ロベール・ブレッソンって

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>>110
私はたまたま光が当たった。と言う事だと思います。そしてそれが
感動的だったと。でもえぐいじゃないですか。神の恩恵でない光が、
しかも素晴らしい光が神を抜きにして何も考えることの出来なかった
主人公の体に注ぐというのは。そして我々観客も、それがただの
光だから感動できるシーンになってるんじゃないでしょうか?

これはタルコフスキーが言ってたんですが、
ベルイマンの映画には許される瞬間が訪れるが、
それは一瞬の幻想として処理されているとか何とか言ってました。
私はベルイマン自身はタルコフスキーが言ったような方法を
取ってるのだと思います。

たぶん、一度キリスト教の良心の呵責を覚えた人は、いくら吹っ切れた
宣言したとしても、心の底に残ってるんではないでしょうか?
だから幻想と言う形にして表現しているのではないかと。
(いやむしろ私はその心の奥に残ってる良心の呵責は
ベルイマンの外しがたい魅力だと思っているのですが。)

いや私もブレッソンってスレ上げた直後、ヨーロッパ神秘主義映画スレ
とか言う名前にしてれば良かったなとか思いました。