑誌にも離乳食の特集が載っているし、スーパーにはたくさんの
レトルト離乳食が売られている。私は育児中、常に目新しいことを
していたいような気分でした。ミルクだけじゃなくて、アルカリ
イオン飲料とか、みかんジュースとか与えたくてたまりませんでした。
ほかの子が離乳の準備を始めると、そうか!とばかりに私も
離乳の準備を始めました。子どもも新しい味に出会った方が楽しい
だろうと思っていました。食べる喜びを教えたかった。
しかし、その発想はまちがいだったみたいです。子どもの離乳を
急ぐあまり、子どものからだの準備ができていないのに食物を
与えてしまった。そのことで子どもはその食物アレルギーに
なってしまうことがあるのだそうです。子どもは生後1年くらいは
ミルクが主な栄養源でもよく、大人の人間と比べるとからだの
仕組みが未熟です。特に生えびなどは、早く与えすぎると子どもの
からだにとてもよくない影響を与える可能性のあることを知りました。
562 :
可愛い奥様:02/12/16 04:01 ID:p92lVI/g
間
563 :
13@暇なのか その7:02/12/16 04:02 ID:6AM0/6nx
ほかのお母さんたちと競うようにして、離乳食を与えてしまったこと、
ものすごく反省しました。と言っても、もう後の祭りなのですが。
それから、おしゃぶり。私はおしゃぶりというものがキライでした。
なんだかカッコ悪いなあと思っていたのです。だからおしゃぶりも、
なるべく早めに取り上げました。要するに、私は娘に早く赤ちゃんから
幼児になってもらいたかったんですね。本当に傲慢だったと思います。
おしゃぶりをしゃぶらせる理由は、子どもの精神面の安定のため
だと思っていました。
ですが、おしゃぶりは、子どものあごを鍛えて、さらに口を
閉じさせておくことで鼻で呼吸することを覚え込ませる、という
役割もあったのです。大人でも子どもでも、鼻で呼吸したほうが
病気になりません。口を開きっぱなしにして呼吸をしていると、
口の中が乾燥して口の中でいろんな菌が繁殖しやすくなります。
それがさまざまな病気の原因になったりするのです。
564 :
13@暇なのか その8:02/12/16 04:03 ID:6AM0/6nx
鼻で呼吸することによって、空気中のチリなどを鼻が濾過します。
でも口で呼吸していると悪い物質もそのまま肺に入ってしまって
とても健康に悪いし、ぜんそくの原因のひとつになったりする
らしいのです。
娘はよくテレビを見ながら口を開けていました。寝るときも
口を開けて口で呼吸していました。そのくせを直して口を閉じさせて
鼻で呼吸するように習慣づけたら、扁桃腺を腫らすかぜをひかなく
なりました。
赤ちゃんから幼児になっていく過程は本当に大切だな、と
いまごろになってつくづく思うのです。
参考文献:『内臓が生みだす心』西原克成著(NHKブックス)