神秘主義的映画のスレ

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190たぶん、悪魔が
出張から帰りました。どれどれとスレを見てみると、えっ!こんなにたくさん。

きちんとした補足になるかどうか?「イタリア旅行」に関して、風景がまずしい、無意味である
という発言をしました。そのことに関して、とくにポンペイの発掘のシーンをどう見るかという
流れでよいでしょうか。

177で書いた私のつまづきの最初が、このポンペイのシ−ンなんです。ドラマチックなんだが、納得できない。
でもなぜか、ひっかかってしまう。(くどいですがロッセリーニは好きだが語りにくい)
それは、自分が整合性なり、スムーズさをロッセリーニの映画の中に無意識のうちに
求めていただけではないか、ということに気づかされたのが今回見た感想なんです。(ビデオであれ)

風景は無意味というのは、ジョイス夫人の行動や心理の動きを理解する上で風景とシンクロ
させたりせずに見ていくほうが、彼女の心つまり、激情や孤独(少し恥ずかしいフレーズ)を
理解できるように思えるからです。そういうスムーズさを拒否するような姿勢から、
ロセリニは映画をつくっているし、そうした姿勢からブレヒトと書きました。(混乱させて
しまったのなら、私の表現のまずさです)

165さんにお尋ねしたいのですが、ネオ・リアリスモって、歴史的な背景をもった用語でもありますよね。
私はこの「旅行」を見直して、リアリスモという理念に納得してしまったのですが、
この「旅行」にもネオって必要とお考えですか。(また、未熟な文で失礼)