★千と千尋の神隠し 其の16☆

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217宮駿崎
いやね、あなた方のような、既にあらゆる可能性を失った人間に対しては、
もはや、何ら注文を付けるつもりなんて無いんですよ!

だってそうでしょ?
この国の若者の多くは、ウルトラマンの第何話に何星人が出てるなんて言う、
全く持って価値の無いことを懸命に覚えて悦に入っている。
そんな人たちに向かって、どんなに説教をしたところで、
それに意味なんてないですよ!

ただね、それ以前の、まだ可能性を失っていない子供達に向けて
映画を作ることになら、僕はまだ多少の意味があると信じていますし、その子達にとって、可能な限り良い作品を贈れるように、
出来る限りの努力はしているつもりです。

それでも、その作品を子供達が毎日毎日100回とか200回とか、
見ているなんて事を、うれしそうに親から報告されたって、
僕はちっともうれしくなんか無いですよ!

つまり、僕が言いたいのは、
子供達に関しては、年に1回くらい見てくれるだけにして欲しいけど
大人の人たちに関しては、見たければ好きなだけどうぞって事です。
もはやどん底まで落ちた人が、そこから更に落ちようと、
僕には全く興味がありません。